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フハハハ…これが新しい神の姿だ!

神々しかろう!さあ、地にひれ伏し、祈るのだ!

そして、新しい神の生贄として、死ね!


解説編集

CV:勝杏里

本作のラスボス(デュランアンジェラが主人公の場合)。

紅蓮の魔導師黒耀の騎士が与する黒幕であり、強大な闇の魔力を持ったドラゴン族の長・竜帝の(おそらく)本来の姿。


作中の動向編集

全編共通編集

12年前、ドラゴンたちを率いて『第二の世界大戦』を引き起こした張本人であり、「古の都ぺダン」を壊滅させるなど世界中に災厄を撒き散らしたが、本拠地であるドラゴンズホールにてフォルセナの王子リチャードと、黄金の騎士ロキと戦った。最期はロキの捨て身の攻撃に不覚を取り、共に深い谷底へと落下していった。


肉体は死んだものの精神はまだ生きており、後にドラゴンズホールを訪れた紅蓮の魔導師と出会う。魔法大国の生まれでありながら、まるで魔法が使えないことを悲嘆する彼の弱みに付け入り、強大な闇の魔力を与える代わりに命の半分を譲るように唆す。


復活を果たすが、人間一人の命では全盛期の力を取り戻すには程遠かった。そこで聖域に眠るマナの剣を利用して神獣たちの力を取り込み、一気に完全復活を目論む。


手始めに忠実な部下となった紅蓮の魔導師を従え、更にロキの死体を黒耀の騎士として復活させ操り人形とした。そして世界各地のマナストーンの力を解放し、聖域へのトビラを開かせようと目論む。

しかも自身は表舞台には出ず、紅蓮の魔導師にアルテナの女王ヴァルダを洗脳させ、各国への戦争を仕掛けさせた。


デュラン・アンジェラ以外が主人公の場合編集

フェアリーを拉致した別の勢力が本拠地ドラゴンズホールに刺客を送り込んだことで暗殺され、姿を現す前に物語から退場する。


デュラン・アンジェラが主人公の場合編集

紅蓮の魔導師と黒耀の騎士が聖剣を抜いた主人公たちの隙を突いてフェアリーを連れ去り、彼女と理の女王を人質に聖剣を奪取。間もなく、力が解放されたマナストーンから8体の神獣が復活し、世界は混沌を極めることとなる。


その後、主人公たちは各地の神獣を討伐することになるが、これにより暗黒剣へと変異させたマナの剣が神獣の力を次々に吸収、ついに8体全てが倒された後に剣を破壊し、蓄積されたエネルギーを取り込んだ。その魔力は絶大で、自らをマナの女神をも超えた存在“超神”と称し、如何なる存在も自分を斃せる者などいないと豪語する。


聖剣伝説3

しかし間もなく、マナの女神による最後の抵抗で苦しみだし、急ぎ女神を倒すために聖域へと入りマナの樹を切り倒す。一足遅れて駆けつけた主人公たちに女神の死を伝えると共に、自らもドラゴンとしての姿を顕にし、最後の決戦に挑む。


しかし、借り物の力では主人公たちの心にある『希望』というマナの剣を折ることはできず、敗北を喫する。肉体も精神も滅び、今度こそこの世界から完全に消滅した。


人物編集

一人称は「わし」。

他の黒幕たちと同様に強い野心を持った存在であり、そのためであれば死者の魂すら利用するなど手段は選ばない。黒幕たちの中では比較的これといった悲劇的なバックボーンなどが存在しないため、最も純粋悪と言えるキャラクター。しかし、主人公たちをドラゴンズホールで足止めさせるため自ら殿を申し出た紅蓮の魔導師には「うむ、遅れるな」と言伝を与えるなど一定の信頼を置いていた模様を見せており、人間不信の黒の貴公子や他者を憎悪し続ける仮面の道士とは一線を画す。


ラスボス3人と大魔女

画像はリメイク版のもの。中央下側の兜をかぶった中年男が竜帝である。

普段は人間と大差のない30~40代の男性のような姿をしており、羽を広げた竜の形をした金色の兜と緑色のローブ、赤い襟巻きをまとっている。また、兜の後部からは長い尻尾が伸び、胴体に螺旋状に巻きつけている。SFC版ではヒゲを生やしていたが、リメイク版ではなくなっている。

何気にラスボスの中では唯一、最初から人間ではないにもかかわらず一番人間らしい見た目をしている。


真の姿はオレンジと白の二色の鱗からなる巨大なドラゴンで、甲冑のように段々に重なった大きな鱗や疎らに並んだ鋭い牙など醜悪な外見をしている(本人は神々しいと称しているが)。全身像が画面に収まり切れない程のその体躯は、3体のラスボスたちの中では最も巨大な体躯である。


戦闘編集

原作SFC版編集

 戦闘時はその巨大な体躯を生かした攻撃と画面全体が攻撃範囲のブレス『フレア』や自身の属性を変化させ弱点を変化させるなど、攻守ともに長けた自身の特性を生かして主人公たちと最後の死闘を演じる。生命力(HP)も数値の上では一番高い(無敵化を行うアークデーモンの方が事実上高いだろうが)。

