- 1978年に「勝手にシンドバッドでデビュー。
以後30年以上にわたり、数回の活動休止期間を挟みながらも、日本の歌謡曲、ポピュラー音楽を牽引するバンドとして活動。
メンバー
桑田佳祐・・・メインボーカル、ギター、ハーモニカ
サザンオールスターズのリーダーにして日本を代表するシンガー。
茅ケ崎に生まれ、茅ケ崎の海をこよなく愛している。あとちょっとエッチ、否、スケベです。
詳しくは記事を参照。
原由子・・・キーボード、コーラス、ボーカル
サザンのキーボードでありコーラスでありボーカルであり桑田さんの妻。
その歌声で我々を癒しの世界に導いてくれる。サザンのアルバム一枚につき一曲、彼女がボーカルを務める曲が入るのはほぼ恒例となっている。
松田弘・・・ドラム、コーラス、ボーカル
日本でも指折りのドラムの名手。彼の刻むリズムから曲を作っていくことも珍しくない。
キーの高い声が特徴で、サザンの曲の中でも数曲彼がボーカルを担当している曲がある(「松田の子守歌」「夏の日のドラマ」他多数)。
関口和之・・・ベース、コーラス、ボーカル
おひげと帽子がキュートなサザンのベース。ベースの腕前には桑田さんも感心してしまう。
ウクレレ界でもかなりの名手として知られており、ソロでの活動も活発。
「ムクが泣く」「最後の日射病」ほかでボーカル担当。
野沢秀行・・・パーカッション、コーラス、ボーカル
通称毛ガニ。サザンのリズムチーム。俳優としても活動している。
桑田さん曰く「ホラ吹き」らしい。ぞのことは熱心なサザンファンなら誰もが知っている。島田洋七に並ぶホラを、メンバーもファンも楽しみに待っている。
なお、「Five Rock Show」でボーカルをやっているが、どれが毛ガニさんの声だか未だに判明していない。
元メンバー
大森隆志・・・リードギター、コーラス、ボーカル
「自分よりギターが下手だから」という理由で桑田にスカウトされた。
実際には名うてのギタリストであり、毛ガニと並び、ライブでの盛り上げを担当。また「猫」「Still I Love You」などでボーカルを担当。
2006年大麻所持が発覚し覚醒剤取締法違反により逮捕・起訴されたため、所属会社から解雇を言い渡された。
ただし桑田は「人間関係をサボるな。帰ってきたらギターで半殺しにします」と冗談半分に言い、
サザンとして彼を否定しているわけではない模様。今はソロ歌手、またライターとして活動。
どこまでも元気で、優しくて、楽しい「歌謡ロック」
サザンの楽曲は、夏をイメージしたロックやバラードから、愛や男女を歌うものや、ヒップホップ調の曲やテクノ系、エロス、社会批判に至るまで非常に幅広いジャンルの曲を世に送り出し続けている。
また、ビートルズ、ビーチボーイズ、ボブ・ディラン、エリック・クラプトンら洋楽の大御所、加山雄三、美空ひばりら歌謡曲の流れ、植木等やザ・ドリフターズのような楽しさ、果ては日本の伝統芸能といった、多くの要素を引き継いでいる。
そういった挑戦的で斬新な姿勢は、時に売り上げの不振を生み出す要因になったりもしたが、「TSUNAMI」の大ヒット以降はこうした傾向もみられず、不動の地位を獲得しつつある。
代表的な楽曲と主な活動
70年代 : 1978年「勝手にシンドバッド」にてデビュー。当初はコミックバンド然とした取り上げられ方であったが、「いとしのエリー」の発表とヒットにより評価が変わる。他、「思い過ごしも恋のうち」、「C調言葉に御用心」などリリース。
80年代 : 「チャコの海岸物語」、「ミス・ブランニューデイ」などリリース。86年から原の産休に合わせて活動を休止。各メンバーがソロ活動を行った。88年、デビュー10周年にあわせ「みんなのうた」を発表し、ライブ「1988大復活祭」を開催し活動再開。89年「さよならベイビー」が初のオリコンチャート1位獲得。
90年代 : 「エロティカ・セブン」、「涙のキッス」、「あなただけを〜Summer Heartbreak〜」、「愛の言霊〜SpiritualMessage〜」が4作品ミリオンセラー。
他に「真夏の果実」、「希望の轍」、「シュラバ★ラ★バンバ」、「マンピーのG★SPOT」、「太陽は罪な奴」をリリース。1998年にはデビュー20周年。大規模野外ライブ「モロ出し祭り~過剰サービスに鰻はネットリ父ウットリ~」開催。
2000年代 : 「TSUNAMI」が歴代CDシングル売り上げ一位を記録、「HOTEL PACIFIC」、「涙の海で抱かれたい〜SEA OF LOVE」、「I AM YOUR SINGER」が50万枚以上を売り上げる結果(2008年オリコン3位)となった。2000年、桑田の故郷である神奈川県茅ヶ崎市にて初の野外ライブ開催。市民の活動と協力によって実現した「茅ヶ崎ライブ」として伝説となる。この頃より、「国民的バンド」として取り上げられることが多くなる。以後、数度のソロ活動を挟みつつも活動していたが、2008年デビュー30周年を節目として無期限活動休止を発表。メディアで「解散か」と騒がれるも、解散に関しては否定。記念ライブ「真夏の大感謝祭」を開催し活動休止期間へ。
2010年代 : 休止期間中の2011年、東日本大震災の被災者支援を目的とした企画盤「Let's try again」にメンバー全員参加。2013年、デビュー35周年である6月25日に活動再開を発表。8月7日に新曲「ピースとハイライト」の発売と記念ライブツアー「灼熱のマンピー!!G★スポット解禁!!」開催を発表。新聞の号外、NHKを含む多くのメディアで報道されるなど、大きく取り上げられることとなった。2014年、年越しライブ「ひつじだよ! 全員集合!」開催。及び、31年ぶりにNHK紅白歌合戦に出演。2015年、10年ぶりとなるアルバム「葡萄」を発表。
サザンオールスターズのオリジナルアルバム
1.熱い胸さわぎ(1978年)
2.10ナンバーズ・からっと(1979年)
3.タイニイ・バブルス(1980年)
4.ステレオ太陽族(1981年)
5.NUDE MAN(1982年)
6.綺麗(1983年)
7.人気者で行こう(1984年)
8.KAMAKURA(1985年)
9.Southern All Stars(1990年)
10.稲村ジェーン(1990年)
11.世に万葉の花が咲くなり(1992年)
12.Young Love(1996年)
13.さくら(1998年)
14.キラーストリート(2005年)
15.葡萄 (2015年)