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ラ・セーヌの編集履歴

2019-05-19 12:08:13 バージョン

ラ・セーヌ

きゅうけつきらせーぬ

ドラキュラ、吸血鬼エリートにに続くゲゲゲの鬼太郎に登場する三大(?)吸血鬼の名称。

La Seineとはセーヌ川のこと(Laは定冠詞)。


映画『モンスター・イン・パリ 響け! 僕らの歌声』で、ルシール役のヴァネッサ・パラディが熱唱する『La Seine And I Cabaret』も参照。


日本では店舗等の名前に使われるほか、TVアニメラ・セーヌの星』が有名。


本記事では水木しげる漫画作品とこれを原作とするアニメの登場キャラクターについて。

概要

CV/内海賢二(1期)、大塚芳忠(異聞妖怪奇譚)

シルクハット蝶ネクタイ。そして燕尾服を身に纏った英国人紳士風の出で立ちをした気障な性格のゲゲゲの鬼太郎シリーズ吸血鬼(バンパイヤ)一族の1人。ラ=セーヌとも表記される事もある。


初出は原作のマガジン版「手」とアニメ第1期だが、後に発表される新編の原作(とその世界観の続きと思われるPS2専用ソフト『異聞妖怪奇譚』)ではそれぞれ微妙に設定が異なっている。

詳しい解説は下記を参照されたし。


「手」、第1期版

フランス出身の吸血鬼で、その紳士然とした態度でパリの社交界などに出現しては独自に編み出した誰にも悟られる事無く生血を抜き取る高度な吸血術(原作ではその詳細は不明だが、アニメによると爪を突き刺して指先から犠牲者の血を吸い取っていた)を用いて幾人もの美女たちをその手に掛けて来た。

なお、フランスでは犠牲者たちが、まさか伝説上の吸血鬼に襲われたとは思っていない為、現地では“血なし病”という新種と誤認されて、事件は闇に葬られてきた模様。

妖怪ではあるものの、身体的には普通の人間であるのか、特殊な力や妖術、魔術の類は身に付けていないらしく、ザ・マンモスという名の殺し屋を雇い、自身の身辺警護に当たらせている。


フランスで多数の犠牲者を出した後、かの地での女性たちの味に飽きたのか次の標的を日本人女性に決め日本へと上陸。

フランス同様に次々に女性たちにその魔手を伸ばそうと目論んでいたが、日本には鬼太郎が住んでおり(本人の弁では世界中の悪い妖怪が鬼太郎の正体について知りたいらしい。)、彼が何れ自分の正体に感ず居て必ず自分の邪魔をして来るに違いないと考え、そうなる前に先手を打って始末しようと目論み、鬼太郎を誘き寄せるとマンモスにマシンガンを撃たせ後に残された手首(アニメではリモコン下駄)を見て殺害に成功したと判断する。


意気揚々と日本に置いてのグルメプランを実行しようとするも、その残された手に付き纏われ恐怖心を抱き、マンモスと共に隠れ家である山奥のホテルに逃げ込むも、煙突を通って自分たちの元へとやってこようとする手を焼き殺してしまおうと火を起こしたことが仇となり、最後はその火を籠城している自分たちの部屋に逆流されマンモス共々焼死するという最期を遂げた。


ちなみに鬼太郎自身は最初から生きており、呼び出された時点で既に彼の正体と目的を見抜き、蜥蜴のしっぽきりの様に咄嗟に自身の脳波でコントロールする手を残して身を隠し、脳波で手(リモコン下駄)を遠隔操作してラ・セーヌたちを追い詰めていたというのが事の次第の真相である。


ザ・マンモス

CV/はせざんじ

吸血鬼ラ・セーヌの身辺警護を担う殺し屋にして彼の召使いを務める体格の良い男性。

なお、彼は妖怪ではなくれっきとした“ただの人間”なのだが、どのような経緯を持ってラ・セーヌに従う様になったノアは不明。武器は常に携えているマシンガン。

最後は主人のラ・セーヌ共々鬼太郎のリコモン手(下駄)により焼き殺されてしまった。


吸血鬼ラ・セーヌ(新編)版

こちらでも作品同様にフランス出身の吸血鬼(バンパイヤ)だが、設定が異なっており、千人の美女の生血を吸って更に千年の生を得ようと目論み、999人の美女の生血を吸った後、最後の千人目の白羽の矢を日本人に定め、日本へと上陸した。


過去作品では高度な吸血方法以外の特殊な力は持っていなかったようだが、今回はシルクハット型の超音波瞬間移動装置なる秘密兵器を使ってフランスのエッフェル塔から日本の東京タワーまでの長距離移動を一瞬にして行う事が出来る様になった。

また、バンパイヤ一族お約束(?)である巨大なコウモリの姿になる事も可能。


日本に上陸後、日本の蝙蝠たちの協力を得ると、目的の邪魔となる鬼太郎を襲撃し一度は鬼太郎を倒して部下の大蝙蝠に全ての血を吸い取らせ勝利(なお、この緊急事態を受けてすぐさま応急処置として人間の血が鬼太郎に輸血される事となるが、その影響で鬼太郎は半妖のような状態になり、力も性格もねずみ男の様になってしまった…)。


そしてその場に居合わせた猫娘を普通の人間の女性と勘違いして千人目の生贄として連れ去りその血を吸うが、そもそも猫娘は人間ではなく妖怪であった為に妖怪の血が混ざって今までの行為が全て元の木阿弥になってしまう。


自分の失敗を棚に上げて一からやり直しとなった事に大変ご立腹なラ・セーヌはその腹いせに無力化状態の鬼太郎を東京タワーから突き落とそうとするが、頭にかぶっていた装置をリモコン下駄で破壊され、その反動で自分が転落して重傷を負うはめとなってしまった。


その後、鬼太郎に血を返す事を条件に恐山の妖怪病院で治療を受けることになるが、その代償として鬼太郎に血を返したことで日本中の蝙蝠たちの信用を失ってしまい、元に戻った鬼太郎たちから二度と日本に来るなと言われてしまい、渋々飛行機に乗って祖国へと帰国していった。


異聞妖怪奇譚版

ドラキュラ率いる西洋妖怪軍団の一員として登場。

吸血鬼エリートと共にドラキュラの側近を務めており、その高い戦闘能力を使って鬼太郎たち率いる日本妖怪たちを苦しめる。ちなみに最強必殺技は(何故か妖怪なのに)マシンガンの乱射。


関連項目

吸血鬼 バンパイヤ ドラキュラ 吸血鬼エリート 西洋妖怪 ゲゲゲの鬼太郎

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