演:吉永アユリ
※当初は桃果が演じる予定であったが、スケジュールの都合により降板し、吉永アユリに変更された。
概要
E.G.I.S.のオペレーターを務める女の子。年齢23歳。主にヒロユキやホマレのサポートに回ることが多い。
コンピュータのモニターを見るときは眼鏡をかけていることがある。
サイバーセキュリティを一手に引き受けるなど異才を発揮する一方、オシャレやダイエットなどに気を使う女の子らしい一面も持つ。社長のカナから寿司の奢りに誘われた際も、ダイエットを理由に断っている。
その一方で、怒った際には関節技をかまして制裁するというアグレッシブな面もある(被害に逢うのは大体ヒロユキ)。
口癖は「承知の助」で、命令に対する返事として使っている。他にも「あじゃぱー」「ぶいぶい言わせる」のようなおっさん言葉を使う事が多い。
タイガを初めて目撃したときも悠然とした様子で「かっこいいじゃん」と印象を語るなど、意外にも物事に動じない性格のようだ。
また、タイタスのポージングを見た際には「切れてるよ!」と絶賛していた。
基本的には組織内のムードメーカーといったところだが、ウルトラマンと一体化しているヒロユキ以外では唯一ナイトファングの音波を聴覚で認識できたり、第19話で霧崎=トレギアと対面した際、霧崎が彼女の瞳を介して謎のビジョンを目にして狂喜する場面があったりと、謎めいた部分も多い。
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※この先ネタバレ注意※
実は彼女は人間では無かった。
その正体は、惑星を食いつくしていく宇宙爆蝕怪獣ウーラーを抹殺する為にエオマック星の科学者が作った、怪獣の生命活動を止めるデバイスを搭載したアンドロイドの一体、ピリカ03であったのだ。
タイタスはその存在の噂を聞いた事があるらしい。それによると、科学者はそのアンドロイドとウーラーを一体化・同期させデバイスを作動、アンドロイドをウーラーもろとも活動停止させて殺害するつもりであり、そのためにアンドロイドを大量に生産して全宇宙に放っていたようだ。
こうしてエオマック星から宇宙に放たれたアンドロイドの一体は地球に流れ着き、物語の7年前、外事X課にいた頃のカナにゴミ捨て場に倒れていた所を拾われ、人間・旭川ピリカとして生活することになった。
なお、当時はいかにも機械的な口調で喋っていたが、7年の歳月を経て人間らしい言動・感情を持つようになったようである。
これまでにも
など彼女が普通の人間ではないという伏線は各所に存在していた。
人間らしい感情や記憶を手にしたことでウーラーと同期するうえで障害となる「バグ」が発生し、ピリカ03としての人格から自分の記憶の初期化を指示されるもそれを拒絶。
あくまでも「旭川ピリカ」としてその使命を果たそうと試み、ヴィラン・ギルドが使用する怪獣誘導装置を利用して脳波を同調・増幅し、ウーラーとの同期を試みた。
止めに来たE.G.I.S.の面々に感謝の言葉を残したが、同調直前で手を差し伸べたヒロユキに思う所があったのか、思わず手を伸ばして握ろうとした。しかし一歩遅く、ウーラーとの同期が完了、その体内へ量子化・転送されてしまう…
関連タグ(ネタバレ関係)
エリー(ウルトラマンマックス) - アンドロイドヒロインの先輩で、オペレート担当である点も共通。ただしこちらは地球製。
アンドロイド・ワンゼロ - 同じくアンドロイドヒロインの先輩で、ラスボスを身を捨てて止めようとした点で共通。ただしこちらは元々敵だった。
ヒューマギア - 放送時期が重なる特撮ヒーロー番組に登場するこのアンドロイドを連想したファンも多かった模様。