「しょ〜がねえ〜なぁ~っ」
「もう闘いは始まってんだ、誰ももう後には引けねえんだ……!」
概要
パッショーネの裏切り者である暗殺チームのメンバーの一人。「しょうがね〜なぁ〜」が口癖。
名前の由来はイタリア語でチーズを意味するフォルマッジョから来ていると思われる。
暗殺チーム内ではホルマジオのスタンド能力について「くだらない」と言われているらしい(アニメ版ではこれを言ったのがイルーゾォということになっている。本気で言っているというよりは軽口風であったが)。
しかしその「くだらない」スタンド能力を「知恵の使い様」で最大限に活かしたことでナランチャを追い詰めたり、彼のスタンド・エアロスミスの執拗な追撃を受けながらも、咄嗟の機転で次々と危機を脱し、しかもその命懸けの逃走の最中にも観察を続けて、エアロスミスの能力特性を正確に見抜くあたり、チンピラのようにガラの悪い格好や言葉遣いとは対照的に、かなり頭脳派の知略家である。
あと、猫好きらしいが猫は懐いてはいなかった。
漫画、アニメどちらにも自室と思しき空間に灰皿があるため、喫煙者の可能性が高い。
猫が懐かないのも匂いで嫌われているのかもしれないが、その懐かない猫をスタンド能力を使って瓶詰にするなど、やはり優しさは感じられない。
劇中での活躍
ボスの情報を得るためにトリッシュを確保しようとするが、一足早くボスの命によって隠された後だった。
そこでポルポの葬式にチーム揃って出席していなかったことから、ブチャラティのチームがトリッシュ護衛の指令を受けたのではないかとにらみ、街に買い物に来ていたナランチャを尾行していた。
当初は疑っていただけだったが、女性が使うような品物を買い込んでいたナランチャの買い物の内容から自分の考えが正しかったと確信、彼を小さくした上で拷問してトリッシュの居場所を吐かせようとする。
しかしナランチャの逆襲で予想以上にダメージを受けてしまい、最後は至近距離まで近づき、西部劇のように『スタンドの抜き撃ち勝負』を挑むも、エアロスミスの方が一瞬早く、機銃弾を体に受け死亡。死ぬ間際にホルマジオが残した台詞は、今後の護衛チームの未来を暗示するかのような一言だった。
「これからはもっと………しんどくなるぜ……てめーらは……」
アニメ版
アニメ版では、ソルベとジェラートの一件に関するホルマジオの回想が、ある男の暗殺を実行するシーンから始まっている。その手口は「スタンド能力で、人間が口にしても気付かないサイズまで小さくした自動車をターゲットの飲み物に仕込んで飲み込ませ、その後スタンド能力を解除したら、ターゲットの体内から原寸サイズに戻った自動車が飛び出てくるように仕掛ける」というもの。当然ターゲットは身体が破裂して即死、ついでにすぐ傍に居た連れの女性も巻き添えで自動車の下敷きになって死亡するという、まさに「いともたやすく行われるえげつない行為」を地で行く非常に残忍なやり方で完遂しており、一連の動作を顔色ひとつ変えずに行うなど、原作よりもスタンドの有用性と外道っぷりを増して描かれている。
そんな殺しには慣れているはずの彼だが、後にアジトに送りつけられたソルベの死体を見た時は、そのあまりの惨たらしさにこの世のものとは思えないような絶叫を上げて口を抑えていた。
ちなみに、ジェラートの死体はホルマジオが発見したという設定になっている。
また、ペッシに対してはミルクを飲んでいる事をに呆れたり、暗殺に使用した車の鍵をプレゼントしてからかったりしながらも、それなりに弟分として可愛がっていた模様。
尚、上述の回想で暗殺を行う前にホルマジオがトイレで用を足した様な描写があるが、これは用を足したのではなく「暗殺に使った車の持ち主を(リトル・フィートの能力で小さくしてから)流していたのでは?」と一部視聴者から声が上がっている。
事実、トイレの水を流している最中に掌よりも小さいサイズの車を仕込みやすい様に更に小さくしており、その後のホルマジオは洗面所で手を洗っていない。
スタンド「リトル・フィート」
切りつけた相手をどんどん小さくするスタンド。詳細は当該記事参照。
関連タグ
暗殺チーム・・・リゾット・ネエロ イルーゾォ プロシュート ペッシ メローネ ギアッチョ
カズマ…テレビアニメ版の中の人つながり。また、「しょおがねえなあ」という口癖と意外と頭脳派で結構外道という共通点を持つ。ただしこちらは善人寄りなお人好しである。