スペック
全長 | 51m |
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全高 | 15m |
全幅 | 44m |
重量 | 6,000t |
スピード | 光速の99%(通常空間) |
概要
タイムジェット1を先頭に、2・3が両側面、4・5が後部を構成する形で合体した大型の戦闘機で、機体全体で三角形を描くかのようなフォルムが特徴。「3Dフォーメーション」の3形態の中でも、抜群の機動力を発揮し、主に遠距離からの奇襲攻撃を得意とする。また、他の形態よりもコンパクトなフォルムであるのも手伝い、作中でも目立ったダメージを受けることはなかった。
・・・と言っても本形態自体、他の形態に比べてそこまで使用される機会が少なく、番組後半ではほぼほぼ隅に追いやられる格好となっていた。そもそも本形態もタイムロボβと同様に圧縮冷凍はできず、巨大ロンダー囚人を相手にするには不向きであったという事情を考えると、使用頻度の低さも必然と言えるものなのかも知れない。
・・・のだが、物語最終盤では31世紀に「帰還」したユウリ達が、再度21世紀に向かう際に本形態を使用。21世紀到着直後には後述のガンマトルネードでネオ・クライシスを市街地より吹き飛ばしており、最後の最後で見事な活躍ぶりを見せている。
さらに番組の最終回として制作された特別編でも、ゴレンジャーが活躍していた1975年へとタイムジェットで飛来した後、合体して時代を下っていく形で本形態が使用された(※)。
(※ その際、クロノスーツを装着していない状態でも本形態(およびタイムジェット各機)の操縦が可能であること、また本形態でも起動スティックを時空剣へと変化させることが可能であることが明示されている)
装備・技
タイムジェット1・2・3各機の装備は本形態でも引き続き使用可能で、合体によってエネルギー量が5倍に高められている分、それに合わせて破壊力もアップしている。特に、機首部分に装備された大型プラズマ砲「ガンマレーザー」は、タイムジェット単機時の数倍の威力を持つ。
必殺技は、円を描くように高速で旋回し、それによる衝撃波で巨大な竜巻を発生させ、敵を吹き飛ばす「ガンマトルネード」。また設定上では、高速で敵に体当たりを仕掛ける「デルタアタック」なる技も存在する。
備考
タイムロボの形態の一つとして、人型以外のそれを盛り込むのは早い段階から検討されていたようで、当初はブルタウラスのデザインの際に没になった、回転する鬣が特徴的なライオン型メカという案も再浮上している他、長い前腕を持つ怪獣型の形態、四足歩行の多脚戦車的な形態など様々なパターンが試行された。
合体戦闘機形態は実はそれ以前、3タイプへの合体という要素が導入される辺りで一度没とされていたものであり、怪獣型を模索するうちに再度有力な案として浮上し、タイムジェットγとして導入に至ったという経緯を持つ。
3Dフォーメーションの他の形態とは異なり、本形態にはタイムシャドウとの合体形態は存在しない。これは、過去のシリーズに登場した同様の合体戦闘機であるハイパーハーケン(『鳥人戦隊ジェットマン』)の出番が少なかったことを踏まえての措置であるという。
199ヒーロー大決戦では主にこの形状で戦闘に参加。同じく戦闘機型に変形できるダイデンジン(デンジファイター)、ジェットイカロス(イカロスハーケン)と共にサイボーグのブレドRUNを攻撃した。
関連タグ
イカロスハーケン:『鳥人戦隊ジェットマン』に登場する巨大戦力の一つ。タイムジェットγと同様に5機の戦闘機が合体した大型戦闘機で、三角形を描くようなフォルムという点でも共通項が見られる