【のんびり屋の癒し手】
「回復呪文で皆様のお手伝いをしますわ。」
プロフィール
※この項目にはネタバレが含まれます
概要
『ドラゴンクエストⅪ 過ぎ去りし時を求めて』に登場するキャラクター。
おっとりした雰囲気の10代の少女。長い金髪を緑色のヘアバンドでまとめている。一人称は「私」。
ベロニカとは双子の姉妹ではあるものの、彼女を呼び捨てではなく「お姉さま」と呼んでいる。
しかしベロニカは魔物に魔力を吸われた影響で幼女化しているため、事情を知らない者からすると彼女の方が姉に見えてしまう。
聖地ラムダの出身で、勇者を守るという使命を果たすべく旅をしていた。
ホムラの里で魔物に拐われたベロニカを追いかけてきたところを、自力で脱出した彼女と行動を共にしていた主人公たちと出会い、仲間になる。
故郷では姉と合わせて『双賢の姉妹』と呼ばれている。かつて世界を救った勇者の仲間であった賢者セニカの生まれ変わりだとか。
里の者の話によると、この姉妹は仮にひとりの人間として生まれていれば偉大なる賢者になっていただろうとのこと。
ベロニカからはグズな妹呼ばわりされているが、二人は強い絆で結ばれており、勇者と共に戦い命の大樹に導くという使命を持つ。
両親はラムダで暮らしているが、姉妹ともに実の娘ではなく、森の中に二人で捨てられていたところを拾われたのだという。
いつも抱えている竪琴は幼い頃からの愛用品であり、時折奏でる「愛のこもれび」は本作屈指の良曲で、彼女のテーマ曲ともいえる。
性格はのんびり屋で心優しく、幼女化した姉もおおらかに受け止めるほどお人好しな性格。大の甘党。
人当たりも柔らかく、会話した相手を和やかにさせてしまう。ナギムナー村では彼女の優しさに惚れ込んだ村の男どもから「天使」と呼ばれる一幕も。他人のことはおもに「~様」と呼ぶ。
本が好きで、よく「子どもの頃に本で読んだ事があって…」と前置きして話す。
大人しい一方、実は旅に憧れており、いかにも冒険らしいことや、洞窟の中などの土臭い場所が好き。
また天然ボケな所もあり、ムフフ本を隠し持っていたロウに冷めた視線を送る他メンバーとは違い「旅の途中でも本を集めていらっしゃるなんて真面目」とひとり感心。
更にムフフ本とは何なのかをカミュに尋ねたところ、怒られてしまったらしい。
大樹崩壊後、散り散りになった仲間の中では最後に再加入するが、聖地ラムダにてベロニカが自分たちを逃がして既に命を落としていたことを知り悲しみに打ちひしがれる。
葬式の最中、両親の前では泣かずに気丈にふるまっていたが、主人公の前では初めて涙を見せた。
ベロニカの残した杖から呪文とスキルを受け継ぎ、僧侶・魔法使いの呪文を操る賢者タイプに新生。
姉の遺志を継ぎ勇者を導こうと決意し、その証として断髪しショートヘアになる。これは「つよさ」欄のイラストにも反映される。
なお、もともと彼女が髪を伸ばしていたのは姉と同じ三つ編みにするためだったようだ。
過ぎ去りし時を求めて
魔王討伐後は聖地ラムダに戻り、両親と姉の墓に報告する。
その数日後、忘れられた塔に眠る時の力を使えば死者も蘇らせることができるかもしれないと知った。
「生きるも死ぬも二人一緒」と姉と交わした約束を果たすため、仲間と共に忘れられた塔に登る。
その結果、主人公の力を持ってすれば悲劇の運命を書き換えることができると判明。だがそれには今ここにいる主人公と永遠に別れなければならない。
彼女はもう二度と見せないと誓ったはずの涙をもう一度見せて、主人公を見送ったのだった。
「また私のこと……探し出してくれますか?」
過ぎ去りし時を求めた主人公はウルノーガの襲撃を事前に回避し、大樹崩壊を防いだことによりベロニカの死の運命が回避される。
そのためベロニカがパーティに復帰し、スキルの継承もなかったことになり再び完全僧侶キャラに戻る。
その代わりセーニャが元からもつスキルパネルが拡張され、バギムーチョや女神の祝福等が習得可能になる。
髪型もロングヘアーに戻るが、ネルセンの試練の願いで「セーニャの髪型を変えたい」という願いがあり、これを選択すると髪型をショートにできるアクセサリーが貰える。
彼女が以前の世界のことを知っている由はないのだが、主人公に「ずっと昔に会ったことがあるような気がする」と口にしていた。
真の敵・邪神ニズゼルファに挑むため、仲間と共にふたたび世界をめぐる旅に出る。
預言者ことウラノスの力で姉と共に導きの木に姿を変え、主人公に過去の真実を見せた。
忘れられた塔では姉妹揃ってフルートとハープで「おおぞらをとぶ」を演奏しながら、かの有名な「おおぞらは おまえのもの」を歌い、ケトス(空飛ぶ乗り物)に力を与えた。
このため最終的な肩書きは姉と共に「勇者の導き手」になる。
邪神撃破後は主人公・ベロニカと共に大樹の神域へ向かい、聖竜と対面した。
性能
装備できる武器はスティックと槍。固有スキルは「たてごと」。主に回復呪文で冒険の仲間をサポートする。
最も早くザオリクを覚える、パーティの要。ロウが加入した直後は万能型の高性能じいちゃんにやや押され気味になるが、後半になるとそれぞれ差別化され、二枚看板の回復役として機能する。
ロウ以上に補助に特化しており、スティックスキルでは状態異常を事前に予防する「キラキラポーン」や即死を回避して耐える「聖女の守り」といった特技を、たてごとスキルでは各種属性に対応した属性防御を上げる特技を習得する。
ぱふぱふ等のお色気特技に完全耐性を持つが(「しかし セーニャは ふしぎそうにしている!」と表示される)、一方で眠りとおびえに弱い。
眠りが弱点なのはVジャンプWEB上のキャラクター特集では自分の特技を「どこでも眠れること」と答えているためかもしれない。
外見の変わるおしゃれ装備はパーティメンバーで最も多く、露出度の高いおどりこの服などを着せると普段の清楚な雰囲気が一変する。しかし胸は残念ながら絶壁。
ちなみに、3DS版ではラブリーエプロンあるいはラバースーツを装備させると毛先がカールすることも相まってDQ10のアンルシアそっくりになる。
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