概要
『仮面ライダーカブト』の世界に於いてマスクドライダーが変身した直後の形態。
キャストオフをすることにより、ワームのクロックアップに対抗する為の形態であるライダーフォームに二段変身可能。
ちなみにキックホッパーとパンチホッパー、劇場版にのみ登場する3人はこの形態が存在せずライダーフォームの状態で変身となる。
(設定上存在はしていたのかは不明だが、劇場版ライダーには一部玩具でマスクドフォーム用パーツが付属していた。ただ、素体の機構を利用しただけのおまけ要素であり、頭部などは不完全なものとなっている)。
攻撃力・防御力はライダーフォームに勝るが、機動力に劣りクロックアップは使用不可能。
このため、クロックアップを発動できる成虫形態のワームと戦うのは難しい。
そのため、話数を重ねるにつれて変身直後にキャストオフを行われることも珍しくなくなってしまった。高防御力が必要な場面があれば、もう少し出番に恵まれたかもしれないが……
ライダーによっては、マスクドフォームでのみ使用可能な機能がある(水中戦が可能なドレイク、チューブで攻撃できるサソード、バルカン砲を持つガタックなど)。
なお、一旦キャストオフした後にプットオンと呼ばれる能力でマスクドフォームに戻る事が可能な他、一部分だけプットオンすることも可能。
余談
書籍「「仮面ライダー」超解析 平成ライダー新世紀!」での白倉伸一郎プロデューサーへのインタビューによると、白倉氏も『仮面ライダー響鬼』での混乱で各方面に迷惑をかけたため、『カブト』は「本当はどういうものがよかったか」からスタートしたが、そのために要望を聞きすぎてマスクドフォームをはじめ設定などを煮詰めきれず、本人としても一番反省点が多い作品だったと述べている。