概要
アメストリス軍が密かに開発していた不死身の兵隊。青白い肌に赤いラインが入ったガリガリの体躯、そして顔の中央にぎらぎらと光る一つ目が特徴。
賢者の石のエネルギーを人形に注入したもので、基本は鎧に魂を定着させたアルフォンス・エルリックやスライサー兄弟などとほぼ同じ。
そのため身体がどれだけバラバラになっても死ぬことはないが、その肉体はホムンクルスとは異なり生物としての恒常性を有しない「器物」でしかないので再生能力はない。
常に元の肉体に帰ることを考えているため、お世辞にも知性は高いとは言えず、戦い方はもっぱら相手に噛み付いてその肉を食らう事のみ。その物量とタフネスで押し切る戦法を得意とする。
「約束の日」にアメストリス軍上層部が反乱軍(東方司令部&ブリッグズ連合)を倒すために解き放つが、起動させた将軍をはじめ中央司令部内の人々を手当たり次第に襲って暴れ回り、エルリック兄弟やアームストロング将軍らを苦戦させる。
なお、一部の人形兵はエンヴィーに吸収されている。
原作序盤を基とした実写映画版では第五研究所で試作型が大量に作成されている。
旧アニメ版には登場しないが、第4話で民間の錬金術師・マジャールの手により同様の手法で生成されたキャラが登場している(しかし出来はお世辞にも良いとはいえず、主人の命令も聞かず勝手に出歩く始末で、ラストには「所詮は二流」と嗤われた)。むしろこちらが元ネタかもしれない。