概要
横浜市金沢区の人工島である八景島全域を活用した1993年開業のレジャー施設。1960年代から始まる高度経済成長期の京浜工業地帯開発によって横浜沿岸が埋め立てられて長く親しまれた浜辺が失われたため、市民の憩いの場となる人工島を西武グループなどの民間資本を交えて開発した。
シーパラダイスの名が示す通り中心施設は水族館「アクアミュージアム」となるが、遊園地「プレジャーランド」、飲食エリア「レストランプラザ」、売店エリア「ベイマーケット」などもあり総合レジャー施設としての性格も強い。入島自体は無料開放されており、水族館(チケットは4施設分)と遊具施設それぞれの料金を支払うシステムとなるが各種フリーパスも用意されている。
水族館×アトラクション施設
アクアリゾーツ
アクアミュージアム、ドルフィンファンタジー、うみファーム、ふれあいラグーンの4つからなる水族館。開業時よりホッキョクグマやシロイルカなどの飼育で有名で、近年はジンベエザメやマンボウ、イロワケイルカの展示などに力を入れていたが残念ながらいずれも中長期飼育に失敗しており、今後の向上に期待したいところである。
開業当時より営業しているアクアミュージアムは白い三角屋根が特徴的で、ホッキョクグマやセイウチなどが飼育されており、近年までラッコやジンベエザメなども展示していた。水中エスカレーターのある大水槽や屋上部にある海獣ショースタジアムも有名である。
ドルフィンファンタジーは小規模施設ながらもトンネル型水槽で3頭程度のイルカを観察する事ができる。
うみファームは港内の海上生簀からなる施設で、飼育されている魚や海藻の観察(停められている観測船で水中も覗くことができる)や餌やり、釣り堀での釣りができる。釣り堀については利用に別途料金が必要となるが釣具が貸し出されており、通年でマダイ、春から秋にはマアジ、冬春期にはギンザケを中心に釣ることができる。釣った魚は島内でスタッフに調理してもらうルールで、からあげや塩焼きなどを楽しむことができる。
ふれあいラグーンでペンギンやシロイルカ、オタリアなどと直接触れ合うことも可能。
プレジャーランド
ジェットコースターなどの絶叫マシンからメリーゴーランドのようなのんびりしたものまで楽しめる。
フリーフォール型マシン「ブルーフォール」は垂直落下式アトラクションとして日本一の高さ・落下速度を誇り(開業当初は世界一)、「サーフコースター・リヴァイアサン」は日本初の一部海上走行ジェットコースターである。
レストランプラザ
世界各国の料理が楽しめる飲食店が充実しており、バーベキュー食べ放題や釣りたての魚を調理してくれるなど粋な店舗もある。うみファームで釣った魚を調理する店もあり、チケットの半券があれば再入場もできる。
ホテルシーサイドイン
八景島に立地している小規模なホテルでプリンスホテルと資本関係がある。
マリーナ
株式会社横浜八景島と社団法人横浜港振興協会が運営するヨットマリーナがある。
アクセス
横浜シーサイドライン八景島駅・・・最寄り駅
国道357号線・・・横浜市中心部方面から南方へ伸びており、マイカー客は島の対岸の駐車場に停めて2本の橋で歩いて渡ることになる。
恋するイラス島
関連事項はともだち
シーパラシー太:当施設のマスコットで、セイウチやトドをモーチフにされたようである。
ズイパラ:艦これのリアルイベントで、同イベントの開催地。瑞雲と烈風の実物大模型が展示された。
シロイルカ:開業時より飼育されている。抱き枕・抱きぐるみなど人気商品が多い看板動物。
ジンベエザメ:東日本唯一の常設展示として飼育されていた。
ゴジラ:何度か襲撃したことがある。
カピバラ:アクアミュージアムにて飼育されている。
仮面ライダー:平成ライダーの撮影が度々行われていた。カーニバルハウス(所謂ゲーセン)内には撮影ポイントのマップもある。
名探偵コナン・劇場版探偵たちの鎮魂歌:舞台の遊園地のモデルは同じ横浜市内のよこはまコスモワールドだが、海上のジェットコースターのみ八景島シーパラダイスのサーフコースターがモデルになっている。
宇宙よりも遠い場所:過去にコラボした。園内各所に設置されたキマリたち4人のパネルを探すワードラリー、ドルフィンファンタジー内で設定画などの展示が開催された。
はるかなレシーブ:過去にコラボした。園内各所に設置された遥たちビーチバレー部5人のパネルを探すワードラリー、オリジナルコラボラジオの放送、園内にあるレストランとのコラボメニュー発売などが行わた。