基本情報
ときメモ正シリーズのナンバリングタイトルとしては、ときメモ3以来8年ぶりとなる。
主人公の幼馴染である大倉都子が、表向きはサポートキャラだが実は攻略対象で、さらに「ヤンデレ」や伝統システムを全否定するくらいの主人公への愛情を見せ付けたことで話題を呼んだ作品でもある。
本来のメインヒロインはその都子に完全にお株を奪われてしまい、メインヒロイン(笑)になってしまったのだが。
またコナミネットDXからモバイル版も配信されており、こちらはPSP版とは異なる主人公とメインヒロインの物語となっている(PSP版からも二人がサブヒロインとして登場している)。
OVA版では主人公にCV(浅沼晋太郎)が付いている。
また漫画版では「永井輝明」という名前が付けられていた。
意外と気付かれてないが、3までのヒロインにあった「青髪」「緑髪」「ピンク髪」といった極端な髪の色を持つ女の子が一部を除いて存在しない。これは正シリーズでも初。
リリースされたのが携帯ゲーム機というのも初代から数えて三度目。なお、最初から携帯ゲーム機でのリリースは4が初(「1」はGBC版・PSP版として移植された経緯がある)。
舞台
初代ときメモと同じく、舞台がきらめき高校になる。
但し制服は主人公たちが入学した年度から、初代のセーラー服からブレザーに変更された。
おまけでときメモ2の舞台だったひびきの高校からの隠しキャラ一人もいる。
登場人物
女性キャラクター
男性キャラクター
モバイル版の登場人物
- 赤上武(右側)
忘れた頃に発売された遅過ぎたビッグタイトル
前作TMOから4年と、前々作3から8年が経過し、新感覚の恋愛コミュニケーションゲームであるラブプラスがヒットを飛ばし、誰もが「もう発売される事は無いだろう」と思った矢先の09年秋に発表され、シリーズ没落の元凶とされたメタルユーキの続投等、発表当初はブーイングも凄まじかった。
そして、いざ発売されるとある程度の評価はされたが…、如何せんラブプラスの後に発売されたのが災いし、期待した程の売上には届かず、商品展開もラブプラスが優先され、その後モバゲーで展開した4CHU!も短期で運営丸投げの玉砕となった。
かつて2があいたくて…を当て馬にしたのとは逆に3がGSの当て馬にされた様に、4もまたラブプラスの当て馬にされたのは歴史の皮肉と言えた。
3から8年後に発売され、既にユーザーの世代も一回りまたは二回り交替していた事と、8年掛かっても抜本的な改善(同級生中心の攻略対象の是正等)が成されなかった事もあり、ある意味「遅過ぎたビッグタイトル」と言え、ラブプラスより前に発売されていたら、売上もかなり上がっていたかも知れない。
3が早過ぎて不調になったなら、4は出るのが遅過ぎて不調になったと言える。
実はときめきメモリアルは4は当時専門のプロダクションから出ていなかった。かつては「チームおもちゃばこ(初代PCE版)」「バーチャルキッス(PS版以降)」が開発チームだったが、KDE-Jの主要開発プロダクション群「小島プロダクション(メタルギアシリーズ)」「パワプロプロダクション(パワプロシリーズ)」「ラブプラスプロダクション(ときメモGSはここに含まれる)」が設立された時期は既に無かったとされている。(バーチャルキッスの解散がときメモ2とあいたくて…の開発が難航した原因でもあった。)
余談だが、NEWラブプラス+では姉ヶ崎寧々のコスプレ衣装の中に「4」のきらめき高校制服があったりする。