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人間失格の編集履歴

2019-10-15 15:31:54 バージョン

人間失格

にんげんしっかく

『人間失格』とは、太宰治による中編小説。

曖昧さ回避

概要

『ヴィヨンの妻』『走れメロス』『斜陽』に並ぶ太宰の代表作の1つ。

1948年(昭和23年)に雑誌「展望」に、全3話の連載小説として発表された。脱稿は同年5月12日。

創作とされ、アイディアノートが後に発見されるなどフィクションとして書かれた事実が残されているものの、主人公は名家の三男坊で父親は著名な政治家、女性と心中を図ろうとするなど、太宰の自伝を模しているようにも見える。ある程度は自分の生い立ちを参考にしたことも考えられる。

後世への影響

幼少期に関する対人関係への悩みをはじめとして、著者の、ひいては人間の葛藤やココロの歪みが滲み出でくるかのような文章が特徴で、思春期に手を出した人ならば意味が分からなくとも何となくシンパシーを感じた経験があるだろう。

それが高じて、文学中二病に目覚めた人も多いハズで、お笑い芸人兼小説家の又吉直樹も影響を受けたことを公言している。

と同時に、普段は読書なんてしてないにも関わらず読書感想文なんかで少し背伸びして手を出したら、初ッパナから「恥の多い人生を送ってきました。」で始まり、それ以降院隠滅滅とした雰囲気で進み、ペルソナの形成、薬物心中ときて、〆は「人間、失格。もはや、自分は、完全に、人間で無くなりました。」で終わるという、究極の初見殺しを見舞われ、文学になおさら苦手意識をもった者も多いことだろう…。




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太宰治

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