メリッサ・ド・ヴィニョル
めりっさどゔぃにょる
概要
タルトの身の周りの世話をするために従軍している、中世フランスの魔法少女。
ジャンヌ・ダルクの戦友として知られる傭兵隊長“憤怒(ラ・イル)”の娘。
普段は世話好きでおしとやかな少女だが、一度キレるとその怒りは誰にも止められないという。
(『マギアレコード』内アーカイブ「魔法少女」より)
人物像
タルト(ジャンヌ・ダルク)らと共に戦う魔法少女。ジャンヌの戦友として名高いエティエンヌ・ド・ヴィニョルことラ・イルの実娘で、従者として父親と共に戦線を渡り歩き、タルトたちの身の回りの世話もしている。
優しく家族思いで仲間思いなしっかり者で、酒を暴飲する父親を叱っている。一方で姉のように慕うタルトには少々甘く、タルトの手の甲に接吻するシャルル7世を睨み付けているように見えなくもないシーンがある。
基本的には心優しい少女なのだが、猛将ラ・イル(憤怒)の娘だけあって仲間が攻撃されるなど何かのきっかけで怒りのスイッチが入ると「ブチ切れ」としかいいようがないほどの凄まじい怒りをあらわにし、強い凶暴性やパワーを発揮する。この状態になると顔からは血の気が引いて耳だけが真っ赤に染まるという特徴(父親からの遺伝らしい)があり、父親であるエティエンヌやメリッサ自身にも手におえなくなるとのこと。
エリザ がタルトを侮辱(タルト本人は侮辱と捉えていない)した時はリズ以上にマジギレして武器を使わずエリザを空の彼方に投げ飛ばすという魔法(物理)をやってのけていた。
おいしいものには目が無いらしく、父親に勧められた酒がおいしいと知るやいなやその酒をグビグビと飲み干していて、酒に相当強いのが見て取れる所でもある。
魔法少女として
「絶っっっ対にっッ‼
許さないッ‼ 許せないっ! 許すものかッ‼」
イメージカラーは藍。ソウルジェムの位置はネクタイで、ホームベース型の盾の中にブドウが入った形(卵型の時はブドウ型)をしている。これはラ・イルの紋章を簡略化したものと思われる(ラ・イルは盾の中にブドウが三つ)。
武器は2つの柄頭が魔力の紐で繋がれた長柄のメイス。フレイルのように使用されていて2つを完全に接続させた際に重り側を中心に消滅魔法が発動する。
固有魔法は[消滅魔法>ザ・ハンド]]。
彼女が契約したのは戦闘中、父とタルトがコルボーに致命傷を負わされた際、その治癒を願って契約したが、「二人の傷を治したい」ではなく「傷を消し去りたい」と願ったため、魔法が治癒ではなく消滅にシフトした。この願いがタルトにさらに多量の因果を集めることになる。
相手にハンマーをぶつけ、さらに魔力を込めてハンマーを突くことにより空間ごと消滅させることができるが、同時に武器も消滅するため、一回の変身につき一度しか使用できない。
契約時の状況から初戦闘時は絶賛ブチ切れ状態であり、上記のセリフはその際コルボーに対して放ったもの。
経歴
プロローグでは、タルトが火刑に処される姿を、兵士に取り押さえられながら見届けている。
第1話では修道服やメイド服を着用していた。タルトと出会った当初はまだ契約しておらず、タルトがシャルル王太子に初謁見した際に初めてキューブ(キュゥべえ)の存在を知る。
1429年5月8日のオルレアン解放作戦時にタルトたちの従者として命を受け同行していた時、キューブの姿が見える事からキューブに契約を薦められ、後にコルボーの猛攻にタルトとイルが苦戦した事から、「みんなを助けたい」という願いでキューブと契約し魔法少女になった。