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ソリン・マルコフの編集履歴

2019-05-06 21:48:03 バージョン

ソリン・マルコフ

そりんまるこふ

ソリン・マルコフとは、トレーディングカードゲーム『マジック:ザ・ギャザリング』のキャラクター。

「数々の次元が崩壊し、全ての生命が塵と化すのを見てきた。私ほどの闇の心の持ち主でも、そこには何の喜びも無かった。」――ソリン・マルコフ

(『審判の日』フレーバーテキストより抜粋)


概要

イニストラード に存在する吸血鬼4大血統の1つ、マルコフ家出身の何千年も生きるプレインズウォーカー。男性。

時のらせんブロックで行われた大修復以前に覚醒したので厳密にいえばソリンも旧世代PW。


髪や眉は白く、肌は血の気が無く、瞳は金色。超然とした雰囲気をただよわせ物腰柔らかで自信に満ちている。和訳での一人称は「私」。

快楽主義者であり、何百もの次元を渡り歩き訪れては、真新しさと娯楽を追い求めてきたある種の美食家である。

権力志向は低く、自身の気まぐれな考えのままに振舞うことで充足しているが、時にはその気まぐれが残酷で破滅的なことさえある。


プレインズウォーカーとして覚醒した数千年前、数々の次元をわたり、その視点でイニストラードの変化を観察していくうちに、吸血鬼の影響で人間が滅ぶこと、その結果、食糧難で吸血鬼が滅ぶことを危惧するようになった。そこで、種の均衡を保つためにその次元を守る守護者として天使アヴァシンを創造し、彼女に次元全体を守護するよう指示した。


ゼンディカーにおいて エルドラージを封印した のプレインズウォーカーの一人でもある。


背景ストーリーでの活躍

ゼンディカーブロック

エルドラージの封印が緩むのを察知したソリンは再びゼンディカー次元に来訪、現地で出会った同じく吸血鬼で学者であるアノワン・エルフと自然を愛するPWニッサらと共に封印の地を目指す

しかし、ニッサが封印の要となるオベリスク:面晶体を破壊し、エルドラージを封じていた魔法を解き放ってしまう。エルドラージ達が自由になればゼンディカーから去って行くだろうとニッサは考えていたが、彼らは立ち去るどころかゼンディカーを蹂躙し始めてしまう。

彼女の独断行動にあきれ果ててこの地を立ち去ってしまう・・・


イニストラードブロック

故郷であるイニストラードに舞い戻ったソリン。

が、自らの半身ともいえる守護天使アヴァシンが行方不明となっていたことが判明する。その結果、闇の勢力が隆盛し種のバランスが大幅に崩れてしまう。しかし リリアナの暗躍によってイニストラード最強のデーモングリセルブランドが死亡した。同時にアヴァシンも封印の為のオベリスク:獄庫から地上へ解放された。これによってイニストラードに種の均衡を取り戻す。


タルキール覇王譚ブロック

イニストラードの平穏はソリンに退屈をもたらした。そんな中、彼はかつて封印したはずのエルドラージ復活を知る。エルドラージは彼の退屈を紛らわすには絶好の相手であった。そこで、かつての同志であるウギンを求めてタルキール次元を訪れる。しかし、そこでウギンの死を知ることとなる……。


が、 サルカン・ヴォルの行った歴史改変によってウギンの死の運命は覆された。ソリンは別の時間軸では二度と出来ないと思われた旧友と再会することが出来たのであった。





・・・しかしエルドラージ再封印には現在行方不明であるナヒリの力が不可欠であることを指摘されたソリンはなぜか歯切れの悪い返答をして彼女を連れてくる約束を交わすのである・・・

彼女との間に何が・・・?


イニストラードを覆う影ブロック

イニストラード次元では守護者であるはずのアヴァシンが突如、守るはずである人間を狩り始めるという惨劇が発生する。

それと同じくして吸血鬼の拠点の一つ、マルコフ家の荘園にてありえない様相にねじれて荒廃した館と、石の中に埋められた吸血鬼が発見される事件が起こる。

ソリンはこれらから何かを察知し、袂を分けたはずであるオリヴィア・ヴォルダーレンに協力要請を求めるといった行動を開始する。


~以後ネタバレ~


荘園での惨劇の犯人・そしてアヴァシン暴走の「原因」をイニストラードにもたらしたのはソリンの弟子であり共にエルドラージを封印したプレインズウォーカー、石術師ナヒリ

エルドラージの封印が緩んだことで師に助けを求めに来たものの、アヴァシン誕生に力を使い疲弊しているタイミングだったのが災いし、命令されることを嫌うソリンによって獄庫へ封印されてしまう。

