45話「壊滅!! 超力基地」、46話「地球最期の日!!」に登場
概要
マシン帝国バラノイアの最後のマシン獣、ドラゴンとムカデを合わせたようなデザイン(パーツは分割して可動可能)。
素の戦闘力もオーブロッカーとレッドパンチャーをまとめて相手にしても怯まない程高いが、最大の武器は口から吐く「暗黒素粒子」である。これは生物には害は無いが、簡単に言えば「どんな機械も狂わせる粒子」であり、家電はおろかオーレンジャーの変身システムさえも狂わされてしまい、全員変身不能に陥っている。
倒され方が呆気ないもの(後述)ではあったが、スーパー戦隊シリーズ全体でも屈指のチート兵器であり、戦隊シリーズにおける1位・2位を争う史上最凶の敵である。
そして、戦隊初の悪役の勝利という偉業に貢献したことは忘れてはならない。
劇中の活躍
第45話
オーレンジャー基地の場所を探る為にオーレンジャーのロボットを捕獲する作戦が取られ、町中で大暴れする。まんまとおびき寄せたオーブロッカーとレッドパンチャーを暗黒素粒子であっさり倒し(狂った二体は、アチャの流した安室奈美恵の曲で踊りだした)。白兵戦を挑んできたオーレンジャーを変身不能に追いやった。
この為、オーレンジャーは第1話の再来の如く、バーロ兵に追い回される羽目になった。
第46話
捕らえたオーレンジャーの処刑場の護衛をしており、乱入してきたキングピラミッダーを機能停止させ、キングレンジャーも変身不能にして追い詰めるが、ドリンが故郷から呼び寄せたクリスタルの力で消滅させられた。
だが、この直後にドリンはマルチーワの攻撃により死亡してしまい、その影響で地球から超力は消滅。
バラミクロンが倒されたことでオーレンジャー復活と思いきや再び絶望する展開となった。
※オーレンジャーは最初から最後までバラミクロン相手に何も出来てません
余談
暗黒素粒子以外は普通のマシン獣なので、即座に必殺技を叩き込む等の戦法を取っていればオーレンジャーにも勝てる要素はあったのだが、オーレンジャーもキングレンジャーもロボが倒されて白兵戦を挑むという無謀をやらかしている。さらに言うとオーレンジャーの方は撃ったのが、第2話で既に巨大マシン獣には殆ど効き目の無かったキングスマッシャーである。「せめてオーレバズーカを使えよ…」と思った視聴者は多いはず。
光戦隊マスクマンにも暗黒粒子が出ているけども、こちらは世界を暗くするためのもの。
海外版
『パワーレンジャー・ZEO』では、1話限りの怪人であり、スーパージオメガゾードとレッドバトルゾードを狂わせるも、後から現れたピラミダス(キングピラミッダー)の必殺技で即座に倒されている。まさに理に叶った攻略法を実践した展開である。
しかし、シリーズ全体で見れば別の意味で恐ろしい存在と化している。理由は、原作では非機械の巨大生命体の殆ど(守護獣、気伝獣、三神将、爆竜等々、そして大神龍までも)が純然たる機械に設定変更されており、暗黒素粒子が効く巨大戦力が大幅に増え、相対的に脅威度が桁違いに増している。クロスオーバー作品に出ようものなら間違いなくジョーカーポジションだろう。
ちなみに、星獣とパワーアニマルは原作通り非機械のままとされている。