クマトラ
くまとら
つよくて かしこい
おとこまさりの おんなのこ
※ネーミング時の紹介文から引用
◆クマトラだ。
よろしくな!
◆・・・?
なにをやっている。
◆いくぞ!
◆きまってるじゃないか。
◆じいたちも アレが
もくてきで きたんだろう?
概要
『MOTHER3』に登場するヒロインで、『タツマイリ村』の外れにある『オソヘ城』の姫。ドロボー親子のダスターとウエスの主君であるが、ダスターとは本編で会うまで互いに面識は無かった。
一人称は"オレ"で、男勝りな性格をしている。これは、男でもなければ女でもないと呼ばれるマジプシーのイオニアによって育てられた影響を受けている為である。
ただし、女の子らしい一面も健在しており他のキャラクターの台詞からかなりの美少女である事が伺える。
一方で、自分がオソヘの姫である事を疑問視しており「本当の素性は姫ではなく、誰にも愛されていないのではないか」というジレンマを心の奥に抱えている。また、仲間想いな一面も度々見られる。
主人公よりも年上、オレ少女、赤髪、コスプレなど今までの『MOTHERシリーズ』とは一線を画すヒロイン像で人気を呼んだ。また、綺麗好き(ちょっと潔癖症?)らしく『クラブ・チチブー』でのとあるイベントで風呂に入るのを拒み続けると、ブチ切れる。
作中での活躍
ステータス
戦闘では主に素手(乙女のビンタ)、あるいは手袋で戦う。また、サウンドバトル時にはエレキギターの音が鳴る。
オフェンスは味方の中では低めなものの、前作のポーラ同様に中盤からは打撃用員として数えても良い位には上昇する。また、歴代の女子エスパーの中ではHPとディフェンスが高めとなっている。
しかし、スピードに関しては本作の敵が素早しっこい奴が多い為、あまり高くは感じられない局面が多い。
PSI
リュカが覚えない強力な攻撃系の『PSI』を駆使して戦う。一方、回復系では簡単な物しか使えず強化や防御系は一切使用出来ない。
だが、敵のステータス低下や無力化(一部ダスターが兼任可能)の技は習得する為、彼女も多彩な戦略を試みる事が出来るだろう。
攻撃
技名 | PKファイアーα/β/γ/Ω |
---|---|
解説 | 敵全体に炎属性のダメージを与える。稀に炎による追加効果(火傷)が発動する事もある。aのみ初期で習得している。 |
技名 | PKフリーズα/β/γ/Ω |
解説 | 敵1体に氷属性のダメージを与える。稀に相手の動きを一時的に封じる事もある。aのみ初期で習得している。 |
技名 | PKサンダーα/β/γ |
解説 | 敵にランダムで雷属性のダメージを与える。段階が上がるに連れて落ちる雷の数と命中率が増え、張られていたシールドを破壊する効果もある。また、稀に『しびれ』の追加効果が発動する事もある。 |
技名 | PKグラウンド |
解説 | 地震を起こし、敵全体に連続ダメージを与える。空中に浮いている敵には効かないが、稀に相手を転ばせ一時的に行動を封じる事もある。HPの最大値でダメージも決まるので、HPが多い敵である程大ダメージを与えられる。 |
技名 | PKスターストーム |
解説 | 空から星を落とし、敵全体に大ダメージを与える。今作では1段階のみになっており、効果は前作の『Ω』と同じ位。また、彼女の『PSI』の中では唯一イベントを経て覚える。 |
回復
技名 | ライフアップα/β |
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解説 | 味方1人のHPを回復する。aのみ初期で習得している。 |
技名 | ヒーリングα |
解説 | 味方1人の状態異常(『きぜつ』を除く)を1つ治す。 |
技名 | サイマグネットα/Ω |
解説 | 敵のPPを吸収し、自身のPPを回復する。αで1人、Ωで全体が対象。 |
アシスト
技名 | オフェダウンα/Ω |
---|---|
解説 | 敵のオフェンスを下げる。αで1人、Ωで全体が対象。 |
技名 | ディフェダウンα/Ω |
解説 | 敵のディフェンスを下げる。αで1人、Ωで全体が対象。 |
技名 | ブレインショックα/Ω |
解説 | 敵を混乱させる。αで1人、Ωで全体が対象。 |
技名 | さいみんじゅつα/Ω |
解説 | 敵を眠らせる。αで1人、Ωで全体が対象。 |
技名 | パラライシスα/Ω |
解説 | 敵1体を麻痺させる。αで1人、Ωで全体が対象。 |
スマブラX
同作から参戦したリュカの『PSI』は、全て彼女が原作で覚える技(『PKファイアー』・『PKフリーズ』・『PKサンダー』・『サイマグネット』)を使用している。また、『最後の切りふだ』も同様で『PKスターストーム』が採用された。
なお、シールでも登場している。
スマブラ3DS/WiiU
『PKスターストーム』のSEが原作になり、軌道が変えられるようになった。
関連イラスト
関連タグ
同シリーズのヒロイン
※この先は本編に関する重大なネタバレが含まれております。閲覧の際には充分ご注意下さい。
【素性と真実】
第8章『なにもかも なにもかも』で、実はオソヘの姫の正統な末裔ではなかった事がリダから明らかになった。厳密には確かに『オソヘ城』は存在するが、かつてノーウェア島以外の『世界』が滅亡しようとした際に島に眠る巨大な闇のドラゴンの力を恐れた王族が出て行ったという過去がある為、彼女はその現地の住民ではなかったのである。
また、ノーウェア島に住む全て人々はかつての『世界』の滅亡から唯一生き延びた人達であり、再び滅亡の引き金を人間が引かないように昔からの島の住民として作られた記憶と役割を持って生活を営むという意図的な記憶の改竄が行われた事も明らかになる。
しかし、当時両親を失ったばかりの赤ちゃんだったクマトラはまだ物心が無かったという点で記憶の改竄をされなかった為、「自分がオソヘの姫ではないのでは?」という心の奥底の疑問を抱く事になった。そして、彼女の疑問は最終的に間違ってはいなかったのであった。