概要
男性向けであり、ハーレム作品、あるいは、魅力的な美少女、美女を攻略する作品、あるいは美少女、美女を様子を傍観する作品であることが多い。対義語は「乙女ゲーム」(「ガールズゲーム」ともカテゴリが別である)。
「メンズゲーじゃないのか」と呼ばれない理由は、多くの男主人公が没個性で、「自己投影用のアイコン」「女性キャラを攻略するアイコン」以外に役割を持たない為、あるいは、硬派ゲーム、BLゲームと混同させない為であろう。また、複数の主人公がいるギャルゲーも存在する。
「ギャルゲー」はしばしば「エロゲー(アダルトゲーム)」と同列のものとして扱われがちだが、大まかな差異は存在する。
エロゲー
性描写を含むため、条例およびコンピュータソフトウェア倫理機構(ソフ倫)やコンテンツ・ソフト協同組合(CSA)によるレイティング審査の結果に基づき、規制の対象となっている。
ギャルゲー
パソコンゲームの場合、ソフ倫の審査により「一般ソフト作品」として認定されたソフトを指すが、現在のところコンピュータエンターテインメントレーティング機構(CERO)による審査を受けて発売された実績がない。
エロゲーは主人公が18歳以上(orそれぐらいに見える年齢不詳の学生)、ギャルゲーは主人公が中高生であるケースが多い。
男主人公のRPG、アクションゲームetcのように、恋愛以外に本筋がある場合は、ギャルゲーに近い絵柄が使われていても、男主人公の容姿、個性が大なり小なり確立していて、ギャルゲーよりも少年漫画に内容が近いものが多い為、ギャルゲー呼ばわりはしないほうがいいと思われる。
女性キャラの典型的属性
1人の男性キャラ(たいていは主人公)に複数の女性キャラが特別な感情を抱く事から、ハーレム系作品におけるヒロインの典型的属性とほぼ一致する場合が多い。
ゲームでは、各ヒロインとの恋愛は主人公(プレイヤー)の選択によって分岐するパラレルワールド扱いなことが多い。こういったゲーム特有の性質はアニメ化・漫画化の際には再現しにくいため、全ヒロインから同時に恋愛感情を持たれるというハーレム系作品へと再構成されることが多い。
これは「ユーザーの多様な嗜好に合わせている」とも言われるが、実際には漫画などの作品で利用されているキャラクターのパターンを、コンピュータゲームに応用したに過ぎない。
一方で特定の嗜好(ツンデレ、眼鏡っ娘など)を持つユーザーに狙いを絞った作品も多く存在する。
多くの場合ヒロインの魅力が最重要視されるため、著名なイラストレーターや漫画家にキャラクターデザインを依頼する傾向もある。