概要
ニュクスとはギリシャ語で『夜』の意味で、夜の神格化である。
同時にギリシャ神話の神であり、カオスから産まれた女神とされる。
「夜」という「闇」の神である事からか、ゲームやアニメ等ではラスボス等を務める事が多い。
なお息子である神は「死」のタナトスと「眠り」のヒュプノスの兄弟である。
誘導分岐
- 「女神転生」シリーズに登場する悪魔。ペルソナ3のボスとして登場したもの。→ニュクス・アバター
- 「バイオハザード アウトブレイク」のラスボス。
- 「ゴッドイーター」に登場するアラガミの一種。
- 「ファイアーエムブレムif」のキャラクター。→ニュクス(FEif)
- 「悪魔城ドラキュラ ギャラリーオブラビリンス」の敵キャラクター。→ニュクス(悪魔城ドラキュラ)
- マッドマックス・怒りのデスロードに登場する人物。→ニュークス(※つづりは同じだがニュクスとは実際関係ない。)
女神転生シリーズのニュクス
初出は『真・女神転生Ⅱ』で種族”夜魔”の最上位。ゲーム上のドット絵では”女神”フレイアの色違いだったが、金子一馬による公式画ではドレスを着た「夜の女王」といった姿に描かれた。後にこの姿は『真・女神転生Ⅲ』で3DCG化されている。
『女神異聞録ペルソナ』では隠しシナリオ「雪の女王」編の黒幕として、イメージCGとラスボスの体の一部として登場。この時のデザインは『ソウルハッカーズ』の”夜魔”の最上位として登場したものにも使用されている。
世界観などの設定が大きく変わった『ペルソナ3』では物語の根幹となる存在として登場した。なおpixivで投稿されている作品は化身であるニュクス・アバターである。
バイオハザードのニュクス
アウトブレイクFILE2に登場するラスボス。アンブレラが研究の末に造り出した生物兵器だが、試作体であるため、厳密にはB.O.W.にはなっていない。
非常に強力でなんでもかんでも取り込んでしまうという貪食性を持つ肉塊であり、アンブレラの制御を一切受け付けないために特殊合金のコンテナに収容されていた。しかし、ヘリでラクーンシティ外に運搬する際に敵からの攻撃を受けた事でコンテナが破損、回収不可と判断された結果U.B.C.S.を送り込まれ処理されかけるも、それを返り討ちにして取り込んでしまう。更に瀕死だったとはいえ、そこら辺を通りかかったタイラントRすら喰らい、取り込んでしまう。
その後はケビンらラクーンシティ一般市民たちの前に立ちはだかる。動きは鈍重だが触手が容赦なく相手に襲い掛かる他、遠距離へは体の一部を飛ばして潰してくる。また、全てを取り込んで固めている右腕の潰し攻撃を受けると体内に取り込まれ、そのままニュクスの一部にされてしまう。この状態ではウイルスゲージが一気に溜まり、ゾンビ化の危険性が非常に高い。脱出方法はニュクスの撃破だが、膨大な体力に加え「コア」以外のダメージを実質受け付けないその性質から、実質脱出方法は皆無に等しい。
圧倒的な強さに加え、最後にふさわしい壮大な楽曲は必聴。設定や詳細が表面的にしかなく、「最強クラス」というだけの情報が当作では見受けられず、更にその後の作品でも登場どころか一切その存在を語られる事が無いため、謎が謎を呼ぶクリーチャーである。
ちなみに、タイラントR戦で起爆スイッチを押してない場合に限り、使用すれば攻撃チャンスを作ることができる。
ゴッドイーターのニュクス
正式名称は「ニュクス・アルヴァ」
。サリエルの感応種であり、特殊な能力を持つアラガミ。サリエル種らしい、ドレスを着こんだ女性のような見た目に、夜の神の名をかたるには眩しい見た目だが、その服の内側は星空のような魅力的な夜が広がっている。こいつに限ってはラスボスではない。このアラガミの嫌らしいところは「近接攻撃が一切通用しない」事。近接に関しては攻撃判定が無いと言ってもいい。そのため、ニュクス出現があらかじめ予測されているミッションに近接キャラを持って行くとまるで役に立たなくなる(雑魚もしくは中~大型アラガミと共に出てくる事が多いため、その処理として頼りにはできるが)。その代り全体的な体力は低い上に部位の耐久も低い。雑魚を積極的に食って行ってバレットを補給し、打ちまくることが推奨されるが、遠距離攻撃を得意とするサリエル種であるために、距離をとって戦っても普通に苦戦する。本筋には登場せず、終盤~クリア後のフリーミッションで闘う事ができる。