ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

「 皆さん! 一緒に……南極に行きましょう!! 」

CV:花澤香菜

概要

多々良西高校に通う高校二年生。祖母の家で暮らしている。

3年前に観測隊員として向かった南極で行方不明となった母・貴子の面影を追い、南極に行くことに青春を懸けている変わり者。熱意が仇となって、校内では陰口を叩かれながら敬遠されており、「南極」というあだ名を付けられいる。

南極行きのための軍資金として、いくつものアルバイトを掛け持ちして稼ぎ出した100万円という現金を、封筒に入れてお守りのように持ち歩いている危なっかしい女子高生。

ある日の帰り道に100万円入りの封筒を落っことし、現場を目撃して封筒を拾ったマリが接触してくる直前には、学校のトイレに篭もってドアに当たり散らしながらすすり泣くという残念っぷりを見せつけた。

何が何でも南極へ行くという強固な意志を称賛されたこともあるようだが、同行できるかを問うては去られる、ということを一度ならず経験しておいる。

このため旅に出るきっかけを探していたマリの覚悟を試すように、砕氷艦の下見をするという広島までの道を示す。なお、本作における地元は群馬である。

劇中でもモデルとしてスカウトされるほどの美貌を持ち、不敵な笑みを湛えながら強情を張る姿は、知性派で頼りがいのある風格を備えているかのように視聴者に錯覚させるには十分。

しかしその実態はかなりのうっかり者で、その意気が空回りすることが多々あり、「敵」と認識している相手には反骨心で気丈になるが、それ以外の前では人見知り全開でアガるなど得手不得手が極端で脇が甘い。

また気が強いため友人相手でも歯に衣着せない物言いをするため、「性格の悪さ」については自認している。このため気遣い屋の日向とは何度もぶつかることになる。

意地だけは人一倍強く、観測隊の面々に南極行きを何度も志願し、100万円を提供しようとするなど顔を覚えられるまで食い下がってきた。

どれだけ馬鹿にされても挫けない精神力と、これと決めたことは曲げない思いの強さだけは本物であり、これはキマリ達を動かす一つの魅力ともなっている。

女子高生4人組の南極行きを牽引する中心人物ではあるものの、有り余る行動力に比して致命的に周到さが欠けているため、第2話にして日向(と賛同したマリ)からリーダー解任を言い渡されている。

さらに「南極チャレンジ」でもカメラの前では役立たず同然になってしまうことから、とうとう「ポンコツ」扱いされ、「台本が無いほうがマシ」とも評されている。

また、大のペンギン好きで、南極に到達してからは目と鼻の先に接近したペンギンを相手に我を忘れることも多い。昔から母の相手をしていた麻雀に関しては、年長の隊員たちをも蹴散らす実力者。

せっかく貯めた100万円を紛失して計画が狂いかける、色仕掛け(※自分以外の)で南極観測隊に潜り込もうとする、日向のパスポートを預かっていたことを忘れて騒動になる、自分で決めておきながら洗濯当番を忘れる――などなど。

主役同然の立ち位置のわりには人間としての株が下がる話題に事欠かないため、一部の視聴者からクールビューティをもじってフールビューティとあだ名されている。

しかし性根は(やや捻くれているものの)真っ直ぐであり、周囲の嘲笑を受け流しつつ、いつか見返そうと努力を続ける根気、100万円を投げ出してでも「4人での南極到達」を最優先にするお金の使いどころ、見知らぬ相手に対して友達のために啖呵を切る情の厚さなど、強い気概を見せる場面も多い。

特に正義感に関しては人一倍強く、人の気持ちを傷つけた相手に対しては許したくないという思いを強く持っている。その傷ついた対象が友達だとしても変わらない。

南極のブリザードの中で消息を絶つことが何を意味するのかは理解しているものの、気持ちは母を送り出した時のまま、帰ってくるのを待っているかのような宙ぶらりんな状態が続いており、気持ちに決着をつけるために南極を目指してきた。

観測隊のリーダーである吟とは幼い頃から面識があり、距離感は微妙なもの。「報瀬には吟の魂を継いでもらいたい」と言う貴子が意図して二人きりにすることも少なくなかったせいか、傍から見ればよく似たところがあり、視聴者からも「不器用な父と娘を見ているようだ」との声が挙がっている。

