概要
聖なるデジモンである証「ホーリーリング」を尻尾に持ち、サーベルレオモンのデータをコピーして作られた爪を備えた聖獣型デジモン。
エンジェウーモン等、あらゆる神聖系デジモンの源となる存在だといわれている。
名前の由来は、特徴の一つである尻尾の英単語である「テイル(Tail)」から。
ネコ型のデジモンに見えるが、開発者の一人渡辺けんじ氏が明かす所によると、実際は「ネコに擬態したハツカネズミ型デジモン」であったという。
なので旧名も「ハツカネズモン」。
なお、後述する八神ヒカリのパートナーであるテイルモンはこの事実を快く思ってないらしく
ヒカリの作っている『パートナーデジモン入門講座』でその事について触れられると、記録を消してしまった。
なお、テイルモンの英語名は「ガトモン(Gatomon)」であり、ネコの英単語である「ガトー(Gato)」から来ているので、結局はネコ型デジモンということになるだろう。
ユキミボタモン→ニャロモン→プロットモン→テイルモン→エンジェウーモン
ギルモンを除けば、選ばれし子供たちのパートナーでは唯一、オファニモンとホーリードラモンという二つの異なる究極体への進化を成し遂げている。
活躍
デジモンアドベンチャーおよび02
cv:徳光由禾
八神ヒカリのパートナーデジモンとして登場。
他のパートナーデジモン達と違い、長い間過酷な環境で生きてきた為か大人びており、姉御肌な性格をしている。しかし、ヒカリ同様おちゃめな一面も見せる時がある。
ヴァンデモンの部下として初登場し、選ばれし子供たちの前に立ち塞がったが、正体はゲンナイがダークマスターズから逃亡する際に紛失したパートナーデジモンの一匹。現実世界でヒカリと出会ってからは自分の本来の役割を思い出し、子供たちの仲間に加わる。
手袋の下にはヴァンデモンからの虐待の痕があり、デフォルトで成熟期の状態を保っていられる上に、パートナー無しで幼年期以上に進化していた。
02の1話冒頭、デジモンカイザーの襲撃から逃げている途中にホーリーリングを失った為、その力は成長期並みのものになってしまい、今作では成長期デジモンと同等の扱いを受けてしまう。
光のデジメンタルが現れるまではパタモン同様足手まといであることを悔しがっていた。
(エンジェウーモン時にしても成熟期並みにまでパワーダウンしている事が仄めかされている。その代わり、ホーリーエンジェモンと違い紋章・タグ・ホーリーストーン無しで進化可能。)
アーマー進化によってネフェルティモンに進化、アクィラモンとのジョグレス進化によってシルフィーモンに進化する。
好きな食べ物はチーズ入りカマボコとハンバーガー。
チーズ入りかまぼこが好きなのは、旧名ハツカネズミモンの名残だろうか。
必殺技の『ネコパンチ』は前作ではグレイモンをなぎ倒す程の威力だったが今作では成長期並みの技になってしまった。
前作でヒカリからもらった笛を持っていなかったが、27話の回想シーンでヒカリが持っていたことから再会した際に返したと思われる。
最終回でデジモンカイザーの要塞に放置されていたホーリーリングを、ゲンナイがジョグレス進化のエネルギーとして利用したことを明かした後返却された。
本編中で、前作で自分をヴァンデモンから逃がそうとして消滅したウィザーモンの亡霊と出会い、ヒカリと共に悲しんでいた。また、黒幕がヴァンデモンと知った時、腸が煮えくり返る顔を見せた。
デジモンクロスウォーズ(漫画)
学者であるウィザーモンと縁あって共に旅をしているデジモン。
その昔、人間界に迷い込んだことがあり、その時知り合った人間の少女としばらくデジタルワールドを冒険したことがあるらしい。
相当長生きしているらしく、かつて消滅したウィザーモンをいくつもの世界を渡り歩いてデータを回収し、数百年の時間をかけ再生させた。
最終決戦ではデジモン達が進化の力を取り戻したことで、エンジェウーモンへと超進化して戦った。
アドベンチャーの個体を意識したキャラクター設定だが、性格はだいぶ明るくなっている。
デジモンリアライズ
新城ミチのプロットモンが進化した個体として登場。詳しくは該当記事を参照。
関連デジモン
ブラックテイルモン
(上イラスト右端)
亜種。テイルモンとは逆に悪魔系デジモンに進化する。
ミケモン
(上イラスト左端)
亜種。その名の通り三毛猫のようなぶち模様を持つ。