殺し屋マッドブラスト
ころしやまっどぶらすと
「また圧縮なんて冗談じゃねぇ!」
CV:田中一成
概要
Case File 5「第3の合体」に登場したロンダー囚人。
30世紀において喧嘩による傷害罪を犯し、15年の圧縮冷凍の刑を受けていた囚人。
緑色の魚を思わせる上半身を持ち、頭部に着けたゴーグルが特徴。また、右腕もガトリングガンになっている。
その名の通り腕利きの殺し屋であり、殺人罪を犯して捕まった身ではあるが、巧妙に行っていた為に発覚しなかった。
上記のガトリングガンを武器としており、性格も殺戮が趣味と言う筋金入りのサイコパス。おまけに殺害した人間の装身具をコレクションにする猟奇的な癖まで持ち合わせる始末である。
実はドルネロの依頼でユウリの両親の命を奪った張本人であり、この為に彼女にとっては憎い仇敵である事は言うまでも無い。
尚、劇中ではギエンがドルネロに内緒で密かに解凍していた為、恐らくは彼の破壊願望を満たす為だけに解き放たれた可能性が高い。この後のストーリー展開を考えると、マッドブラストの解凍はまさしくギエンの狂気の序章だったと言う見方が出来る。
活躍
ギエンによって密かに解凍されると、彼にガトリングガンを突き付けて「ドルネロに自分の始末を頼まれた」と警戒。だが、当のドルネロは自身の事を忘れたと聞かされる。そして「金儲けは気にしなくて良いから好きなだけ殺しを楽しんで来い」と、20世紀の街へ送り出されてそのまま無差別殺人の為に街中で暴れ回る。
その最中にタイムレンジャーが現れるや不意打ちで攻撃するが、足音と身に付けた腕輪によって「自分の家族を殺害した張本人」と悟ったピンクの猛攻に圧倒されてしまい、他の4人が彼女を制止している隙を見て引き上げた。
今度は遊園地に現れて人々に襲い掛かるが、駆け付けたピンクの誘導尋問で「ユウリの家族の殺害はドルネロに頼まれた」と自白。ピンクのダブルベクターの斬撃を叩き込まれ、それと同時に彼女の父親の形見である腕輪も取り返される。
直後に上記の台詞と共に巨大化抑制シールを剥がして巨大化すると、巨大戦ではタイムロボβを右腕のガトリングガンで攻撃するも、タイムジェットγのガンマレイザーに怯んだ所へ、タイムロボαのプレスブリザードを撃ち込まれて再び圧縮冷凍された。
余談
モチーフはナマズ。
劇中で解凍された中では初めての金儲けが目的でない囚人となった。
声を演じた田中氏は今作がスーパー戦隊シリーズ初出演となり、翌年の『百獣戦隊ガオレンジャー』ではフリーザーオルグの声を演じている。