CV:二木てるみ
概要
昼はロラン夫妻の元で花屋の娘として暮らし、夜は横暴な貴族たちに天誅を下すラ・セーヌの星として暗躍する義賊のヒロイン。
夫妻亡き後、ド・フォルジュ公爵に引き取られ、剣術を教えられる。
後に公爵の息子であるロベール・ド・フォルジュとは、彼が弱者の味方である黒いチューリップだと知ったこともあり、恋人同士となった。
その正体はマリア・テレジアの夫であるロートリンゲン公フランツ1世とオペラ座の歌姫との間に生まれた、マリー・アントワネットの腹違いの妹である。
この事実は本人にも知らされずにに育てられ、物語半ばにて明かされる。
史実では1765年に急逝したフランツ1世であるが、物語世界ではもう5年ほど生きており、フランス革命直前の話でシモーヌがその20年前に受精し、1769年にルイ16世との正式な婚約が確定したマリー・アントワネットに父が異母妹の存在を記した贈り物をした事が語られている。恐らく1768年から1769年生まれで、1769年生まれのナポレオン・ボナパルトが登場した話では僅かに年上程度に描かれている。