「計器」とは、何かの物理量を測定・記録する機械や装置の総称である。「日本工業規格(JIS)Z 8103計測用語」では「計器」を「(a)測定量の値、物理的状態などを表示、指示又は記録する器具。(b)(a)で規定する器具で、調節、積算、警報などの機能を併せもつもの」と定義しており、(a)の備考として「検出器、伝送器などを含めた器具全体を指す場合もあれば、表示、指示又は記録を担当する器具だけを指す場合もある」としている。
「計器」と呼ばれるものの中で比較的身近なものとしては、飛行機の操縦室(コックピット)にある計器(航空計器)などをあげることができる。もし航空計器がなかったら、パイロットは安全に操縦することができないし、当然飛行機も安定した飛行ができない。