概要
混沌(奇跡)を呼ぶ宝石と言われ、全部で7つ(初代は6つ)あり、すべてを集めると絶対的な力を得る事ができると言われている。
なおアニメ『ソニックX』ではエミーが「7つ集めると願いを叶える事ができる」と発言しており、スーパーソニックの名称や外見も相まってあちらの作品を彷彿とさせる。
1つでもかなりのエネルギーを持ち、この石を巡って騒動が起きることがほとんどだったが、最近ではただのパワーアップアイテムのような扱いが目立つようになった。
「エメラルド」と冠してはいるが緑一色ではなく、7つ全ての色が異なっているものの、それぞれの属性や効果については特に説明はされていない(しかし公式イラストやグッズ、二次創作などでは、緑のカオスエメラルドの登場頻度が多い)。
カオスエメラルドを利用した能力
時の流れを遅くしたり時間を止めるといった能力を持ち、シャドウが使うことが多いが、もともとは血筋のブラックドゥームが使える固有能力。シャドウの能力をコピーしたネオメタルソニックも使っているが、血筋ではないソニックやシルバーも使っており、後者は何故使えるのかは謎。
また力を最大限に引き出せば、時空移動や異世界へ行くことも可能。
カオスリジェネレーション
アニメ『ソニックX』で登場したカオスコントロールの派生技で、物質の再生を行う。
全てのカオスエメラルドのエネルギーを引き出した事で黄金に輝く姿に変身し、能力が飛躍的に向上するが、体力の消耗が激しいので、長時間の変身はできない。
主にソニックが使用し、シャドウやシルバーも変身可能だが、過去にはテイルスやナックルズもなったことがある。
変身にも差異があり、怒りや悲しみ、憎しみの感情で変身すると怪物化したり、ダーク化してしまう。
動力源
カオスエメラルドのは1つだけでも飛行機を燃料不要で動かせるほどのエネルギーを持つため、『アドベンチャー』以降はしばしば乗り物や兵器のエネルギー源にされる。
代表的なのは、テイルスが所有する飛行機「トルネード」を改良した「トルネード2」など。
カオスエメラルドに関わるキャラクター・アイテム
カオスエメラルドを吸収して成長する、チャオの突然変異体。
全てのカオスエメラルドを吸収すると怪獣映画さながらの巨大生命体となる。
エンジェルアイランドの祭壇に祀られた巨大なエメラルドで、カオスエメラルドが暴走した際、このエメラルドで抑える役目を持つ。
このエメラルドの力を引き出せるのはナックルズ族だけで、現在ではそれができるのはナックルズのみとされており、エンジェルアイランドが浮遊する原動力にもなっており、これが無くなると島は落ちてしまう。
現在は「マスターエメラルド」で名称が固定されているが、『カオティクス』では「ピラー」という名がつけられていた。
スーパーエメラルド
7つのカオスエメラルドが変化した状態で、これを使うと全身が虹色に輝くハイパー化が可能になるが、現在では使われていない。
『ソニックラッシュ』シリーズに登場した、異世界のカオスエメラルド。カオスエメラルドと同じく強大な力を秘め、時空を歪ませる能力を持ち、普段はブレイズ達によって厳重に保管されている。
世界リング
『ソニックと秘密のリング』に登場した7つのキーアイテム。手のひらよりも一回り大きいドーナツ型の形状をしており、絵本の中の人物は触ることが出来ない。
世界リングにはそれぞれに雨を降らせたり、嵐を無効化にするなどの能力が備わっているが、元々は物語を作る7つの心が具現化したもの。全ての世界リングを集め、さらに集めた者を生贄に捧げる事で、現実世界への進出が出来るようになるという。
ゲーム版『ソニックトゥーン 太古の秘宝』に登場した、カオスエメラルドの位置関係に近い存在。
それぞれ形が研磨・成型されていない不定形な結晶の塊であるが、強大なエネルギーを秘めているため、大量のロボット軍団を起動させ、世界を破壊する「センチネル計画」に必要な代物だった。