概要
原作屈指の名作と名高い『イヤミはひとり風の中』で登場したゲストヒロインで、幼い頃に両親を失って以来一人で過ごしており、更に目が見えないという苦難を抱えている。だが、それでも日々の生活の為に花売りとして働いている心優しい少女である。
作中では主に"お菊ちゃん"と呼ばれている。
ある日、仕事の最中に花を落としてしまい慌てていた所を偶然イヤミと出会い、後に彼の提案で一緒に長屋で住むようになった。様々な出来事を経て終盤ではイヤミと離れ離れになってしまうが、作中で必死に彼が入手した大金のおかげで外国人の名医に目を治してもらう事が出来た。
数年後、菊は店(詳細は後述)で働く立派な女性として成長しており、再会と同時にこの事を知ったイヤミは思わず嬉し涙を流した。ただし、当の本人は当時目が見えなかった為、皮肉にも原作&第2作目のアニメのラストで店に立ち寄った客がイヤミであると気付く事は無かった。
なお、『おそ松さん』ではイヤミの方が成長した菊に遠目から気付いたが、彼女の事を思ってあえて直接会わずに立ち去ったので、菊は彼の顔を終始見る事が無いまま物語は幕を閉じた。
容姿と作中での活躍(ネタバレ注意)
おそ松くん
原作&アニメ
CV.松井菜桜子(第2作目(1988年版))
*画像内で右の人物
原作では『週刊少年サンデー』の1967年(昭和42年)41号に、アニメでは第2作目のOVAで登場。江戸時代が舞台となっている事から、髪型は綺麗に結われた日本髪で可愛らしい着物を身に付けている。
数年後には甘味処の店員として働いており、恩人であるイヤミの事をずっと待ち続けていた。
おそ松さん
CV.諸星すみれ
2期18話で登場。こちらは戦後〜高度経済成長期の時代に変更されている事から、髪型は花のヘアピンを付けたおかっぱに、衣装は白い半袖のワンピースとオレンジの吊りスカートと当時の時代の雰囲気を反映した物になっている。
数年後には街の一角で『イヤミ花店』という花屋を開き、恩人である彼の事を待ち続けながら花売りをしていた。
なお、元ネタとなったチャップリンの『街の灯』は比較的こちらの展開とよく似ている。
余談
別名・表記ゆれ
菊(タグはこちらが多め)