概要
西アフリカの「アサンボサム(ササボンサム)」という吸血鬼がモデルの南方妖怪。
アササボンサン
※画像左奥
マガジン版ゲゲゲの鬼太郎「血戦小笠原 中編」にてドラキュラ、ランスブィル、ペナンガラン、夜叉(髪の毛の妖怪ではない)と共に鬼太郎の敵として登場。
ニュージーランドマオリ族の木彫りがモチーフとなっており、口で噛んでいる樹液を吐き出して鬼太郎たちを動けなくさせてしまう。3期鬼太郎では不気味な笑い声を上げるだけでしゃべらない。
なお5期鬼太郎においてはマガジン版でも一緒だったランスブィルのほか、アカマタ、やし落とし、ポ(かつてのチンポ)と仲がよく、行動を共にしている。 口から飛び出た大きな舌が特徴で、他の南方妖怪より大柄な体躯をしている。
関連タグ
アサンボサム(Asanbosam)
西アフリカガーナのアシャンティやトーゴ、コートジボワールで伝承される吸血鬼。
深い森に棲んでいて、人に似ているが毛深く鉄の歯を持ち、樹上から鈎がついた足で人を引っかけて殺す。血を吸う際は親指からもしくは鉄の歯で喉を食い破るといわれ、男、女、子供の姿のものがいるという。
妻はシャマンティンと呼ばれる精霊で、こちらは温厚な性格で森の知識を人々に教えてくれるとの伝承もある。
ファイナルファンタジー11
アビセア-ミザレオに出現する赤い蝙蝠の姿をしたコウモリ族のノートリアスモンスター。倒すと「血染めのコウモリの毛」が戦利品として得られることがある。
ササボンサム(Sasabonsam)
アサンボサムと同様の伝承だが、1928年に目撃されたUMAもこう呼ばれる。翼長6mもある蝙蝠のような羽根があり、白黒の斑模様で頭には小さな角と顎髭を持つといわれる。1920年代頃からカメルーンなどで目撃したと欧米人によって報告がある、コンガマトーやオリチアウと呼ばれる翼竜型のUMAと同一視されることもある。