「 でも選んだんだよ、ここを。選んだんだよ、自分で! 」
CV:水瀬いのり
概要
多々良西高校二年の女子高生。愛称はキマリ。
明るく天真爛漫だが、何かにつけて決断を行動に移しきれない意志薄弱少女で、高校入学時に立てた「青春する」というあやふやな目標を掲げては、とりあえず先延ばしにする日々に倦んでいた。幼馴染のめぐっちゃんに頼りきりで自立出来ない自分を変えたいと思っていたある日、同じ学校の女子生徒が駅の構内で100万円の札束が入った封筒を落とす場面に遭遇する。
翌日、学校で落とし主を探すマリの前に現れたのは、大金を失くしてトイレですすり泣いていた「南極」こと小淵沢報瀬だった。
家族構成は厳しい母親と冴えない父親、そしてしっかり者の妹・リンの4人家族。
少々天然で子供っぽいが、純粋で真っ直ぐな性質から他者に感情移入しやすく、相手の頑なな心を自然と開かせることも。感受性が強いためか、時折物事の確信を突いて、仲間達の目を覚まさせることもある。自分で切っているというぱっつん前髪に太眉も合わさってマスコットのような愛嬌がある。
整頓が苦手なのか自室は散らかっており、荷物を纏めるのにも苦労するタイプ(部屋の掃除は本気を出せばなんとかなる)。休日には起こされなければ昼まで寝ているなど、私生活は大分だらしない。勉強も苦手なようで、年下の結月に勉強を教わろうとしていたほど。
卵料理が大好きで、特にプリンが大好物。やることなすこと駄目な一方、ゲームをはじめとして、観測でも妙なところで妙な才能を発揮する。
いつまでも一歩を踏み出せない自分と比べて、「南極に行く」ために全力を傾けている報瀬の執念に心の底から感銘を受け、彼女の南極行きのために協力を申し出る。 「 一緒に行く? 」 という誘いの言葉に怯んだものの、本気なら行動で示せと言わんばかりに、暮らしている群馬から広島まで砕氷艦の下見に行くことを聞かされ、ためらいを振り払って新幹線に飛び乗ることになる。
本格的に計画を実現するべく、資金を稼ぐためのバイト先で知り合った同い年の日向や、観測隊に企画で随行するアイドル・結月との出会いを経て、結月が携わる南極観測リポート番組「南極チャレンジ」の一員として、砕氷船《 ペンギン饅頭号 》に乗り込んだマリと報瀬の、宇宙よりも遠い場所への旅路が始まるのだった。
寝相がとても悪く、並んで寝る際は誰がマリの隣になるかでジャンケンになる。
南極への道中(フリーマントルまでは乗継ありの空路)・シンガポールで、どういうものか全く調べもせずにドリアンのアイスクリームを買ってしまい、しかも最初の一口は報瀬に突っ込むという愚挙に出る。直後自分も口にし地獄を見たが。
「日焼けする」という忠告を聞かず、息苦しさから紫外線対策のマスクをずらして屋外で作業をしていた結果、南極で迎える年末には狸のような日焼けをしてしまった。
関連イラスト
関連項目
阿佐ヶ谷麻耶…中の人、及び妹の中の人が同じ。性格は違うが妹がよく出来ている点も同じ。