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死を喰らう男の編集履歴

2020-07-25 17:06:18 バージョン

死を喰らう男

しをくらうおとこ

ARPG『聖剣伝説3』に登場するキャラクター。(メイン画像左上の道化服の怪人)

CV:北沢力 (LoV) / 杉田智和 (TRIALS of MANA)

概要

本作の主人公の一人ケヴィンの故郷「ビーストキングダム」に突如現れた魔術師。世界のマナの減少を好機に人間への報復を計画する獣人たちに対し、自身の持つ闇の魔術で是非とも協力させてほしいと長である獣人王に志願する。


その正体は、死者の魂を糧に生きる妖魔美獣等の魔界出身の悪魔とは異なる)であり、世界をアンデッドの楽園にしようと企む“仮面の導師”に臣従している。聖域に眠るマナの剣を手にし世界の掌握を目論む主君の命に従い、その一環として、人間からの迫害の歴史から憎悪を抱く獣人たちを焚き付け、国々が覇権を競い合う戦争が起こるように仕向けた。


ケヴィン・シャルロットにとっては、それぞれの愛する人を奪った宿敵でもある。


人物

まるで骨と皮だけのような極端にか細い痩せぎすの体に、仮面を付けた道化師のような姿の不気味な姿の男。武器として大鎌を携えており、その風貌も相まって死神のような印象も受ける。


フル3D化されたリメイク版『ToM』で見る限りでは、そもそも首が存在しないようで、仮面そのものが表情を変化させ、体も節々を動かす度にガシャガシャと軋む音を鳴らしており劇中の肉体はアバターで、本来の肉体ではない可能性が有り得る。

(実際、主人公たちに敗北して消滅しても、まだ死んではいないような不可解な言葉を遺している。)


一人称は「ワタクシ」。

他勢力の幹部たち同様に卑劣かつ冷酷だが、ときにはケヴィンや獣人王、主人公たちの迫力に気圧されたりと弱腰な態度を見せており、意外と小心者なのかもしれない。口調は基本的にかしこまった敬語だが、シャルロットの前では荒々しい口調で凄んでみせたり、ときにはオネェのような珍妙な口調でオドケてみせることも。リメイク版では声を演じた杉田智和氏の怪演もあって、独特の声の強弱や声色の使い分けにより、よりコミカルさと掴みどころのない不気味さが強調された。


また、竜帝傘下の紅蓮の魔導師(メインイラスト右)、黒の貴公子に属する美獣(中央)のように、大恩や情愛から主君に絶対的な忠誠心を持つ二人とは異なり、彼の場合は「死者の世界になれば魂が食べ放題」という利害の一致から仮面の道士に加担している節があり、実際ケヴィン、シャルロット以外のルートで道士が倒されたことを知ると、敵に伝言役を任された後に殺されることを畏れてそのまま逃亡したり、ミラージュパレス入り口での敗戦後もあっさりと身を引いたりしている。

いずれにしても、敵対勢力の幹部キャラの中では邪眼の伯爵と同様、バックボーンの掘り下げなどがされないキャラクターのため、いずれのルートにおいてもその真の正体が判明することはなかった。


なお、こうした容貌や言動もあってか、シャルロットからは「へんてこなオヤジ」と通称されている。…そのお返しなのか、彼自身も彼女を「ガキんちょ」「チビ助」呼ばわりしている。


性能

戦闘では、主人公パーティの人数に合わせてか3体に分身、尚且つ常にピョンピョンと飛び跳ねながら移動し、物理攻撃が非常に当て辛い。加えて、『コールドブレイズ』や『スタンウィンド』『ストーンクラウド』といった状態異常効果付きの攻撃魔法を数多く使いこなす。また、ランダム選択した主人公一人を即死させる『ルーレット・デス』なる技を使用する。


作中での動向

息子ケヴィンを理想の戦闘マシーンにするべく一計を案じた獣人王の命令で、ケヴィンが保護したちびウルフのカールを闇の魔術で凶暴化させ、ケヴィンを襲わせる。結果、ケヴィンは獣人族の特性を覚醒しウェアウルフの姿へ変貌し、暴走のままカールを殺害してしまう。その後、事実を知ったケヴィンから怒りを買い詰め寄られるも「聖都ウェンデルの光の司祭ならカールを生き返らせられる」と嘘を吹き込んで、体良く国から遠ざける。


