『ゼノブレイド2』本編および『黄金の国イーラ』のネタバレを含みます。
「言葉で言う程簡単ではないさ」
「私もまだ君の力を出し切れていない」
概要
CV:半田裕典
本編より500年前、聖杯大戦の時代を生きた人物で天の聖杯・ヒカリのかつてのドライバー。本編の時代では故人のため回想シーンや本人が遺したホログラムの映像、幻影のような存在などでしか登場しないが、ヒカリを連れてメツと戦い撃破した英雄として語り継がれており劇中で話題にのぼることも多い。フードを目深に被ったローブ姿で描かれ、人相ははっきりとは分からない。
ちなみに、フルネームは「アデル・オルドー」。
欧米では「アデル」は女性の名前であることが多いためか、英語版ではアダム(Addam)という名前になっている。
黄金の国イーラ
「大好きだぞ僕は 君達が」
500年前の聖杯大戦を描く追加シナリオ「黄金の国イーラ」では、パーティのプレイアブルキャラとして登場し、本編では明かされなかった素顔やローブの下の服装も明らかになる。本ストーリーでは、シンとラウラが主人公であるためストーリー上では脇役だが、パーティの中ではリーダー的存在をつとめている。
イーラ王国の王子にして、本編で語られた通り天の聖杯・ヒカリのドライバーとして登場する。
かなりのお人好しであり、非常に寛容な性格。それゆえに王位継承権4位であるにも関わらずカリスマ的な人望で民からの信頼が厚く、王からも気に入られているため叔父の王弟ゼッタ公からは疎んじられている。もっとも当の本人は王位には興味がない。
その人望もあって以前命を救ったグーラ人の少年ミルトからは一途に慕われており、従者として旅に同行している。
暴走したメツを討伐するためストーリー開始の1年ほど前に、アーケディアからもたらされたコアクリスタルからヒカリと同調。ラウラ・シンとはイーラ王国のリサリア地方で偶然出会い、最初はシンがかつて宝物庫から盗み出されたイーラの秘宝であることから戦闘沙汰になるが、すぐに和解し仲間となる。
旅の中で旧知であるスペルビア帝国の皇帝ユーゴや、マルベーニのブレイドだったマンイーター・ミノチとも再会し、彼らと共にメツの討伐を目指す。
終盤に発生するクエストぐらいでしか触れられないが、すでに結婚しており妻は出産が近いらしい。そのためヒカリよりも精神面は大人であり、生まれたばかりで力の加減や人との付き合い方に慣れない彼女を保護者のような立場で成長を見守っている。
本編でずっと隠されていた容姿は、銀髪に金色の瞳をした好青年といった出で立ちである。イーラ人の目はふつう青色(ちなみにイーラの血族であるジークも碧眼)であり、初対面時にこのことに気づいたメツはアデルが妾腹であることを見抜いている。
本編の主人公レックスの瞳も金色であるため、何らかの関係があることが示唆されている。
地味に一人称が本編の「私」から「僕」に変わっている。
性能
属性 | 武器の属性に依存 |
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武器 | クレイモア |
物理防御 | 15% |
エーテル防御 | 10% |
アタッカーアーツ |
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サポーターアーツ |
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必殺技 |
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チーム・アデルのドライバー。全体的に攻撃的で、ライジングや正面特効を持つアーツ、両手剣の大振りなスピード感に欠ける攻撃モーション、…とどことなく本編のジークを彷彿とさせる性能。武器の属性がデフォルトでは雷属性なのもジークを意識しているのかもしれない(設定的にはむしろジークがアデルのフォロワーなのだが)。
チーム・アデルは他のチームよりもドライバーコンボを連続して繋げやすく、HPと引き換えにドライバーコンボの受付時間を延長するタレントアーツと相性がいい。アデルのソードフリックによるライジングからのヒカリのフラッシュリング(スイッチアーツ)によるスマッシュは序盤から終盤まで通用する鉄板コンボである。