基礎データ
概要
2012年6月発売予定の「ポケットモンスター ブラック2・ホワイト2」の公式サイトで発表されたポケモン。この名前は、ディレクター増田順一氏のツイッターで発表された。(→詳細)
レシラムとキュレムが合体したようなデザインになっており、上半身の左半分にレシラム、右半分にキュレムの特徴が見られる。
ブラックキュレム同様、キュレムがフォルムチェンジした姿である。
キュレムに「いでんしのくさび」という特別などうぐを使うことでレシラムと融合し、この姿となる。
女性的なイメージでデザインされたレシラムを取り込んでいる影響か、後ろから見るとくびれている。
2012年映画「キュレムVS聖剣士ケルディオ」のPVの中でキュレムの尻尾に炎の玉のようなものが出現し、全身が炎に包まれてホワイトキュレムに変化する様子が確認できる。
レシラム・ゼクロムと同様にオーバードライブ状態で体の一部が赤く発光するが、さらに肩の透明なトゲ部分がチューブ状に伸び、尻尾に接続される。ドット絵では常にこの状態であるようだ。
図鑑ではこうなっていない状態のドット絵を見ることができる。
ゲームにおけるホワイトキュレム
2つのポケモンが1つになって出来たポケモンだけあり、その能力は高い。
中でもとくこうが非常に高く、その種族値はこれまでの特殊アタッカーであるミュウツーやディアルガを上回る驚異の170。第五世代では、デオキシスアタックフォルムに次いで歴代2位の高さを誇っていた(第七世代現在はメガゲンガーなどと並び、歴代5位である)。
また、その他の能力も、物理攻撃力が落ちた以外はキュレムと同じ水準であり、とくこうの伸びを考えると極めて強力なポケモンである。
融合することで、専用技「コールドフレア」を習得できる。まれに相手をやけど状態にする効果があり、その威力は「ふぶき」を上回る140である。
しかし発動には2ターンを要する関係でパワフルハーブかZクリスタルを持たせない限りれいとうビームを2発撃った方が強いため、「使えない専用技」の代表格となってしまった。
なお、ブラックキュレムの「フリーズボルト」に関しては、物理技である事、Bキュレム自体にはそれしか物理氷技が無い事が幸い(?)し、元々の使い難さはともかくこっちのような事態は免れている。
また、レシラムの時と同じく「クロスフレイム」も使用でき、こおりタイプ・ドラゴンタイプ共通の壁であるはがねタイプに有効打を打てるのも強みである。
4世代にあったGSルール(禁止伝説2体まで解禁のダブルバトル)では特攻170+一致技である関係で最強のふぶき・最強のりゅうせいぐんが撃てるポケモンであり、活躍が期待されている。
実際、伝説解禁のダブルバトル大会である「クリスマスカップ」では、圧倒的な使用率で聖夜に相応しい猛吹雪を巻き起こしていた模様。
また火力以外にも素早さ種族値が95で伝説に多い90族を抜けたり、高めの特防から自分より速いドラゴンの攻撃を一発耐えることがあったり、実用的なサブウエポンが豊富だったりと、全体的なスペックの高さもその強さを支えている。
しかし…
しかし、第6世代以降であっという間にその繁栄は崩れ去った。
強力なフェアリータイプの登場により一致技を両方半減するマリルリやアシレーヌ、果ては新伝説のゼルネアスに一方的に倒されるようになり、採用率は大きく下がってしまった。
一応サブウェポンのだいちのちからやラスターカノンがあるので全く何も出来ない訳ではないのだが…
その代わりなのか、レシラムはフェアリータイプの影響を受けず採用率が上がっている。
外伝では
外伝作品では図鑑系を除くと今のところマグナゲートだけ。しかもボス敵としてしか登場しない。