概要
表向きは通信会社サイバース・コミュニケーションの重役だが、裏ではガイア教の幹部でもある。
特徴的な前髪に目が行き易く、一見するとギャグキャラにしか見えないが、実際は劇中の黒幕の1人である。
人物像
重度のニヒリストかつペシミストであり、人間が持つ欲望を嫌悪・唾棄している。
「人間は飽くまでも、世界の構成物の一端に過ぎない」とも考えており、総じて言えば人間嫌いそのもの。
また、極めて冷静で狡猾な策士であるが、その域は機械そのものである。
使役(?)する悪魔は堕天使、邪神、魔王等が中心となっている。
劇中の遍歴
東京受胎以前
本編開始以前にて、ガイア教の聖典・ミロク経典の解読に成功した事で、東京受胎の実行を決意し手始めに代々木公園で、ガイア教の主要陣営を皆殺しにする。
その後、儀式の要たる創世の巫女・高尾祐子を篭絡した後、遂に新宿衛生病院にて東京受胎を実行するが、その最中に1人の少年が自分の居る場に現れた為、1度は殺害しようとした……が、祐子から「彼を見逃せないのならば協力しない」と、緩やかな脅迫を受けた為に見逃した。
東京受胎後
序盤はギンザを本拠地にニヒロ機構なる組織を結成、創世に必要なマガツヒを回収していた。
途中でイケブクロを本拠地とする悪魔の集団・マントラ軍に襲撃を受けたものの、襲撃を受けたアジトはダミーであり、本来のアジトに備え付けられたマガツヒ強奪装置・ナイトメアシステムで反撃、マントラ軍をほぼ壊滅させる事に成功。
オベリスクでの決戦後は行方を眩ましていたが、崩壊したマントラ軍本拠地にて主人公と再会、そこで自らが起こしたコトワリ・シジマの理念を語った後に再び姿を消した。
終盤ではトウキョウ議事堂にて、同地に眠るマガツヒの奪取に動き出し、数体の部下を犠牲にそれを得る事に成功した。
その際、かつて協力関係にあった祐子と再会、彼女の内にあった矛盾を論破して彼女に止めを刺した。
そして、遂にシジマの守護・魔王アーリマンを召還・合一化するのだった。
カグツチ塔
魔王アーリマンを参照。
余談
シジマエンディングでは、主人公の関係者達を差し置いて、唯1人生存し主人公と共にエンディングを迎えている。
劇中では唯1人個人名が明記されてない為、『氷川』と表記されているが、『氷川』だけでは有名演歌歌手や仮面ライダー、更にはプリキュアも検索結果に出る為、この項目ではニヒロ機構に属する悪魔だけが使う「氷川総司令」の呼称を用いている。
同作のドラマCDでは唯1人出演していない。
恐らく、氷川が存在しない異なる世界線を描いたであろう『真・女神転生Ⅳ』では、誰もミロク経典の解読に成功しなかった事から、東京受胎が起きない異なる終末が訪れ、中世のような「東のミカド国」と、岩盤に包まれた地下に存在する「東京」に分かれてしまった。