 そして最も恐ろしいのがその攻撃力の高さであり、属性の影響を受けない頭突き攻撃を一発食らうだけでHPが半分以下になる事もある。


リメイク版編集

 戦闘システム変更に伴い他の敵キャラ同様にバトル面が大きく変わった。

 恐らく最も影響が大きい変更点は「標的になる部位の増加」で、ヒュージドラゴンは頭・首・胴体・両腕・両足・尻尾の八ヶ所に攻撃することが可能で、他にも標的を複数持つボスは多数だが、その中でも群を抜いて多数である。そしてアークデーモンの両腕やゼーブル・ファーの左右の顔と異なりHPを共有し個別の攻撃もしないのでどこを殴ろうと全部弱点で普通にボスにダメージが入る仕様である。流石に巨大さの兼ね合いで頭・首・両腕には簡単に打撃が入らないが、魔法や広範囲の必殺技なら問題なく巻き込める上に、同時に各部位を叩けば特に減衰することもないので、数倍のダメージを叩き込めてしまう。なんならニンジャマスターの全体忍術なら8ケ所全てに必中なので、普通に雑魚敵の8倍ダメージである(ついでにアビリティ「忍術SP+」「忍術SP+Ⅱ」を付けて火遁や水遁を放てばホークアイのSPを288回収できる)。というかヒュージドラゴンに限った話では無いが、このゲームは「部位」が多いボスほど攻略が容易になる。

 この上、システム上難しかったのか体色変化は一回のみで弱点属性を変えるバリアチェンジもどきもなくなった。弱点属性こそ無いが、吸収・無効・半減もなく、結果的に巨体を3D化して標的部位だらけのザル装甲と化してしまった。

 さらに多彩かつ強力な攻撃手段と、各種攻撃魔法を駆使するのだが、「ターンウインド」と魔法以外は背側に当たり判定が無く、聖剣の勇者達が目の前に居なくても正面に攻撃をぶっ放すという、自称超神がちょっと哀れにすら見える様を晒す。いずれにせよ両足と尻尾付近には多くの攻撃が飛んでこないため、足や尻尾をチマチマ叩きながら魔法攻撃を示す赤範囲やターンウィンドの文字が出たらキッチリ回避するとよい。戦闘中ヒュージドラゴンとてそれなりに立ち位置を変えるのでベタ足で殴って良いわけではないが(というか置物なアークデーモンよりは全然動く)、概ねこれだけでも難易度問わず削り切れる。

 アークデーモンも特定の攻略法が通用しやすかったりする兼ね合いもあり、プレイヤーによってラスボスの難易度ランキングは変わってくるものではある。しかし、安全地帯に近い場所から殴れて、いざとなれば広範囲攻撃でゴリ押しして叩きのめせるヒュージドラゴンはかなり与し易いラスボスになるだろう。まぁ、巨体を持つ敵の足元が疎かなのはお約束だが…。


余談編集

尚、「ヒュージドラゴン」とはSFCオリジナル版におけるNTT出版の攻略本である『完全攻略編』において表記された名前であり、ゲーム中では変身した際には「巨大な竜」(恐らくこれをそのまま英訳したものと思われる)、ターゲット選択時には「竜帝」と表示される。Switch/PS4リメイク版では「ヒュージドラゴン」が正式名称となっている。

「竜帝」の称号は聖剣伝説レジェンドオブマナのドラゴンキラー編ボス、ティアマットも名乗っている。


かつてサービスが展開されていた「サークルオブマナ」でも、1年4か月(サービスの期間が2年半だったので半分以上の期間がイベントに充てられた)の長きに渡って続いた神獣イベントで最後の敵として登場しただけでなく、後期にあたる並行世界編ではよりパワーアップした形態である神竜へと変貌を遂げた。

なお、本作では紅蓮の魔導師が物憂げな反応をした際に「貴様の春はこれからぞ」と励ましたりしているので、部下を彼なりに気遣う場面も見られた。


なお、2020年リメイク版『TRIALS of MANA』では、人間形態時の外見がプレイヤーの間で何かとネタにされる傾向があり、ついにはPC版向けに彼を題材としたネタ系MODが数多く製作される。


関連項目編集

聖剣伝説3 ラスボス 黒幕 /ドラゴン

紅蓮の魔導師 黒耀の騎士

デュラン アンジェラ 英雄王


他の黒幕編集

ダークリッチ アークデーモン


他作品類似キャラ編集

オマージュ元。


ラスボス、竜族の長、人間形態とドラゴン形態を持つなど共通点が多い。


同じく地上の支配を狙うドラゴンの王。過去の戦いで主人公父親によって討ち取られたが、精神のみの存在となって生きているといった共通点を持つ。


「主人公の先祖に敗北したが精神のみとなって生き延びている」「弱者を唆して従え、各国へと侵攻させる」「幾多の魂を取り込んだことで全盛期以上の力を得て復活する」という設定が共通。

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