刀について詳しくは→石切丸
プロフィール
「石切丸という。病気治癒がお望みかな?……おや、参拝者ではないのか」
概要
石切劔箭神社に伝わる宝刀をモチーフにした大太刀男士。ドロップ地域が広く、大太刀の中では入手しやすい部類に入る。
若葉色の狩衣に灰と白の袴をはいて垂纓冠を被った青年で、茶髪をおかっぱにした髪型。
内番服は同色の着物に緑の袴をはき、山吹色の帯を締めている。
落ち着いた性格で頼りになる父性のある雰囲気から、一部の審神者からは「先生」や「お父さん」、「パパ」と呼ばれている。
パッと見分からないが、彼の顎の黒いのは髭ではなく冠の紐。
「神社暮らしが長いせいで神事が得意であり、争い事は苦手」との事だが…。
性能
実際の性能は本人の主張とは正反対。
初期値において打撃・衝力が全体1位。
特最大値になると打撃単独全体1位、衝力全体3位という圧巻の攻撃性能を誇る超武闘派である。
一方で機動と偵察は初期値・最大値ともにぶっちぎりの最下位、
統率も他大太刀と比べ一回り以上低い(全体で見ればそれなり)という
清々しいまでの脳筋ぶりを見せつけてくれる。
ミュージカル「刀剣乱舞」
「『刀剣乱舞』〜三百年の子守唄~」ににっかり青江、大倶利伽羅、物吉貞宗、蜻蛉切、千子村正と共に出演。
作中では主人公かつ語り手として、時間遡行軍の介入により意図せず孤児となってしまった赤子の竹千代丸(後の徳川家康)を、変わりに自分たちが家臣となって育てようと提案し、以降は「服部半蔵」という仮名で彼の成長を見守ることになる。
後半からは家康と物吉貞宗の関係と対をなす位置的存在として、家康の長男・松平信康との関わりが主軸となっていくが、それは信康を待ち受ける悲しい宿命と否応なしに向き合うことでもあり、次第に刀剣男士としての『宿命』との間で苦悩する。やがてそれは彼の悩みにより最悪な形でまき起こってしまい・・・・・
カードファイト!! ヴァンガードG において
ノーマルユニット 〈3〉 (ツインドライブ!!)
刀剣乱舞 - 刀剣男士-大太刀 パワー11000 / シールドなし / ☆1
【自】【(V)】真剣必殺(あなたのダメージが3枚以上で有効):[【カウンターブラスト】(1)] このユニットがヴァンガードにアタックした時、コストを払ってよい。払ったら、そのバトル中、このユニットのパワー+15000。
【永】【(V)】:あなたの前列に【スタンド】しているリアガードがいるなら、このユニットはアタックできない。
要約すると、他の仲間が攻撃し終わった後に攻撃することで絶大なパワーを得られる。パワー15000アップは歴代最強クラスで、機動力を捨てて一発に賭けるキャラクター性を強く反映した効果である。
元ネタ
神社に現存する石切丸の刃長は76.1cm。大太刀ではなく太刀である。実は三日月宗近より短い。神社由来によれば三条小鍛冶宗近作という。
この三条小鍛冶宗近とは屋号のようなもので、製作者銘は河内有成。
三日月宗近を打った三条宗近とは別人である。
とはいえ三条宗近とはいまだ良く分かっていない人物である。
銘にある河内有成は三条宗近の子であるとも同人、つまり本人であるとも言われる。
同人説の場合、永延元年(987年)に改名したとされるため、石切丸は三条派最年長候補かつ最年少候補ということになる。
石切劔箭神社の祭神は腫れ物治癒の神様として有名で、ゲーム中でも度々腫れ物関係の台詞が見受けられるのはこの為である。
石切の名を持つ太刀にはいくつかあり、その内の一つの持ち主である源義平はこの太刀で叔父である源義賢を始めとして多くの武将を打ち取ってきた。こちらも河内ノ有成作であるという。
また、出典は不明だが、「義平の石切は四尺(約120cm)の大太刀」とされることがある。
石切劔箭神社に伝わる石切丸が源義平のものであったかどうかは定かではない。しかしやたらと攻撃的な性能、そしてゲームの石切丸が大太刀となっているのは、このエピソードが反映されたせいかもしれない。