「闇のしもべたちよ、プリンセスの力を... 集めよ...」
CV:???
概要
ノットレイダーの首領。
第1話以前にスターパレスへと侵攻した際、十二星座のスタープリンセス達との戦いで力の大部分が失われたため、傷を癒すために本拠地のクリスタル内で眠り続けていた。
クリスタルの中でまどろみながらも部下達の行動をずっと見守っており、第10話ではプリキュアのせいでプリンセススターカラーペンの回収がうまくいってないのを見かねて、クリスタルの中から幹部達に力を与えて一時的なパワーアップを施してあげている。
第11話に於いてプリキュア達がトゥインクルステッキを生み出した際、そのイマジネーションの力と共鳴したことでより復活に近づき、声を発することができるようになる。
なお、名前が明かされたのは初めてセリフがあったこの第11話で、それまではガルオウガから『あのお方』と呼ばれていた。
また、これをきっかけにして、クリスタルからほとばしる緑色に揺らめくオーラがぼんやりとした人型の姿をとるという形で、自身の存在を示すことができるようになった。
(オープニング映像や第2話のプルンスの回想シーンでも、赤い目だけが覗くぼんやりとした人型のシルエットのような姿であらわされていた)
第21話でついに肉体を伴った復活を果たす。ただしこの時点ではまだ完全に力は戻っていないということ。
能力
クリスタルで眠った状態のままでも使えた能力として、他人に自分の力を分け与えて強化するというものがある。第10話で一時的に強化された幹部達がプリキュアたちを圧倒している。
また、第13話からはダークネスとは部下達が持つ武器に自分の力を分け与えており、これによってカッパードとテンジョウは、一般人から歪んだイマジネーションを取り込み自身の武器を強化する能力を得た。以降は戦闘に参加する幹部全員が取り込んだイマジネーション次第で戦法を変えてくることになる。
また、自分のやみ力を相手の限界を超えて注入することで、その相手の意思を消し去って体を乗っ取る憑依が可能。21話ではノットリガー化したアイワーンをさらに強化するために彼女に憑依している。
ノットリガーの素体となった人物はイマジネーションを塗りつぶされても意識が残っているのに対し、ダークネストに憑依された人物は文字通り意識すらも消され、ただの操り人形となってしまう。
余談
モチーフについて
名前は英語で暗闇や暗黒を意味する「ダークネス(darkness)」から来ているのはまず確実である。
他の幹部達のように妖怪のモチーフから名前が取られているのかは不明。
英語で巣を意味する「ネスト(nest)」からも名前が取られているという推測から、妖怪モチーフは土蜘蛛や鵺という一部視聴者の予想もあるが、現時点の描写だけでは決め手には欠けるところ。
(鵺については直訳の「暗黒の巣」を拡大解釈して暗雲として考察したもの)
ネストについては「巣」の意味は別になく、単純にダークネスの後に同じく英語で最上級を示すestをつける事でダークネストというネーミングになった可能性もある。
ノットレイダーに支配された後の宇宙は星の光が無くなり闇になるとの事なので、最上位の闇というのはノットレイダーの親玉につける名としては確かに妥当なところか。
なお、21話で見せた「肉体を持った姿」は、深いローブを被って身体にヘビ(コブラ)を纏い付かせた長身の人物で、本作が星座テーマであることからへびつかい座がモチーフとする説が有力である。
なお、へびつかい座は天文学上では黄道に存在するが伝統的な占星術では取り扱われない星座であることから、十二星座を守護するプリンセスがいるならばへびつかい座にもプリンセスはいるのではないかということで、ダークネストの正体をへびつかい座のスタープリンセスとする推測もある。
中の人について
第11話ではセリフはあるが、機械音声による処理がなされていた。
そしてエンディグクレジットではキャスト非公開。役名自体の表記もない。
これは前年の敵首領の扱いと同じであり、プリキュアシリーズでは別のキャラクターが「正体」である場合にのみ行われる手法である。