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総武快速線の編集履歴

2019-08-20 11:39:47 バージョン

総武快速線

そうぶかいそくせん

総武本線の東京駅~(新日本橋経由)~千葉駅間の通称。運行系統名称としては「総武線快速」「総武線(快速)」などと案内され、直通運転を行っている横須賀線と合わせて「横須賀・総武線快速」「総武・横須賀線」などとも呼ばれている。

概要

東京地区の電車特定区間内(E電)の運行系統の一つで、千葉県中・西部の各都市から東京都心への通勤路線のひとつとなっている。JRの前身である日本国有鉄道(国鉄)の通勤五方面作戦の一環として1972年より運転が開始された。東京駅から馬喰町駅までは地下路線、錦糸町駅以東は線路別複々線のうちの快速線を走行して千葉駅に至る。1980年からは、東京駅以南で横須賀線との直通運転を行ない事実上運転系統は一体化されており、また一部電車は千葉駅から外房線内房線総武本線(千葉以東)・成田線へ直通運転を行う。


ラインカラーは横須賀線と共通であり、快速電車の車体色(通称:スカ色)の一部に近い色である青で案内される。


本系統(および直通先の横須賀線東京~品川間)は特急を除き11両編成または15両編成で運行している。そのため、11両編成の列車が到着する際には「短い11両編成で参ります」という沿線民以外にはどこがどう短いのかと問い詰めたくなりそうな放送が流れる事がある。


運行形態

快速

総武快速線で主に運転されている種別である。首都圏各線の普通列車と同様に快速線上にホームのある駅すべてに停車する。東京駅 - 千葉駅間を基本に運転されており、東京駅から横須賀線に直通する電車が多い。また、横須賀線 - 東京駅 - 津田沼駅間の区間列車も設定されている。平日朝ラッシュ時の東京方面は3 - 4分間隔で運行されており、日中時間帯は1時間あたり5 - 6本程度(1 - 2本程度は東京駅発着)で20 - 30分ほど開く時間帯がある、夕方の東京駅→千葉駅間は10本前後(一部津田沼行き)運転されている。

千葉駅からは以下の各線への直通列車も多く設定されている。


通勤快速

1994年(平成6年)12月3日から運転されており、通常の快速よりも停車駅が少ない。平日のラッシュ時に運転されている。上りは朝に成田駅発横須賀線逗子行きと大船行きが1本ずつ、下りは夜に東京駅発成田行き2本が運転されている。錦糸町駅 - 千葉駅間の途中停車駅は船橋駅のみである。上り列車は通勤快速運行区間が終わる錦糸町以降は通常の快速と同じ(横須賀線内普通)になるため方向幕も通勤快速のない行き先だけの表示になる。上りの所要時間は先行列車を追い越さないため通常の快速とほぼ同じである。下り列車は先行の快速千葉行きを市川駅で通過追越する。


特急

特急「しおさい」「成田エクスプレス」が運行されている。また、特急「あずさ」のうち1往復が千葉駅発着となっており、総武快速線のルートを走行する。年末年始をのぞく土・休日には特急「新宿わかしお」「新宿さざなみ」も設定。


過去には特急列車とは別に、「しおさい」用のE257系を用いたライナー列車「ホームライナー千葉」があったが、2019年3月のダイヤ改正で廃止された。


直通運転

成田線

佐倉駅までは総武本線を経由し、ほとんどは成田駅から空港支線に入り成田空港駅まで運行されている。

駅構内の方面案内や電車内の停車駅案内などでは成田空港駅とを結ぶものをメインとしており、方面案内では直通路線先の駅としては成田空港駅がまず最初に記載され、停車駅案内でも成田空港駅とを結ぶ帯が太くなっている。


朝の上り1本のみ佐原駅発の列車が設定されている。佐原駅 - 佐倉駅間は付属4両編成で普通列車として運転され、佐倉駅で11両編成を増結する。年末年始の終夜運転では成田山初詣客向けに、津田沼駅・千葉駅・佐倉駅発着の一部列車を成田駅発着に変更する場合がある。


総武本線

佐倉駅までは前記の成田線直通列車に加え、朝夕には折り返し列車も運転されているが、佐倉駅以東への直通列車は成東駅発着の朝の上り1本と夜間の1往復のみである。このうち、朝の上りは佐倉駅 - 成東駅間でも快速運転を行い11両編成(佐倉駅で付属4両編成を増結)で運行されているが、夜の1往復は佐倉駅で成田空港駅発着の11両編成を増解結し、佐倉駅 - 成東駅間は付属4両編成で運行され各駅に停車する。かつては手前の八街駅までの乗り入れで、かつ付属4両編成のみで運転されていた。


内房線

成田線に次いで直通運転が多く、一部時間をのぞき1時間あたり1本程度を運行。すべての列車が君津駅まで運転される。

日中は蘇我駅で京葉線 - 外房線上総一ノ宮駅発着の快速列車に相互接続を行う列車がある。特急はおおむね京葉線経由となったものの、快速は圧倒的に総武線直通が多く、京葉線直通は朝夕に留まる。


「房総夏ダイヤ」実施時は快速「青い海」として館山駅発着で運転された列車もあった。


外房線

1日10往復が直通運転。千葉駅 - 蘇我駅間は前記の内房線直通の列車も加わる。

日中は京葉線直通の列車が主で、総武線直通は蘇我駅 - 上総一ノ宮駅間では5時間ほど運行されない。「房総夏ダイヤ」実施時は快速「白い砂」として安房鴨川駅発着で運転された列車もあった。


鹿島線

快速列車のうち1日1往復が鹿島神宮駅まで直通運転している。付属4両編成側が用いられ、佐倉駅で11両編成を解結し佐倉駅から先は4両編成で普通列車として運行されている。


駅一覧

駅一覧については横須賀線を参照。


関連タグ

総武線 横須賀線 中央・総武緩行線 中央線快速 JR東日本

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