概要
スナネコの体毛を彷彿とさせるシルバーブロンドの髪と大きな耳が特徴。衣装の構成は、同じくネコ科のサーバルに似ている。
一人称はNEXON版では「私」、アニメ版では「ぼく」と異なるが、ですます調の敬語を用いることは共通している。
NEXONアプリ版
砂漠の暮らしも案外悪くないですよ。
日中は岩の影などでじっとしていて、夜になったら砂の海を散策です。
でもやっぱり住もう、って思ったら、それなりの覚悟が要りますね。あなたは……大丈夫ですか?
作中にてスナネコ専用のシナリオが登場。
砂漠にやってきた主人公一行は、サーバルの提案でガイドさんをはじめとする旅の仲間たちと共に砂遊びに興じる。サーバルは、自ら作った砂のお城の完成まであと僅かに差し掛かったところで、突如、スナネコからものすごい勢いで砂を撒き散らされ、そのせいでお城は倒壊してしまう。
せっかくの力作を台無しにされ涙ぐんで怒るサーバルとは裏腹に、彼女がなぜ怒っているのかわからない様子で謝罪すらしないスナネコ。そんな彼女の態度にとうとう泣き出してしまうサーバルだが、直後にセルリアンが出現し、一行は彼らの対処を行うことになる。
セルリアン撃退後、戦いの際にケガをしてしまったサーバルだが、直後にスナネコが砂をかけることで相手の傷を癒す能力があることを説明し、その言葉通りサーバルは、彼女に砂をかけられたことで疲労が消えたことを実感する。同時に、スナネコにとっての「砂遊び」とは、相手と砂をかけあって遊ぶこと(要するに水をかけあって遊ぶ「水遊び」のようなもの)であることが理解され、彼女に悪気があったわけではないことを知ったサーバルは仲直りし、今度はみんなでスナネコ流の砂遊びを楽しんだ。
ゲーム内での性能はレアリティ☆2のパッション属性で、攻撃タイプは回復型。
グループはにゃんにゃんファミリーに所属する。
所有スキルは30秒間味方全体の攻撃速度が5%上がる「サンドオブリカバー」。
1期アニメ版
第4話「さばくちほー」から登場。
サーバルに負けじとも劣らぬ好奇心旺盛であるとともに、非常に飽きっぽく、ラッキービースト曰く「熱しやすく冷めやすい性格」。
ある日、興味を持った砂嵐に不用意に近付いたために吹き飛ばされ、ちょうど同じ頃に砂漠を通過しようとしていたかばん一行が乗るジャパリバスと遭遇する。砂嵐から逃げようにもバスのタイヤが砂にとられ立ち往生している彼女たちに協力してバスを脱出させ、共に砂嵐から離れることに成功する。
車内でお互い自己紹介を済ませると、はじめて見るバスやかばんの帽子の羽根飾り、喋るボスなど次々に感心を寄せるが、10秒も経たずに飽きており、彼女のあまりにも極端な性格にはサーバルすらツッコミに回っていた。
その後、その暑さから砂漠の移動が困難とみたかばんたちを自身の家(洞穴)に招き入れ、ジャパリまんを振る舞う。さらに、今後のルートについて思案する3人に家の奥にある通路(バイパス)の存在を教える。
4人がいざ出発…しようとした矢先、ここでスナネコは「満足」し、家に残ることに。「あなたたちといると飽きないから、また遊びましょ?」と二人に別れを告げた。
第6話のCパートにも少しだけ登場。
かばんこと「帽子泥棒」を追うアライさん・フェネックと同じく地下迷宮に到達。「ぼくんちの奥に、こんな面白場所が!」と驚いており、存在を知らなかった模様。
その後、ツチノコと共にかばんたちのことを尋ねられ、彼女の持つ(かばんのものとよく似た)赤い羽根飾りにも見覚えがあるように声を漏らしていた。
最終回では、巨大セルリアンを足止めするため、アメリカビーバーの指示の下、フェネック、オグロプレーリードッグと協力して落とし穴を掘り、セルリアンの片足を沈める活躍をみせた。
因みにアニメ版で声を担当したのは、本作のEDテーマ『ぼくのフレンド』を歌うシンガーソングライターのみゆはん。作中では(アドリブなのか)この楽曲の鼻歌を披露している。
生態
性格はきまぐれでマイペース。物凄い勢いで食いついたと思いきや、数秒後にはもう興味を失うという、非常に極端でもある。彼女のあまりの温度差には、ボケる事が多いサーバルですら「えぇ~!?もうちょいノッてよ~!?」とツッコむほど。
こうした性格は元来のスナネコの体質が反映されているとラッキービーストが解説しており、昼夜の気温差の激しい砂漠地方の環境に適した体質をしている。実際、足の裏まで体毛で覆われているため、強い日差しで鉄板のように熱を帯びたジャパリバスの中でも平然としているなど、その特性の一部が作中でもみられた。
2期アニメ版
7話の次回予告パートに一瞬だけ登場。
窓の外を見てみると……?
