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※画像は角川映画「妖怪大戦争」(2005)に登場する一本ダタラ。

概要

和歌山県の熊野山中などに住む、一つ目一本足の妖怪とされている。

名前の「ダタラ」は鍛冶の「たたら」に通じている。

これは当時の鍛冶師が、赤熱した炉を長時間見つめる悪環境によって片目(利き目)を失明し、ふいごを踏み続ける重労働によって片脚が萎えることが多かった為とされる。

一本ダタラのような話は全国各地に伝承が伝わっており、地域によって内容に大きな違いが現れる。

・12月20日に雪の上に大きな足跡を残す

・一つ目の鍛冶神、天目一箇神(あめのまひとつのかみ)の零落した姿である

猪笹王(いのささおう)という鬼神を指す

・人を襲うが、郵便屋だけは襲わない。

・電柱のような姿をしている。

など様々である。

創作作品での扱い

水木しげる作品

  • 妖怪画

妖怪画の中でも目にする機会が多く、全国に類話があるため、比較的メジャーな妖怪である。

楕円形の毛むくじゃらの胴体から手と一本足が生えた見た目で、これまた楕円形の一つ目と大きな口がよく目立つデザイン。その他には長い髪の毛と獣のような尖った耳を持っている。

CV:広中雅志(3期)、増谷康紀(4期)

アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」では3期、4期5期に登場している。

『お宅でゲゲゲの鬼太郎を匿っているな?』

3期では劇場版「激突!!異次元妖怪の大反乱」にて登場(名前は「一本だたら」表記)。目隠れで唇の太い警官に変装し、鬼太郎が身を寄せていた水木先生の家へ訪問する。「いない」と強気でごまかす水木先生だったが、「探知機」に反応があったため、一本だたらは正体を表す。その恐ろしい姿にショックを受けた夫人は気を失い、水木先生が夫人を支えて鬼太郎に危機を知らせるが、一本だたらに殴られてしまう(殴っちゃダメでしょその人…)。窓の外へ出た鬼太郎に「逃げるのか!」と言うが、「家の中では迷惑がかかる!」と最もな返しをされ、一本だたらも窓から飛び出すが、飛び出た際に髪の毛針を目に撃たれ、あっけなく戦闘不能となった。その後水木邸から撤退し、国会議事堂前で再びその他の妖怪と共に鬼太郎へ向かっていくが、リモコン下駄に返り討ちにされる。その他、オカリナで八つ裂きにされた白溶裔を見て恐れ戦いていた。また、カロリーヌを失って怒り狂ったねずみ男には目を思いっきり殴られている。水木邸での活躍以降はモブ妖怪扱いであった。

『誰だァ!こんなイタズラをするのは!?』

4期では51話に登場(名前は「一本ダタラ」表記)。熊と勘違いした子ギツネ達のイタズラによって冬眠から無理やり目覚めさせられる。腹いせに子ギツネ達を捕って食おうとし、追いかけた末に地蔵に化けた子ギツネ達の前でそうとは知らずに居座るが、子ギツネの耳や尻尾が見えていても「変わったお地蔵さんもあるんだな」と天然な発言をしていた。

その後、子ギツネ達を探しに来た鬼太郎から餅を2個貰うと大人しく再び冬眠しに戻っていった。鬼太郎親子とは顔見知りらしい。ちなみに、跳ねるだけでなく強烈な吐息で雪の塊を吹き飛ばしたり、転がって移動したりと中々アグレッシブ。

5期では、妖怪四十七士の和歌山県代表に決定した。

が、5期鬼太郎には以前にも「雪入道」として登場し、雪女(真白の姉)を処刑しているため、同じく四十七士山形県代表で真白の友人である雪女()との関係が気になる所であったが、アニメで描写される前に放送打ち切りとなった。

(※「妖怪四十七士」とは、鬼太郎の仲間妖怪の事。いわば日本47都道府県のご当地妖怪。)

その他

『地獄先生ぬ~べ~』(漫画版)でも雪女である「ゆきめ」に妖怪としての冷酷さを取り戻させるために山の神から送られた刺客であったり(※アニメ版では山颪という妖怪に変更されている)、雪女が主人公のゲーム『雪ん娘大旋風~さゆきとこゆきのひえひえ大騒動~』では4面ボスを務めたり、『朧村正』では百姫ルートの4面で雪女と共に登場するなど何かと雪女と関連して登場する。

その他、創作においては名前の「たたら」から工芸神と解釈され、味方の刀鍛冶として登場する作品もある。

一本ダタラが登場する作品(関連タグ)

関連項目

雪女

(表記揺れ)一本だたら

(容姿瓜二つ)傘化け さとり 呼子 山爺

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