概要
元々は1981年にディスクシステムより発売された「夢工場ドキドキパニック」というゲームを、アメリカなどの日本国外の市場に輸出する際、プレイヤーとなるキャラクターをマリオ達に変えた上で『SUPER MARIO BROS. 2』として発売した物である。
更に1992年に日本国外で発売された『SUPER MARIO BROS. 2』を日本に逆輸入したゲームがこの『スーパーマリオUSA』である。
日本での販売に際しては、タイトルの通り「アメリカで発売されたゲーム」ということでユーザーの興味を引くだけでなく、ディスク用の『夢工場ドキドキパニック』をROMカセットで再発売するという意味合いも強かった。これにより、日本国内で「スーパーマリオブラザーズ2」と言っているものは、日本国外で「Super Mario Bros The Lost Levels」としている。
そのため、他のマリオゲームとはプレイ感覚が異なった物となっている。『踏んでも敵が倒せない』のは当時は大きな衝撃だった。
また、特定の通路を開くための『カギ』と取ると追いかけてくる、空飛ぶ仮面の敵キャラが一種のトラウマとして知られている。
「夢工場ドキドキパニック」からの変更点
- ステージをクリアするとキャラクターを変更できる。
- 出現するボスに一部変更がある。
- Bダッシュが可能。
- 1周クリアするだけでエンディング。ただし、コンティニューに制限がある。
- 残りライフが1になるとチビキャラになる。残りライフが2以上に回復すると元の姿に戻る。
- 残りライフ2→1のときのはじかれがなくなっている。
- 地上にいる時のBGMが8小節追加されている。
- 裏世界(ランプを使用)に行ったときのBGMと、スターを取ったときのBGMがマリオシリーズ-のものに変更。
- 仮面ブロックのグラフィックが変更。
など。
スーパーファミコン版(スーパーマリオコレクションに収録)の変更点
- ステージクリア後のスロットマシンのアルゴリズムが変更。
ストーリー
ある日マリオは、不思議な夢をみる。夢の国の住人は、こううったえかける。
「夢の国、サブコンがマムーに乗っ取られてしまった、助けて欲しい。マムーは野菜が苦手なのです」
次の日、マリオと仲間達は、不思議な洞窟を発見する。その中には、夢で見たのと同じ世界が広がっていた。サブコンだ。マムーはサブコンの中心部にある「ドリームマシン」を奪って、「奇妙な悪夢の怪物」を次々と生み出していた…
マリオたちの、「夢の世界」での冒険が始まる。