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概要

日本において前近代に作られた髪型の総称。

狭義では近世期(安土桃山時代江戸時代)の髪型を指す。

pixivでは江戸期における女性の髪型を描いた作品が多い。


男女共にほとんどの髪は伸ばした長髪で、それを結い上げる構造になっている。年齢や身分、職種によって特徴が違い、その見分けの目印にもなった。時代に従って使いやすさや流行で色々な変遷を遂げて種類を数多く増やした。


髪を結うこと自体はみずらのように古代から行われており、上記のように社会的身分を表すだけでなく、礼儀作法、羞恥といった価値観とも深く結びついた伝統となっていた。しかし明治の文明開化により欧米的価値観への適応が進むと男性の日本髪の伝統は消えた。この断髪に対する当時の人々の衝撃は現代人には到底理解できないであろう。女性についても、長髪の手入れ、髪結いの煩雑さに加え、戦前から戦後にかけて欧米文化の流入による髪型の多様化を受けて日本髪は徐々に衰退し、現在では京都の舞妓などごく一部においてのみ見られる。


時代劇では各種の髪型を見れるが、これらに属さない現代的に見える髪型の場合、当時の社会秩序に属さない特異な立場の人間の特徴となる。(忍者や山民など)織田信長の髪型も頭部に髪を残した総髪や、剃ってある月代と作品によって分かれるが、総髪は若者牢人などがする髪型のため、若い頃の「うつけ者」としての名残りを留めた特徴と言える。


男性

男性の場合は西洋風に言えばポニーテールに近い。基本は後頭部に髪を縛ってまとめ上げ、平安時代と呼ばれた。中世になって武士を被ると蒸れて髪が抜けるので、最初から頭部を剃った月代を作った。江戸時代になってその構造を町民が真似て広まり、という大きなジャンルに作った。丁髷ちょんまげ)といえば有名だが、限定的には武士の髪型を指す。


ちょんまげ(丁髷) 茶筅髷 稚児髷 総髪 角髪 大銀杏


女性

女性は場合、古代はほとんど黒髪ロングでしてきたが、中世になって長い髪を途中でまとめた。近世には髪を丸くまとめるようになり、皇族貴族・武家・庶民ともに女子の髷として結った。


高髻 垂髪

島田髷 : 文金高島田 つぶし島田

桃割れ 丸髷 おかっぱ


※詳しくはこちらをご参照ください。


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