ブシモアプリ版
”砂漠の天使”って呼ばれてるからには、いろいろボクにまかせてね。
昼間はホントにあっついけど、慣れれば砂漠の暮らしも案外悪くないよ。
一緒に住むっていうんならボクがいろいろとお世話してあげる。
自慢の料理を捕ってきてあげるね♪
さばくエリア解禁と共に観察可能になったフレンズの一人。
主な活動時間は夜。
性格はアニメ版準拠で、何かに興味を持ったかと思えばすぐに飽きて別の事に興味を移す。
寝床にしている巣穴は、砂嵐や強い日差しから逃げてきた他のフレンズ達が入ってきては入り浸っているが、本人はさほど気にしてはいない様子。
珍しい行動は以下の2種類。
- すなほり……「砂のおしろ」で披露する。鼻歌交じりに砂を掘り始めたかと思えば即座にやめ、視線をまったく違う場所へ向けるという彼女らしいと言えばらしい行動を取る。
- 見つけられますか?……アップデートにて追加された行動。「天使の柱」で披露する。柱の後ろから顔をこっそりと覗かせる。
GOODROIDアプリ版
アニメ版同様に興味を持ったかと思えばすぐに飽きる性格。
現時点でメインストーリーには絡んでいない。
限定バージョンについてはエンジェルスナネコを参照。
レアリティ☆4で、動物グループは橙。
得意地形は砂地・夜、苦手地形は雪原。
けもパワーは味方のつよさ小アップ。
所有わざは味方のHPを中回復する「砂漠の天使」。
けものフレンズピクロス
ピクロスでは、104問目に登場。問題サイズは15×15。
メガピクロスでは、135問目に登場。問題サイズは15×15。
イラストAにした状態で、クリップピクロスの問題を解く。または、ピクロス問題を解くと見ることが出来る。
クリップピクロスでは、4つ目の問題に登場。
セガゲーム版
一部のゲーム紹介画面にて姿が確認されている。
現時点でどのような活躍をするかは不明。
なお、アーケード版ではAimeを使用した初回プレイにて最初にもらえるフレンズの内の一人として登場する予定(他はハクトウワシとミナミコアリクイ)。
一部のゲーム紹介動画では「エンジェル砂遊び」という砂団子を投げつける技を披露している。
余談
アニメ版の解説コーナーでスナネコを解説したのはアメリカのNPO「ビッグキャットレスキュー(Big Cat Rescue)」のローレンおねえさんで、初の国外からの出演だった。これはスナネコを飼育している施設が日本国内には存在しないためで、そもそもスナネコそのものの生息地域が極小であり、飼育されている動物園も世界で4ヶ所しかないらしい。
解説時の画面では、スナネコが寝ている奥の地面にジャパリバスとかばん一行など、4話での出来事が落書きされている。この絵を描いたのは美術監督の白水優子で、曰く「岩と砂だけではかわいそう」だったとのこと。
アニメ版で声を担当したみゆはんはこのキャラクターをだいぶ気に入っているのか、前述の主題歌が収録される自身のミニアルバム『自己スキーマ』のCMではスナネコ風のナレーションを挿入したバージョンも公開されている。また2017年5月のGWに先駆けて、Twitter上に「スナネコ天気予報」なる動画を投稿した。
なおニコニコ動画における第1話が1000万再生を超えた際に、Twitterでたつき監督が作った非常に驚いている表情のスナネコを見る事が出来る。
当然中の人であるみゆはんもこのツイートに反応している。
2期タイトルのけものフレンズ2ではナミチスイコウモリの役を担当。その後、Twitterにて髪型をナミチスイコウモリのものにセットした姿を披露している。