ゴトシープ
ごとしーぷ
概説
スウェーデン出身の艦娘・軽(航空)巡洋艦『ゴトランド』の持参装備である、水上偵察機「S9 Osprey」に装備妖精と共に描かれたのが初登場。
モデルはゴトランドの名の由来であるスウェーデン・ゴットランド島の特産である「ゴットランドシープ」という種の羊と思われる。
容姿
灰色の毛並みに黒い地肌を持った羊。
実在のゴットランドシープも同様の風貌をしている。
これまでも烈風に柴犬が乗っていたり、増設バルジの妖精さんと一緒にメンダコがクレーンで吊られていたりと、装備妖精のお供に様々な動物たちが一緒になっている。また、艦娘たちに付随する存在としては、すでにこれやこれが知られていた。
ゴトシープもその一種と見られており、Xmas modeといった限定グラフィックでもゴトランドの周囲に浮いた状態でその姿が見られたほか、公式四コマではゴトランドが挨拶廻りの手土産にゴトシープのぬいぐるみを配り歩いていた。
グッズとして「艦これサーカス」にて、冷感まくらとして販売されたこともある。
この当時はまだ名前らしい名前も無く、ここまでなら、そこまで特筆すべきキャラクターでもなかったのだが……
飛べ!ゴトシープ
『艦隊これくしょん』が遂に7周年という、ブラウザゲームでも稀に見るロングセラーコンテンツとなったその日のアップデートで、ある提督何気なくアイテム欄を弄っていたところ、変なものが発見される。
提督一同「な ぁ に こ れ ぇ ? (; ゚д゚)」
- アイテム画面の妖精さんの周囲にある花をクリックで消す
- 妖精さんの頭にゴトシープが登場。ゴトシープをさらにクリック
- ゴトシープが地面に降り立つ
- ゲームスタート
実はこれ、かつて実装されていた羅針盤娘の舞「Easter Eggs」の機能をミニゲームに応用した公式のお遊びである。
「Easter Eggs」は第1期(FLASH版)でブラウザの画面表示枠を弄ることで発動するものだったが、わざわざ細かく専門的な部分を弄らないと出てこないうえ、素人が下手に触るとバグの要因となったため、発見から約1年ほどで撤収されてしまい、見ることが出来なくなっていた。
それを運営側も思うところがあったのか、7周年という節目で暇つぶしのお遊びにと実装されたのが、この「飛べ!ゴトシープ」(公称)である。
ただ運営としては、もう少し発見が遅いものと踏んでいたのだが、システム復旧からわずか10分で発見されてTwitterに報告されてしまい、改めてゲーム内容を解説することとなってしまった。
言うまでもないが、やってもやらなくてもアイテム欄の装備群に一切影響はない。
残念ながらHTML5のみの対応のため、Androidアプリ版ではプレイできない。
なお、「ゴトシープ」の名はこれが初出である。初登場から1年8か月後の、それも飼い主(…?)の改二実装と併せての命名という、かなり異例の出来事となった。
ルール
ゴトシープをマウスでドラッグ(左クリックしたまま移動)かスワイプ(タッチパネル操作で対象を押したままスライド)させることで、ゴトシープを上空へと飛ばし、雲霞の如く湧いて襲い来る敵航空機を撃墜させていく。
画面下に耐久ゲージが存在し、ゲージが切れるまでゴトシープを飛ばして撃墜スコアを稼ぐ。
全5ステージ(5th sequence)あるが――
- 1st - 2,500p
- 2nd - 5,000p
- 3rd - 15,000p
- 4th - 50,000p
- 5th - 70,000p ※全sequence達成
…と、上記の通りノルマとなるポイントを稼がないと次のステージに挑戦できない。
さらにゴトシープはスーパーボールのようにボヨンボヨンと慣性付きで跳ね回るため、上手く補足して操作し続けないと高得点を叩き出すのが困難になる。
2nd sequenceから一度だけ救援として、「秋水 離陸」ボタンで陸上高高度戦闘機秋水を発進させ、画面左下から右上を袈裟斬りに通過して点数を水増しできる。
……はっきりいって、難易度は暇つぶしなんてレベルで片付くものではない。
ゴトシープの反発性は1回目が最大、そこから3度目の反発で急激に失墜するせいで、ドラッグをミスするとあっという間に地に足を着けてしまう。その割に縦方向の反発には敏感で、変に縦軸に強めにバウンドさせるとしばらくまともに触るのは難しくなってしまう。
何よりゴトシープのドラッグの当たり判定が見た目以上に小さく、出来るだけゴトシープの体にカーソルを当ててドラッグしないとスカして地面に落ちてしまう。重心の位置も独特で、体の中心ではなくお腹の辺りに重心があるせいで、跳ね返ると接触面によっては予想以上に広角に跳ね返っていく。
またカーソルもPC設定に合わせたもので変化がないので、デフォルトのものだと敵機の大群に埋もれて見失い安く、慌てて変にドラッグして打ち上げてしまうと復旧は困難となる。
そのクセ、ひたすらシンプルな操作性で上手く点数を稼げた際の達成感と快感から、謎の中毒性まで備えてしまい、入渠待ちの暇つぶしのはずが艦隊運営そっちのけで熱中してしまう提督が続出してしまった。
コツとしては、ゴトシープが空中にいる間に左右にドラッグしてやることで、上下に跳ねてタイムロスを生む危険性を減らすことが出来る。さらにマウスも出来るだけ画面中央で構えておき、ゴトシープのバウンドが遅くなった時点ですぐさま左右にドラッグし、出来るだけ画面の底に落ちないようにすることで高得点を狙いやすくなる。
なおゲーム開始時とゲームオーバー時のアナウンスはゴトランドが会敵時のボイスと中破時のボイスで担当し、迎撃中の音声は第1艦隊の中からランダムで選出される。
撃墜するペースが良好なら攻撃時のボイスが、不調だと小破時のボイスで応答する。
……つまりゴトシープを率いているのは、第1艦隊のメンツってことか?(汗)
この仕様を応用すると、秘書艦単艦にしていれば攻撃時のボイスは秘書艦のものが確実に採用されることになる。何気に戦闘以外で秘書艦の勇姿(?)が拝める、珍しいパターンといえる。
今後の反響次第では更なるアップデート、もしく反対に撤収の可能性が運営から示唆されており、しばらくは運営の心意気に乗っかって遊び倒せそうである。
まさかの
2020年6月19日のメンテナンスでFight IIなるアップデート版が実装された。
一部の提督に不評であった序盤の難易度が緩和された他、従来の5thに加えExtraが追加され全6ステージに変更された。また飛ばすとゴトシープが光る様になり、大量の敵が出現していても捕捉しやすくなった。