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グラスコックピットの編集履歴

2020-03-10 23:14:02 バージョン

グラスコックピット

ぐらすこっくぴっと

運転に必要な情報をディスプレイに表示するコックピット。1980年代以降の航空機に広く使われ、自動車や鉄道車両など他の乗り物にも取り入れられている。

アナログ計器を用いず、操縦に必要な情報を液晶パネルなどのディスプレイに統合表示するコックピット(ただし、初期のものはアナログ計器を残していた)。1980年代に多くの飛行機宇宙船に取り入れられ、コックピットの眺めを一変させた。


航空機のグラスコックピット

メイン画像のグラスコックピット(エアバスA340)は1990年代~2000年代ごろのもので、まだアナログ計器が残っているが、新しいモデルのグラスコックピットではアナログ計器を全廃している。


グラスコックピットの考えを初めて取り入れたの機体はスペースシャトルのオービター(1981年)だが、当初はアナログ計器がメインでディスプレイ表示は補助的なものだった(オーピターがコックピットを更新して本格的にグラスコックピット化したのは1990年代末ごろ)。初めて本格的なグラスコックピットを採用したのはボーイング767(1983年)である。初期のグラスコックピットはCRT(ブラウン管)であったが、近年のものはタッチパネル式の液晶になっている。


近年は旅客機だけでなく、軍用機ヘリコプターに至るまでほぼ例外なくグラスコックピットが取り入れられているが、旅客機以外ではアナログ計器も残しているものが多い。


航空機以外

1982年の東北新幹線200系がプラズマディスプレイによる運行支援情報表示を取り入れていた。運転台にいながらにして故障表示や必要な各種情報を統合表示する当時としては非常に先進的なもので、グラスコックピットの考え方を先取りしていたと言える。


日本の鉄道車両では、JR東日本で言えば新幹線はE2系(1997年)、在来線はE231系(1998年)以降グラスコックピット化された。JR他社や私鉄も近年の新造車はだいたいはグラスコックピットである(アナログ計器が残っているものもあるが)。


近年はBMWアウディ、レクサスなどの高級車でグラスコックピット化が流行している。ダッシュボードにマルチインフォメーションディスプレイを設け、様々な情報を統合表示する。

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