勇気リンリン直球勝負! キュアマーチ!
概要
『スマイルプリキュア』に登場する4人目のプリキュア。4話より登場。
緑川なおが変身する風の力を持つプリキュア(cv:井上麻里奈)
プリキュアオールスターズの世界では歴代27人目のプリキュアとなる。シンボルカラーは緑。(→緑キュア)
変身に使うデコルはリボンの形にダイヤモンドの形をくっつけたもの。
風のような速さで走る事ができ、その速度は垂直の壁を横に走れるほど。最初に走った時は自身の足の速さに驚きその勢いのまま橋柱に激突してしまったが、本人いわく「ビックリした」で済んでしまうほどにタフ。腕を振るって突風を起こす事もできる。8話で木馬タイプのアカンベーと戦った際には他の4人がスピードについていけなかったのに対し唯一抵抗を見せたが最後は同様に拘束された。
「直球勝負」の口上の通り、窮地でも力押しで進む戦闘タイプ。考えるのは苦手でクイズ攻撃など変則的な攻撃をする相手には苦戦を強いられ、敵の術中にはまってしまうこともある。
変身後のスタイル
萌黄色のワンピース・スカートと、腰から後ろに突き出た薄緑色のマントに、深緑色のスパッツを穿き、ブーツカバーのようなショートブーツをはいている。
髪型は濃い黄緑色のポニーテールとツインテールの共存、つまりトリプルテールである(それぞれ黄色の留め具で留めている。ちなみにポニーテールはツインテールより長い)。5人の中では変身前後の髪の量の増減が一番激しい。反面、プリンセスフォームになる際は多少髪のボリュームが増えるものの、他の4人と比べると髪の変化が最も少なくなっている。
頭の装飾品は、他の4人が冠型のティアラなのに対し、マーチだけは額当て型のティアラ(美少女戦士セーラームーンの戦士たちに類似)を身に着けている。全員にある天使やペガサスのような羽は、ポニーテールの前に左片羽が1つだけある。
必殺技
風の力で作り出したボールをサッカーのシュートの要領で撃ち出す。
サッカーつながりだからってプリキュア・ファイヤー・ストライクと混同しないように。
やはり発動にはスマイルパクトに気合を溜める必要があり、使用後はものすごく疲れるのも他のプリキュアと同じ。
23話では分身したマジョリーナに対して無数のボールを作り出して乱打するという荒業を披露した。
第29話ではヘディングを披露。弾は撃ち出すのではなくそのパワーを拡散させ、突風として利用するという使い方をした。
映画NS2では影が用意したネットで弾き返されてしまった。
「プリキュア・マーチシュート・インパクト」
42話にて、家族を守りたいという強い気持ちから覚醒したことで習得。
竜巻を自身にまとい、その遠心力をプラスした強烈な蹴りを叩き込むというまさかの直接攻撃。
46話では、バッドエンドマーチが放つ「バッドエンドシュート」をこの技で迎え撃ち、自らの竜巻に巻き込んでそっくり叩き返すという荒業を見せた。
「プリキュア・ファイヤーシュート」
47話で披露したキュアサニーとの合体技。炎と風の力を合わせて作り出した球を2人同時に蹴りこむ。また、名称は不明だが25話及び劇場版では風と炎の波動を同時に放つ合体技も使用している。
フォームチェンジ
第23話より登場するパワーアップフォーム。名前の通りにコスチュームがお姫様のようなドレスをイメージしたボリュームあるものに変化する。
髪型が大きく変化し、天使の輪のような光輪が頭上をとりまくのが最大の特徴。
第47話より登場する最終パワーアップフォーム。
プリンセスマーチの光輪が足回りにも追加され、背中に羽を生やしたようなフォーム。
逸話
上記の通りキュアマーチはキュアミント以来2人目の緑キュアとなったのだが、実は初期構想ではキュアマーチは紫キュアだった。
しかし5人並んだ時の色合を考慮して「明るい虹色感が欲しい」ということで第二の緑キュアが登場することになった。もしキュアマーチが紫キュアだったら、スマイルプリキュア自体の印象が大きく変わっていただろう。
…とはいえ次作『ドキドキ!プリキュア』でこの緑を紫に差し替えた5人編成のプリキュアが実現することになるが。
また、2017年の『キラキラ☆プリキュアアラモード』に至っては当初からこのカラーリングの5人編成で始まり、さらにその次作『HUGっと!プリキュア』でも最終的に同様の5人編成となっている。
小ネタ
『スマイルプリキュア』の5人は特徴的な髪型をしているが、彼女の場合は前髪が『モンスターハンター』のドボルベルクの角に似ているともっぱらの評判である。→ドボルヘアー
ちなみにこの前髪、本人も気になっている様子で自分でもふもふしていたこともある。→もふもふマーチ
11月11日放送の第38話では子供化した状態で変身した。その際は普段の変身バンクラストの風に耐え切れずコケた。
描く時の注意点
「変身後のスタイル」の項でも触れた髪型であるが、キャラクターデザインを受け持った川村敏江によれば「ツインテール+ポニーテール」との事である。
テールの根本の位置関係は『川村敏江 東映アニメーションプリキュアワークス』(一迅社)や『スマイルプリキュア コンプリートファンブック』(学研)で図を見ることが出来るが、頭頂から少し後頭部に下がった位置にポニーテールが、頭頂から耳の付け根を結ぶラインに沿ってやや左右側頭部に下がった位置にツインテールが位置している。
絵心のある井上麻里奈は、当初マーチの独特の髪型の表現に苦闘し、川村からアドバイスを得てようやくモノにしたという逸話がある。
関連イラスト
関連タグ
スマイルプリキュア 緑川なお プリンセスマーチ 初音ミク 鍵山雛
キュアウィンディ・・・先輩の風の力のプリキュア。ふたりはプリキュアSplash☆Starに登場