最終回では区切りとして伸ばしていた髪を思い切ってショートヘアにしている。

コメント

コメントが未記入です

pixivに投稿されたイラスト

すべて見る

pixivに投稿された小説

すべて見る
  • しらゆづ不仲説が出ているらしい

    南極チャレンジからしばらく経ったお話です。 報瀬と結月の不仲説が出てそうだなー、という妄想。出てないかも。 お読みいただければ幸いです!
  • 1483と1

    どうしても何か書きたかった。 12話のその後のひととき。
  • よりもいイマジン

    小淵沢報瀬のプロローグ

     わたし、口下手だけど文章は書けるかも。  じゃあさ、じゃあさ、報瀬ちゃんが最初に南極いくぞ!って思った時のこと、思い出して書いてみてよ。  おお、わたしもそれ読みたいな。いろいろ複雑だろうけど書いてみるのもいいんじゃないか?  そうですね。なんだかんだ言ってわたしたちの旅のおおもとは報瀬さんの思いから始まったんですもんね。  おほーさすが、結月ちゃんいいこと言うね。  だな!  そんなに言うなら… 的な? (誤字脱字修正、読点追加、少し修正。文章のリズムってむつかしいねえ。おもしろいけど!)
  • 二度目の南極

    最近『よりもい』を観返して書きました。本編から四年後の話です(四年後の設定は公式のものではありませんのでご注意ください)。 観測隊のキャラクターはほぼ全員出せました。 よろしければお読みください!
  • よりもいイマジン

    シラセとめぐみ

    帰ってきたらこんな感じ? https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=68076026
  • 两只企鹅

    一个让小渕泽报濑女尝母债的故事。 初次写同人文,不太熟练。
  • 短編集

    ゆづひなとしらひな

     ツイッターでフォロワーさんのお誕生日プレゼントとして書かせていただいたものです。 改めておめでとうございます。 注意事項ですが 微百合なお話になっています。 セリフだけで進み地の文は基本ありません。
  • 観覧車

    日向視点 キャラ崩壊注意です 相変わらず拙い文章ですが見てくだされば幸いです。
  • 宇宙よりも遠い場所 〜そしてまた旅に出る〜 1話

    宇宙よりも遠い場所 から7年後のお話です。 見てくれる方がいれば続きも書きたいです。
  • されども私は南極で

    よりもい、お話があまりにも隙がなく、素敵なお話で、わざわざ二次小説書く必要あるのかと、セルフ解釈違いを起こしながらも、書くだけ書いちゃおうと、開き直りーの
  • 私たちのペースで。

    報瀬×日向です。 一応そういう描写があるのでR-15にしてます。 もしよろしければお読みください! もう少し軽いノリにするつもりでした。
  • そばに居てくれてありがとう

    『よりもい』が終わってしまい、喪失感と闘いながら余韻に浸っていますw お母さんが遭難したという現実の全てを受け入れる事ができず、三年間どんな想いでメールを送り続けてきたのか…そして、それら全てがお母さんに届く事はなかったと言う残酷な現実を突きつけられた時、どれほど心を痛めたのか… そんな報瀬ちゃんの心境を考えると涙が溢れてきて止まりません… つらい現実を無かった事にはできませんけれど、キマリちゃん達がそばに居ればきっと笑顔の待っている未来へと進むことが出来ると…そう信じています。
  • 宇宙よりも遠い場所【しらひな】

    こんにちは。776作目です。
  • またね

    宇宙よりも遠い場所の12話の報瀬がパソコンを受け取ってから昭和基地に戻ってくるまでです なんでも読める人向けです。 当人、小説投稿は初めてなので誤字脱字はお許しください。
  • 夢が叶ったら

    やっぱね。 書いちゃったよね。 よりもい、いいよね。 けいおんみたいな取り合わせだから書きやすいかなぁって思ったけど、 そんなことはなかった。 ってか文章がまた書けなくなってるっていうorz リハビリだから超短めです。 脈絡もない。
  • 遊撃軍戦記

    第25話 報瀬の母を探せ!

    この話は、僕ら遊撃軍が、アニメや特撮やゲームを滅ぼそうと企むデッドマン・バラメイナとの、熱き戦いを繰り広げる物語である! ついに南極に降り立った遊撃軍と南極観測隊。 3ヶ月以内に報瀬の母を探し出さなければならない。報瀬の母を見つけるのは、誰だ!? そして、陸では遊撃軍が南極に行ってる間に何があったのか!?
  • 短編集

    報瀬の友達

    宇宙よりも遠い場所のSSです。  報瀬に子供の頃から仲の良かった友達がいたとして帰ってきてからどうするか…という内容の為、作中には存在しない報瀬の友人が登場します。  実は書いていて重いなーと思い破棄予定だったのですが、いいねしてくれる方からお力をいただき手直ししました。 そのさい某所で読まれた方もおられるとは思いますが、書くことでまとまったこととかを反映した為、多少流れが変わっています。再度読んでいただければ幸いです。  あまり書きなれない為おかしなところがあるかもしれませんが おおらかな目で見ていただければ幸いです
  • belief

    藤堂吟隊長の「思い込み」はどこから来たのか、というのを僕の「思い込み」で書きました。読んで、もう一度「よりもい」が見たくなってくれたなら、これ以上嬉しいことはありません。
    11,068文字pixiv小説作品

このタグがついたpixivの作品閲覧データ

小淵沢報瀬
9
編集履歴
小淵沢報瀬
9
編集履歴