上記のリリアナの件で彼女も脱出できたものの、 ナヒリが見たのは某邪悪な龍の謀略でエルドラージの封印は解かれ、蹂躙された故郷の姿であった。



守護天使の暴走は止まることを知らず、苦渋の末ソリンはアヴァシン自らの手で破棄する。それは自身で自身の半身を殺す悲しい決断だった・・・


ナヒリの復讐はこれにとどまらず、故郷が壊滅した自身の痛みを思い知らさんとエムラクールをイニストラードに呼び寄せる。アヴァシンを狂わせた狂気もこれの発するものであった。

ソリンは吸血鬼達を率いてついにナヒリ討伐に出撃する。決戦の結果、ナヒリにとどめとして吸血行為に迫るものの、隙をつかれ彼女の術で石の中に閉じ込められてしまいイニストラードが滅ぶのをただ眺めるのみしか出来ない状態にされてしまう。しかも同盟相手のオリヴィア・ヴォルダーレンからも見限られ君主の証の剣まで持ち去られてしまう羽目に・・・



イニストラード平定の為にアヴァシン誕生させたりと決して悪人ではないのだが、自身の気分次第といった傲慢な部分があり、それが自らに跳ね返ってきた結果、すべてを失うという惨めな末路を迎えることになる。


pixivでの扱い及び人物評

ソリン・マルコフ無題

  • 全次元に災厄を振り撒くエルドラージという化け物を数人のPWと力を合わせてゼンディカーに封印
  • 故郷のイニストラードの守護者としてアヴァシンという(純白の)天使を創造。
  • 力を手に入れて調子に乗り傍若無人にふるまうティボルトにお灸をすえる
  • 再び解き放たれてしまったエルドラージに対策を講じるため真面目な理由で旧友のいる次元に訪問

・・・と、数千年も生きてきた吸血鬼とは思えない白い行動が多く、それにあわせたのか二回連続で白の混じったカードが出てきてしまったため、下手な白よりも善良とか闇の心(笑)と言われるようになってしまった。(ただしエルドラージ封印も他の次元にしているし、アヴァシンの創造理由は「このままだと吸血鬼が人間が滅ぼしてエサがなくなった吸血鬼も自滅し世界が滅んでいく」と言う常に自分の都合と自分の世界の安定を最優先にしているので自身をイニストラードの守護者と考えてエサ場を守ると言うものなのでマジックの黒の行動としては妥当である)



・・・だったのだが


センシティブな作品【MTG】ソリン岩

アヴァシンを造っていた時に昔からの付き合いのナヒリがやってきて「封印した時にした約束をはたしてくれ」と言ったところに自身の傲慢さと冷酷さで対応を誤る。

  • 弟子でもあったナヒリがイニストラード次元への報復をする原因を作り出した挙句、自身も報復として石の中へ閉じ込められる

といった数々の醜態をさらしたが故にエキスパンション:イニストラードを覆う影ブロック以降はファンからの株を大きく失う事になる。


一応、上記の闇の心発言・ウギン再開の際の不自然な態度等々から「過去にソリンは大きな過ちを犯していた。」とも取れる為、ある程度の伏線はあったとはいえる。

その一方で、「エムラクール出現の辻褄合わせの為に悪役にさせた。」とのストーリー面の不出来の問題との意見もあり、ファンの間で賛否両論となる結末であったといえる。



その後、なんとかナヒリの封じ込めから脱出したソリンは、何者かの助けに応じる形でボーラスの侵略を受けるラヴニカへと向かう。

…が、同時にナヒリも呼ばれており、鉢合わせてしまった二人は、次元の危機もそっちのけで壮絶な喧嘩を繰り広げるのだった…


ウギンが泣くぞ…

最もウギンはエルドラージの復活を知ってもゼンディガーでナヒリの事を全く気にしていなかった辺りからして利害の一致で協力していただけで既に2体打倒、1体は封印で危機が去っている以上はドライな対応をするのかもしれないが


カード性能


Sorin Markov / ソリン・マルコフ

マナコスト(3)(黒)(黒)(黒)
カードタイププレインズウォーカー — ソリン(Sorin)
初期忠誠度4
能力[+2]:クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。ソリン・マルコフはそれに2点のダメージを与え、あなたは2点のライフを得る。
[-3]:対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーのライフの総量は10点になる。
[-7]:プレイヤー1人を対象とする。あなたはそのプレイヤーの次のターンの間、そのプレイヤーをコントロールする。

ゼンディカーブロックで初登場。ライフドレインや相手プレイヤーを1ターン完全に操るという具合に、いかにも吸血鬼らしい能力を持つ。同ブロックには『グール・ドラズの吸血鬼』に代表されるように相手のライフが10点以下になるとパワーアップする吸血鬼クリーチャーが多数収録されているので、それらと共に吸血鬼デッキで活躍・・・と言いたいところだが、ゼンディカーブロックの吸血鬼はマナコスト軽めであり素早く場に展開して戦場を制圧するビートダウン向けのものがほとんど、ソリンの召還は計6マナとは重すぎて同族デッキとは動きが一切噛み合わないという事態に。おまけに既に吸血鬼のロードポジション要員として優秀なカードがいたので出番は奪われ立場は無い。おかげで『微妙』と酷評されてしまう。

