概要
本名「イルゾワール・エナンシャルク」
転生を繰り返し、不老不死を獲得した某国の皇帝で、死してなおその力と影響力は強大。
皇帝が姉弟の祖国に侵攻した際、ラルクに戦力を削がれ、皇帝自身もシエラに暗殺されてしまう。
その後、地上に執着し奈落を彷徨っているところをジャジャラに見出され、彼のドラグーンとなる。とは言っても厳密にはドラグーンではなく、皇帝も表向きはジャジャラに臣従しつつも、腹の中ではいつか解放される日を待っている。
実は120年前に不死皇帝は珠魅達が棲む各地の煌めきの都市に軍を侵攻しており、この戦いでレディパールが負傷し、それを癒した蛍姫が玉石の座に就くことになる。
これが後に珠魅達の間に軋みを産み、アレクサンドルの裏切り、レディパールの失踪へ繋がることとなり、煌めきの都市は滅びてしまう。
そのため不死皇帝は宝石泥棒編の根本的な原因を作った元凶とも言える。
骨の城でジャジャラを倒しに来た主人公達の前に立ちはだかるが、倒されるとジャジャラを倒す可能性を持った主人公達に喜び、姿を消した。
不死皇帝第2形態
『紫紺の怨霊』クリア後、『真紅なる竜帝』をクリアするまでの間、再び骨の城に行くとジャジャラの死骸を取り込んでパワーアップした不死皇帝と戦うことが出来る。
これはいわゆる隠し要素的なもので、何気なく骨の城に入ったら現れて驚いた人も多いのではないだろうか。
更なる隠し要素
プレイステーション版では更なる隠し要素が存在していた。
それはメモリーカード内に「サガフロンティア2」のセーブデータが存在し、『ニキータ商い道中』をクリアしていると不死皇帝第2形態との戦闘前にちょっとしたイベントが発生。
そのまま不死皇帝を倒すと最強クラスの大剣「丙子椒林剣」が手に入るのだ。
聖剣伝説LOMでは別のゲームのセーブデータと連動した隠し要素がいくつか存在しており、ファイナルファンタジー8やレーシングラグーンのセーブデータがあると他にも隠し要素が発生するようになっていた。
HDリマスター版ではこのセーブデータで起こる要素も一部開放されており、上記の不死皇帝のイベントもPS版と同じように発生し、アイテムを入手できるようになった。
(ただし丙子椒林剣の攻撃力が93から62に弱体化してしまっており、残念ながら最強クラスの大剣とは呼べなくなってしまっている)
関連タグ
ジャジャラ:現在の主。
テセニーゼ:元妻。
ダークリッチ:他の聖剣伝説シリーズで同じようなポジションのボス。