基礎データ
進化
概要
『ポケットモンスター ソード/シールド』に登場するポケモンで、ジグザグマがガラル地方の環境に適応する為に、独自の変化を遂げたリージョンフォーム。正式名称は「ジグザグマ(ガラルのすがた)」。
茶色系統のシンプルなカラーリングでモチーフがタヌキだった既存種に比べて、白黒のパンクロッカーの様な体色に様変わり、出で立ちからヨーロッパアナグマの要素が強く出ている。既存種は進化するとアナグマになるのだが、本種が最初からアナグマの要素が強いのは非常に興味深い。
落ち着きが無く自由気ままに動く習性をもち、ガラル地方のいたるところに生息している。
通常のジグザグマのジグザグとした動きは、ガラルジグザグマの習性が、影響していると言われている。
好戦的な性質を持つため、人やポケモンに対して突進をして挑発をおこなう。
この行為は、ポケモン同士では争いになることが多いが、人に同じ行為をしてもじゃれついているように映るため、この行為に怒らない人も多くジグザグマは不満を持っているようだ。
ちなみに…
実は、初めてジグザグマが確認されたホウエン地方などに生息する今までのジグザグマの方が亜種で、ガラルジグザグマの方がジグザグマの原種らしい。
リージョンフォームとは何だったのか。
と言っても、ガラル以外の地方では全てこれまでのジグザグマの姿になっているので、ガラルにしかいないこの種がリージョンフォーム扱いになるのも納得ではあるのだが。
人の手による外来種となった故か、それとも海を渡って他地方に移ったのか定かでは無いものの、何らかの方法でガラルよりも食べ物や気温に恵まれた地方に住み着いた事により、気性が穏やかになって亜種の(=これまでの世代の)ジグザグマの姿に変化。どの地方でも同じ姿の亜種となったため、そちらが広く分布するようになったという考察がファンの間で囁かれている。
ちなみに現実の世界では既存種の元ネタとなったタヌキが外来種としてヨーロッパに定着したと言う例があり、それが元ネタなのだろうか。
それにしてもアナグマからタヌキに変化するメカニズムとは一体…文字通り我々は『ムジナに化かされた』とでも言うのだろうか…。
今回の『原種』の登場により元々は海外産のポケモンであったヘイガニ、ヤングース、ガブリアス、プテラにも『原種』または本来の姿がいるのではという疑惑がより一層高まった。