その代わり吸血鬼関係ないコントロールデッキでは、長期戦前提の戦いをするためマナを貯めやすく、[+2]・[-3]能力共に相手のライフ調節をかき乱せるということで対同系統デッキ対策要員として意外と活躍しておりおりサイドボード要員として搭載されることに。


基本セット2012で再録。上記の使われ方を受けたのか、同セットに『ソリンの復讐』(通称:ソリン砲)というソーサリー・カードが新録された。ざっくりと書くとマナコスト:(4)(黒)(黒)(黒) 効果:相手のライフ10点ドレインという一発撃てば一気に体力を半分以上奪う強烈な一撃。もちろんソリンとセットで使用して1ターンキルも可能。


Sorin, Lord of Innistrad / イニストラードの君主、ソリン

マナコスト(2)(白)(黒)
カードタイププレインズウォーカー — ソリン(Sorin)
初期忠誠度3
能力[+1]:絆魂を持つ黒の1/1の吸血鬼(Vampire)クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
[-2]:あなたは「あなたがコントロールするクリーチャーは+1/+0の修整を受ける。」を持つ紋章を得る。
[-6]:最大3つまでのクリーチャーと他のプレインズウォーカーを対象とし、それらを破壊する。これにより墓地に置かれた各カードを、あなたのコントロール下で戦場に戻す。

初の白黒多色PWとしてイニストラードブロック第2エキスパンション:闇の隆盛にて再登場。忠誠度+能力で気軽にトークンを生成可能。また、紋章を得る能力を持ったPWは多数いるものの、カウンター2個で得られるのは珍しく、なお且つそれらをピンポイントで破壊するカードはほぼ無いので永続的なクリーチャー強化としても使用可能。残念ながら中堅サイズトークンを出してくる3マナクリーチャー同じくブロックし辛い1マナながら3/2クリーチャーといったソリンでも防ぎきれない強烈なアタッカーが多数環境に溢れていた為、いま一歩活躍仕切れなかったものの、前回の悪評を払拭するには十分な1枚であった。


Sorin, Solemn Visitor / 真面目な訪問者、ソリン

マナコスト(2)(白)(黒)
カードタイププレインズウォーカー — ソリン(Sorin)
初期忠誠度4
能力[+1]:あなたの次のターンまで、あなたがコントロールするクリーチャーは+1/+0の修整を受けるとともに絆魂を得る。
[-2]:飛行を持つ黒の2/2の吸血鬼(Vampire)クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
[-6]:あなたは「各対戦相手のアップキープの開始時に、そのプレイヤーはクリーチャーを1体生け贄に捧げる。」を持つ紋章を得る。

タルキール覇王譚での新バージョン。前と違いプラスがクリーチャー強化・マイナスがトークン生成と効果が入れ替わっている。それゆえに両方使えるフォーマットだと、他にクリーチャー展開を早める手段もしくは大量のトークン展開手段がある場合なら、こっちのほうがより動きが噛み合う。


Sorin, Grim Nemesis / 死の宿敵、ソリン

マナコスト(4)(白)(黒)
カードタイププレインズウォーカー — ソリン(Sorin)
初期忠誠度6
能力[+1]:あなたのライブラリーの一番上のカードを公開し、そのカードをあなたの手札に加える。各対戦相手はそれぞれ、それの点数で見たマナ・コストに等しい点数のライフを失う。
[-X]:クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体を対象とする。死の宿敵、ソリンはそれにX点のダメージを与え、あなたはX点のライフを得る。
[-9]:すべてのプレイヤーの中で最も多いライフの総量に等しい数の、絆魂を持つ黒の1/1の吸血鬼(Vampire)・騎士(Knight)クリーチャー・トークンを戦場に出す。

上記の背景ストーリーでの展開ゆえにゼンディカー版とは別ベクトルで悪名を頂戴してしまったイニストラードを覆う影で収録された4枚目。計6マナと重いものの、[+1]は手札+ダメージ・[-X]能力はライフ回復+クリーチャーまたはPWの排除といった共にアドバンテージを稼げる強力なもの。長期戦を前提としたデッキでは[-X]能力で邪魔者を排除しつつ、[+1]能力の連発で相手のライフを削りながら手札を整えれる状況を作り出せたら勝利は磐石になるであろう。


関連タグ

MTG 吸血鬼 プレインズウォーカー


外部リンク

『マジック:ザ・ギャザリング』公式サイトにおける「ソリン・マルコフ」の紹介記事

『マジック:ザ・ギャザリング』公式サイトにおける「真面目な訪問者、ソリン」の壁紙ダウンロード


関連動画


非公式リンク

M:TG Wikiにおける「ソリン・マルコフ」の項目

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