獣人たちが占拠した要塞都市ジャド近郊のラビの森にて、ビースト兵を光魔法で瞬く間に打ち倒してみせたウェンデルの神官ヒースの実力に目を付け、不意打ちに闇の魔法を放って気絶させる。側にいたシャルロットを払い除け、そのままヒースを連れて転移魔法で姿を消した。その後ヒースは仮面の道士の元で臣下に加えるべくアンデッド化と洗脳が施され、新たな幹部“堕ちた聖者”へと変貌する。

(実力については死を喰らう男は、彼はあくまでNo.2で自身がNo.1だと強調していた。)


ケヴィンがいなくなってからは、獣人王と討伐隊隊長のルガーに媚を売りながら軍の実権を握り、聖域へ入るべく各地のマナストーンの力を解放する古代呪法のために必要な魂を集めようと暗躍。同じく世界の覇権を狙う魔法王国アルテナナバール王国もまた、マナストーン解放のために各地を侵攻するようになる。

(このとき死を喰らう男自身はマナストーン解放にはさほど積極的に動いていなかったが、これは自身が動かずとも他勢力が解放してくれると踏んでいたことや、争いが長期化すればその分死者が増え、自身の糧である魂にありつけると企んだためとも考えられる。)


主人公たちが精霊探しのため世界各地を巡っていた際、月読みの塔入り口で再登場。月のマナストーンを狙うアルテナ兵二人をルガーに倒させ、その魂を(ちゃっかりピンハネしながら)仮面の道士の元に送ろうとしていたところを戻ったケヴィンに発見される。カールの件で騙されたケヴィンは怒りのまま襲いかかるが、男は即座に魔術で彼の動きを制止。そのまま魂を喰らおうとしていたところを主人公たちに割り込まれる。このまま全員まとめて魂を奪ってやろうとするも、ケヴィンの姿を見て戻ってきたルガーが、ケヴィンや主人公たちを自身が倒すと宣言されると、あっさりと手を引いて戦いを傍観。ルガーが敗れると「キーッ!おぼえてらっしゃい!」と捨て台詞を吐いて塔の中へと消えていった。


主人公が八精霊すべてを味方につけたのと同じ頃、目論見通りマナストーンもすべて解放されて聖域へのゲートが出現。ビースト軍を率いて聖域へと入り、アルテナ、ナバールとの三つ巴の激戦を繰り広げる。


ケヴィン、シャルロットが主人公でない場合

フェアリーを攫った別勢力により仮面の道士が倒され、堕ちた聖者も道士が倒された影響でこれまでの記憶を失い何処かへと姿を消してしまう。遺された自身は主君を打った敵勢力に脅され、主人公への伝言役(自称メッセンジャーボーイ)として駆り出される羽目になり、すごすごと主人公たちの前に姿を現した。


主人公たちに一通りの伝言を伝えるとともに「どうせこの後戻っても殺されるだろうから、このままトンズラする」「あなたたちも逆らわないほうが賢いヨ!」とアドバイスも添えて、そのまま茂みの中へとそそくさと退散していく。また、このときシャルロットがパーティにいると、ヒースの行方について詰問され、ぶっきら棒に上述の経緯を伝えてくる。


二人が主人公の場合

堕ちた聖者と協力してフェアリーを誘拐し、マナの剣を持ってビーストキングダムまで来るように要求し姿を消す。一行が駆け付けたビーストキングダムでは、獣人王が鎮座する玉座の前で、フェアリーの身柄を条件にマナの剣を譲渡するように命令。このときケヴィンは、獣人王も彼らに加担していると疑っていたが、当の本人は「猿芝居には付き合っておれん」と無関心に吐き捨て、その場を離れていってしまう。死を喰らう男の方も、マナの剣を入手する上で獣人たちは「用済み」だと返すが、何をするわけでもなくその背中を見送るだけだった。


マナの剣を手にしてからは本拠地であるミラージュパレスに戻り、仮面の道士に剣を献上する。その後、主人公たちは彼らが剣の力で復活させた8体の神獣を倒すため、再び世界中を巡ることになる。


ミラージュパレスが隠された幻惑の森にて、体を透過させて油断する主人公たちを不意打ちで殺害しようとするも、一行が闇のマナストーンの前で手に入れた「幻想の鏡」により今一歩のところで術が破られてしまい、そのまま戦闘に及ぶことになる。敗北後は「…でもワタクシは死にませんヨ!」「またどこかでお会いするかもネ!ヒヒヒ…」と、不可解な言葉を残しながら消滅し、最後まで謎多き人物として物語からフェードアウトする。


この為、どのルートでも死亡しない為、敵対勢力の中でも貴重な生き残りとなる。


関連項目

聖剣伝説3 敵キャラ ボスキャラ 宿敵

ダークリッチ

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