生体としての基本構造
ヴェーダとリンクして情報収集や計画の遂行を為すとともに、人類の「純粋種」への覚醒を促進する役割を持っていたが、リボンズ・アルマークなどが「自分たちこそがイノベイターだ」と宣言して反逆したことによってその存在意義が歪んでいくことになる。
ヴェーダへのリンク権や作戦内容の告示など、イノベイド内でも一定の地位があり、リボンズがヴェーダ全ての権限を掌握する立場であるのに対し、ティエリアはアクセス権はあれど、一定レベル以上の機密を、ヴェーダと一体化するまでは知ることが出来ていなかったなど、個人差がある。
能力としては、ナノマシンによる補助もあって戦闘能力では「純粋種」にも引けを取らず、また「純粋種」と同様に脳量子波を使用可能である。
ただし、リボンズをはじめとして人類を見下す者が多く、それ故に慢心してしまう側面もある。
機体としては、「GNZシリーズ」(通称「ガ系」)のものを使用する。
一応、彼らは「イノベイターの模倣品」なのだが、TV版においてリボンズらが自身らを「イノベイター」と称していた影響で、リボンズらの集団を「イノベイター」と呼ぶことも多い。
ただし、劇場版00以降は、「純粋種」に覚醒した刹那とデカルトがいるため、「イノベイド」の方の呼称が一般的である。
性別の取り扱いについて
基本的には無性別なのだが、人間社会と馴染ませるために、情報収集を行う個体には性別が与えられている。
逆に、戦闘を目的とした「マイスター型」と呼ばれる個体は、社会に馴染む必要が無いため性別を持っていない。
ただ、こういう無性別設定の人でも『体内の余剰水分を破棄する身体構造の一部がどのように機能するのか?』という生物学的に絶対必要な身体構造がある。これには日常生活で蓄積された毒素の除去が行われるので、『偏った性別を精神肉体に持たない特異な存在』(Buティエリア)と明言されたとしても、生殖・自己認識性別とは関係無く、純粋な破棄システムが戦闘型イノベイドとして「どっちが効率的なのか?」という真理が存在するゆえに、第三者が客観的に見た外見上の認識だけは確実に存在する。
(それでも無いと判断する場合、体内毒素を専用施設なり光合成で破棄する・汗だけで全てを済ますと言った、特殊な方法を取る必要がある)
誕生経路
イオリアは複数の研究者から得た遺伝子を元にイノベイドを誕生させている。
現在までのイノベイドはすべてこの提供遺伝子を元に誕生されており(性別のあるイノベイドが自然出産した、という情報源求む)、基礎塩基配列を元にして戦闘型・情報収集のいずれかで誕生する。
殺害されたとしても意識はヴェーダ内に残り、予備の肉体を用いて復活することも可能である。(マイスター型だけなのかもしれないが。)
元なったサンプル数が少ないのか、リボンズとヒリング、ティエリアとリジェネのように塩基パターンが同じ場合、容姿も似たようなものになる。
ヴェーダの情報端末である情報収集型は無自覚なままリンクが特定周期で繋がっている以外、普段はイノベイドとしての自覚は無いが、手順を踏めばイノベイドとして覚醒可能。
このような人物が世界中に散らばっており、第二期最終回・劇場版では、これまでに登場したイノベイドと類似する人物たちが一般人として登場・生活している様子が見て取れる。
イノベイド 塩素配列パターン一覧
塩基配列パター ◆0026
サンプル提供 ◆E・A・レイ
『リボンズ・アルマーク』
『スカイ・エクリプス』
『ヒリング・ケア』
塩基配列パター ◆0988
サンプル提供 ◆???
『ティエリア・アーデ』
『リジェネ・レジェッタ』
塩基配列パター ◆???
サンプル提供 ◆???
『リヴァイヴ・リバイバル』
『アニュー・リターナー』
『報道官』
塩基配列パター ◆0666
サンプル提供 ◆???
『ブリング・スタビティ』
『デヴァイン・ノヴァ』
『イノベイド兵ィ』
塩基配列パター ◆0666
サンプル提供 ◆???
『ブリング・スタビティ』
『デヴァイン・ノヴァ』
『イノベイド兵ィ』
イノベイド以外のイノベイド
チームトリニティ
イノベイドであるリボンズの遺伝を元に作成した三人。
それぞれ容姿が違う事から、リボンズのクローンでは無く、リボンズ+コーナー家に寄せられた遺伝サンプルを元に作られている。