サマエルもただの時間かせぎか。大した化け物だよ、君は。
だが、もう遅い。我が守護の降魔は止められん。
見よ、我は得た……。偉大なる虚無の神、アーリマンの力を。
神の導きにて、我は創らん。新たなる世界を。静寂なる王国を。
永遠なる繁栄を成すのは我が力のみと知れい……
概要
『真・女神転生Ⅲ』において、ニヒロ機構の氷川総司令の目指す感情否定のコトワリ「静寂(シジマ)」に呼応して降臨した虚無の神で、この世の全ての悪の創造主。種族は”魔王”。
我が静寂を乱すのは何者ぞ……
シジマの国の訪れを阻まんとするのは……
そうかおまえか…
おまえには力がある。だが、ついぞ我が意に適う心を持つことがなかった…
邪なる迷わし者よ!その忌まわしき欲望とともに滅するがいい!
無限の静寂の前に、邪なる者の力、如何ほどのものか、見ておくのもまた一興というものか…
……我の言葉が届かぬときには、おまえを地獄へ導くとしよう。これは遊戯だ……
○○○○…これを禁ず…
第一形態は赤い神像のような姿で「~を禁ず」とこちらの行動を制限してくる。この禁に逆らうと「地獄への導き」で即死させられてしまう。
クククク…、邪悪なる無法者め…この辺で終わりにしよう。
遊戯など、無限の静寂の前には、ただ無意味で無駄なものに過ぎぬ。
おまえも闇に滅するがいい……
第二形態では動的な魔王の姿に変身し物理の「死魔の触手」、全体万能「メギドラオン」「末世破」で猛攻してくる。
設定画では頭部に氷川総司令が融合しており、ゲーム中では顕現した直後及び完全敗北後、頭部の白い部位の一部が剥がれ、上半身裸の氷川が現れる(尚、下半身は埋没している)。
倒した後にはツチノタカラが残される。
他の二人はどのルートでも死亡するため不明だが、シジマルートで共闘する場合は前述のツチノタカラを人修羅に託す上に、エンディングでは元の形態に戻り人修羅とこれからについて語らう場面が描写されている。
シリーズでのアーリマン
『魔神転生Ⅱ』ではN-Nルートの最終ステージで、多くの悪魔と戦い抜いてきた主人公達が、初めて戦う事になる人間=クーデターを起こした軍部の「長官」と「隊員」の背後に居る”邪神”として登場。
縦に裂けた口、異形の左腕、腹部にある触手を咥えた人間のような顔、足の代わりにあるのは複数の毒蛇と言う、かなりグロテスクな外見で登場した。
尚、『真・女神転生if…』など一部作品では、別名であるアンリ・マンユとして異なる設定で登場している。
関連タグ
……静かだ……静か過ぎる……
…そうか……
虚無が……私を迎えに来たか………
……力持つ者……欲望の覇者よ……
おまえの望む世界を……築くがよい…
もう……
…私には…関わりのない事だ………