フランス革命を舞台とした作品で、市井の花屋の娘シモーヌが、仮面の正義の味方「ラ・セーヌの星」となって、庶民の為に戦う勧善懲悪ものストーリー。シモーヌは実は王妃マリー・アントワネットの異母妹であった。「ベルサイユのばら」と時代設定などで共通項が多い。ラスト1クールの監督を富野由悠季が手がけている。
キャスト
ロベール・ド・フォルジュ:広川太一郎
ダントン:野沢雅子
オルレアン:池水通洋
マリー・テレーズ:小宮和枝
フランツ1世:宮内幸平
ド・フォルジュ:寺島幹夫
ド・モラール:八奈見乗児
オッセン:緒方賢一
ハンス・カウニッツ:雨森雅司
ザラール:小林清志
ミラン:富山敬
その他
「ベルばら」と違い、ヒロインのコスチュームがセクシーなのが最大の売りで根強いファンがいる。時代設定を考え合わせるとレオタードの下はノーブラ・ノーパンと思われる。
シモーヌを演じた二木てるみは後にルパン三世第101話「ベルサイユは愛に燃えた」でゲスト出演したオスカルを演じている(ベルばらでの声優は田島令子)。
OPの歌詞がUFOロボグレンダイザーと酷似しているが、これは作詞(保富康午)作曲(菊池俊輔)が同じなせいで、互いの曲に合わせて歌詞を入れ替えて歌う事もやや強引ではあるが可能。
そのOPでは断頭台に立つマリー・アントワネットと群がる民衆の画にナレーションが流れ、さらに民衆の「マリーを殺せ!」という叫びの後、燃え上がる炎をバックにタイトルが表れるという当時としては衝撃的なものであった。
また、第1話・第2話では堀江美都子がOP・EDを歌っていたが、第3話以降からは「Étoile de la Seine」(エトワール ドゥ ラ・セーヌ=「ラ・セーヌの星」のフランス語訳)のフレーズから始まる、フランス人歌手アレーヌが歌うものとなった。
こぼれ話
- 実は当初創映社版「ベルサイユのばら」をアニメ化したかったのだが、原作者から断られ、代替で製作された。その後、「ベルサイユのばら」は1979年に東京ムービー製作・日本テレビ系でアニメ化されるが、長浜忠夫監督が原作者に頭を下げ、映像化が実現した。
- フジテレビ金曜夜7時枠はローカルセールス枠だった為、関西地区では関西テレビでは放送されず、数年後にサンテレビとKBS京都で初めて放送され、その後読売テレビで何度か再放送された。
関連タグ
伊勢丹…フジテレビでは一社提供のスポンサーだった。