「あれれ?なんかゾエさんの犠牲軽くない?」
プロフィール
概要
13巻のB級ランク戦四日目夜の部(第四戦)にて初登場。
ふくよかな身体つきをした愛され大型マスコット。
来馬先輩の影響を受けて菩薩ナイズが進んだ結果らしい。
弟が一人おり、同じ苗字を持つ吉里隊の北添秀高がそうだと思われる。
人物像・活躍
良くも悪くもマイペースな人物が目立つ影浦隊において、「ゾエ(さん)」と呼ばれ親しまれるムードメーカー枠にして潤滑油。
ランク戦の映像記録を滅多に見ない影浦が、作戦室で玉狛第二の記録を見ていた時に、「やっとやる気になってくれた」と感激していた。
ランク戦で二宮に追いかけられた際は、オペレーターのヒカリちゃんには「なるべく粘って死ね!」、狙撃手のユズルからは「がんばって逃げて」と言われるなど、ちょくちょくぞんざいな扱いをされるいじられ枠でもある。
作者曰く、「サイドエフェクトを除いた生身の戦闘力ではレイジと並ぶ2トップ」であり、隊長の影浦とは八度にわたるタイマン勝負の末にお互いを認め合った仲である。
B級ランク戦では、四日目夜の部(第四戦)において三雲隊・二宮隊・東隊と対戦。
「適当炸裂弾」とも呼ばれる爆撃を何度か行ったが、一度目は外した上に二宮に位置を捕捉されてしまい、二度目は空中で東のライトニングで撃ち落とされてしまった上に、直後にアイビスで狙撃された。
が、この狙撃は命中する直前に二宮によってカバーされた。
これは二宮が自分で倒して点にするための行為であったが、一時的に生き延びた事で影浦を含む各隊の攻撃手達が一堂に会しているポイントを爆撃する隙ができ、拮抗した戦局を動かした。
この際国近にアホの子3人トリオと形容されたことに「ゾエさん成績真ん中くらいよ?」とツッコんでいた。※実際彼の成績は平均以下ではあるが、最底辺レベルの当真・国近よりはだいぶ高い。なお3人とも実況・解説の仕事はキチンとこなしていた。
第6戦と7戦の間の時期に、遊真・影浦・ユズル・当真・村上・荒船・穂刈と共に影浦の実家のお好み焼き屋で夕食を取る。目立って意見を発することはなかったものの、ちょくちょく合いの手を入れて場を和ませていた。
round7では三雲隊・東隊・来馬隊と対戦。
開始後すぐにモール6階で影浦と共に村上・来馬と対峙する。来馬隊の新陣形に苦戦するも影浦が戦場を変えたことで危機を脱する。その直後の来馬隊の停電作戦で影浦が重傷を負うも、周囲の電球を割って対処した。
遊真とヒュースが6階に乱入した後エスクードによって影浦と引き離されてしまうも、時間をかけてエスクードを壊して合流。がまたエスクードによって四方を囲まれた後に遊真に落とされた。しかし、緊急脱出直前に隊長の意思を汲んで、彼が玉狛以外に点を獲られることの無いようメテオラで彼の逃げ道を作っていた。
最終戦では王子隊・東隊と対戦。
直接的本編で戦闘が描かれることは無かったが、4-2-2で東隊に敗北したことが語られている。
戦闘能力
先述の通り弄られ系マスコットキャラの印象が強いが、168話で実際はガンナーとしての実力はマスタークラスである事が明らかとなった(第七戦時点での個人ポイントは9728点)。流石は元A級。
使用トリガーはグレネードランチャー型の銃で、使用する弾はメテオラ。
通常の銃トリガーと違って弾が山なりに飛んでいく代わりに飛距離がかなり長く、狙撃手並の射程距離を誇る。
レーダーやオペレーターの指示を頼りに弾をバラまく曲射砲撃を得意とするが、狙いは大雑把。適当メテオラと言われる所以である。
しかし、破壊力は高く、着弾先の民家一件を吹き飛ばし、周囲の電柱をなぎ倒すほど。
一見すれば、味方をも巻き込みかねない危険な無差別攻撃だが、狙撃手のユズルはそもそも乱戦地帯に入ることがなく、影浦はSEによって合図がなくとも事前に砲撃を察知することが出来る。
つまり、影浦隊に限って言えば、巻き添えを食らうリスクがない安全な広範囲攻撃といえる。
さらに、SEの効果と性格もあって乱戦を得意とする影浦にとって、戦場をかく乱させるこの攻撃法は連携がとりやすいという利点も持つと考えられる。
だが、試合開始早々に一度目の砲撃をするため、大抵の場合対戦相手の誰かに狙われることになってしまうのがネック。
突撃銃型の銃(弾丸はアステロイド)もセットしており、メテオラが機能しない、相手と直接撃ち合う場合はこちらを使用する。
トリオン量の高さ故にその威力も高めであり、嵐山は「単独で点を取れる優秀なヘビーガンナー」、犬飼も「ああ見えて足が遅い、的がでかい位しか欠点がない」と評する。
(来間の射撃音が「タタタタ」と言った感じなのに対し、北添は「ドドドド」と言った感じのもので明らかに射撃時の弾圧が違う)
パラメーター
トリオン | 攻撃 | 防御・援護 | 機動 | 技術 | 射程 | 指揮 | 特殊戦術 | トータル |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
9 | 7 | 7 | 5 | 7 | 6 | 4 | 3 | 48 |
トリガーセット
メイントリガー | サブトリガー |
---|---|
メテオラ:擲弾銃 | メテオラ:擲弾銃 |
アステロイド:突撃銃 | FREE TRIGGER |
シールド | シールド |
FREE TRIGGER | バッグワーム |
作者のキャラ評
太れる獅子【ゾエさん】
走って踊れる肉体派お肉。サイドエフェクトを除いた生身の戦闘力ではレイジと並ぶ2トップであり、影浦とは8度にわたるタイマン勝負の末お互いを認め合った。もともと争いを好まない静かなお肉だったが、来馬先輩の影響で菩薩ナイズが進み、女子・年少者への思いやりや、先達へのリスペクト値が上昇、愛される大型マスコットへと成長した。
(JC13巻 カバー裏より)