概要
本シリーズは2009年から2016年まで春に公開されていた映画「プリキュアオールスターズ」シリーズの流れを汲むシリーズであり、登場するプリキュアも直近3作品のプリキュアに限定している。そのため、タイトルが「オールスターズ」から変更されることになった。
東映アニメーションの企画部長でありプリキュアシリーズの生みの親でもある鷲尾天はこの点について、「プリキュアオールスターズを一同に見たい!というご意見もきっとあるかとは思うのですが、今現在のテレビシリーズを見てくれているお子様たちに、より楽しんでもらえるのは何だろう?と関係者スタッフで熟考しまして、より親しみのある直近3世代プリキュアで新しい物語を描くことを選びました」という趣旨のコメントしている。
プリキュアシリーズも長期となり初期の作品に馴染みが薄い子供達が大多数となったことと、50人台に入ったプリキュア全員が活躍するシーンを描くのは映画の限られた時間ではもはや不可能という判断だろう。
実際、2016年3月公開の『映画 プリキュアオールスターズみんなで歌う♪奇跡の魔法!』の公開時点で「来年はもうプリキュア全員という意味でのオールスターズは無理かもしれない」という趣旨の発言が鷲尾からなされていた。
それに加えて一部声優が休養または亡くなっていたり、年齢的に声が出なくなっていたりしていたことも拍車をかけている。
映画「プリキュアドリームスターズ!」
2017年3月18日公開のプリキュアクロスオーバー映画9作品目&プリキュア長編映画22作品目。『Go!プリンセスプリキュア』(2015年放映)、『魔法つかいプリキュア!』(2016年放映)、『キラキラ☆プリキュアアラモード』(2017年放映)の3世代12人のプリキュアが作品の垣根を超えて共演する。
監督・キャラクターデザインに宮本浩史、脚本は坪田文、演出には佐藤宏幸・村上貴之の両名、総作画監督は中谷友紀子が担当し、作画監督は大田和寛がアクション面を中心に担当する。
CGスタッフはディレクターが鄭載薫、アニメーションスーパーバイザーが金井弘樹と、宮本と共にチームを組んできた人物が起用されている。
本作オリジナルキャラクターに、プリキュアと行動を共にする女の子のサクラを阿澄佳奈、サクラの友達のシズクに本映画のエンディングテーマ曲を唄う女優の木村佳乃、敵キャラクターの鴉天狗には南海キャンディーズの山里亮太、鴉天狗の配下の赤狗・黄狗にお笑い芸人のライス(関町知弘、田所仁)がそれぞれ務める。
映画「プリキュアスーパースターズ!」
2018年3月17日公開のプリキュアクロスオーバー映画10作品目で、プリキュア長編映画24作品目でもある。『HUGっと!プリキュア』(2018年放映)をはじめ『キラキラ☆プリキュアアラモード』(2017年放映)『魔法つかいプリキュア!』(2016年放映)の3作品のプリキュア12人が登場する。
監督には池田洋子、脚本は米村正二、キャラクターデザイン・総作画監督に香川久、作画監督は爲我井克美と小松こずえが担当する。音楽は林ゆうきが担当。
主題歌にはオープニングを北川理恵が、エンディングを宮本佳那子が歌唱を担当する。
本作オリジナルキャラクターのうちクローバーには声優の小野賢章、敵のウソバーッカには声優初挑戦となる俳優の北村一輝が演じる。