ギガノイド第4番「復活」
ぎがのいどだいよんばんふっかつ
概要
ヴォッファがマーラー作曲の交響曲第2番「復活」をモチーフに作り出したギガノイド第4番。
恐竜の化石と岩石で出来た身体を持ったスカルドラゴンとでも言うべき姿を持ち、鋭く尖った化石の骨が全身に付いている。窪んだ眼窩や岩の部分から光る、複数の黄色い目も特徴の1つ。
戦闘ではその尖った骨からなるトゲトゲの身体で相手を羽交い締めにする事によって激しい痛みと大ダメージを与える他、骨の一部を強力なミサイルの様に発射する「ほねほねミサイル」と言う技を持つ。その威力は凄まじく、周囲を一瞬で焦土に変える程の大爆発を巻き起こす程。加えて高い再生能力の持ち主でもあり、破壊された箇所を直ぐに再生してしまう為にどんな攻撃も通用せしない。
そして必殺技は口から巻き起こす砂嵐により、森や街を一瞬にして砂漠に変えてしまう「デザートストーム」。劇中ではこの技で地球を嘗てのダイノアースと同じ様に不毛の大地に変え、滅亡させようとした。
活躍
ヴォッファがダイノアースからメロディを送り込む事で、スケさんの喧嘩友達だった老人の辰吉伝次郎が発掘中だった恐竜の化石に絡める事により生み出された。
駆け付けた爆竜ティラノサウルスと爆竜トリケラトプスをほねほねミサイルで攻撃し、伝次郎を負傷させると、戦いを切り上げてそのまま地中に潜り逃走。
その後、ジャンヌに操られる形で街の地底から出現すると、口から放つデザートストームでアナザーアースを砂漠化しようと本格的に動き出す。
無論この事態を受けて応戦するアバレンジャーだったが、「アバレサウルス」と化石に名前を付け、化石の発掘に生き甲斐を感じる伝次郎の想いを知り、らんるは倒す事が出来ずに葛藤する。
一方、「復活」はプテラノドン以外の爆竜を苦戦させ、ティラノサウルスとトリケラトプスが爆竜合体したアバレンオーを追い詰める。
其処へ迷いを捨て、倒す事を決意したイエローが駆け付けた事で、相手は窮地を脱する。それでもアバレンオーの攻撃を驚異の再生能力で無効化し、依然有利な状況を維持する「復活」だが、発掘者である伝次郎の呼び掛けに呼応したかの様に動きを止めてしまい、その隙に発掘作業の過程でらんるが折ってしまった骨の隙間を狙われ、止めの爆竜電撃ドリルスピンを喰らって爆散した。
「復活」が倒されると、ジャンヌは「くっ、所詮本物の爆竜ではなかったか!」と吐き捨てて撤退した。
余談
「アバレザウルス」と言う名の化石は16年後、同じくニチアサの女児向けアニメ『スター☆トゥインクルプリキュア』第15話の舞台となるゼニー星のオークションの出品物に登場している。