これは少年が火影を目指す物語じゃない
それは父ちゃんの物語だった
他でもない、これは
オレの物語だ
概要
『NARUTO』から平和になった世界が舞台で、うずまきナルトの息子のうずまきボルトが繰り広げる彼の物語である。
劇場版『BORUTO』終了後、クロスメディア展開がスタートした。
漫画
ジャンプフェスタ2016にて、2016年春から週刊少年ジャンプにて月一で連載されることが発表された。
また、2016年4月に発売された21・22合併号には、岸本先生による特別読み切り「NARUTO-ナルト-外伝~満ちた月が照らす道~」が掲載された(本作漫画版1巻に収録)。本作や外伝「七代目火影と緋色の花つ月」の前日譚であり、後にボルトのチームメイトとなる少年ミツキが主人公を務める。
2019年7月の連載よりVジャンプでの移籍連載となる。
原作者である岸本斉史は原作・監修という立場に退き、ストーリーを劇場版『BORUTO』のシナリオ協力やノベライズ版担当『我愛羅秘伝』の原作を担当した小説家の小太刀右京、絵をNARUTOにおいて岸本氏のアシスタントを務めていた池本幹雄が担当している。
物語の始まりは劇場版BORUTOとほぼ同じで、大筒木モモシキを倒した後、独自の展開が繰り広げられる。
前日談として、ボルトがアカデミー入学から卒業までのストーリーが、ノベライズにて書かれている。表紙や挿絵は池本による書き下ろし。
テレビアニメ
そしてジャンプフェスタ2017にて、遂に、TVアニメ化決定が報じられた。
『NARUTO疾風伝』に続き、スタジオぴえろが製作。キャラクターデザイン、音楽担当、声優も続投し、事実上の続編に当たる。
漫画で描かれないTVシリーズの挿話は、同名ノベライズ及びNARUTO新伝で随時展開されている。
書籍のアニメ化の場合、しばしば原作から乖離した設定が増えて「アニメオリジナル」と表現されることが多いが、本作の場合は劇場版を下地に漫画版を執筆、アニメ版に落とし込む際には『NARUTO』での出来事を踏まえてさらに肉付けしており、乖離は最小限に留まっている。
型式としては『ドラゴンボールGT』や『ドラゴンボール超』に近い。
スタジオぴえろが製作、2017年4月から放送中。漫画とは異なり、ボルトが忍者アカデミーを入学する所から物語が始まる。
放送時間帯は水曜午後6時台前半を経て2018年5月に木曜午後7時台後半(アニナルの放送終了時点の時間帯)に移動し、さらに同年10月には日曜午後5時台(笑点の裏番組)へと変遷している。
あらすじ
近代化が進み忍者離れが進む世界、そんな世の中うずまきボルトは忍者アカデミーに通うことにする、様々な困難を乗り越えボルトは忍びになる。
忍者学校時代
- 入学編
うずまきボルトは忍者アカデミーに入学し、学校での新しい友達との出会いやスクールライフを送りながら、クラスでの問題を解決していく。そしてその問題がボルトだけに見える謎のモヤが原因で起こる、ゴーストの仕業だと知ったボルトたちは、かつての木の葉の因縁に巻き込まれることになる。
- うちはサラダ編
うちはサラダは物心ついた時から、父親に会ったことがなかった。写真の眼鏡の女のことが気になり、サラダは親友のチョウチョウと共に父親探しの旅に出る。そこでサラダは父親と対面し、更にはうちは一族の因縁に巻き込まれることになる。
NARUTO外伝『七代目火影と緋色の花つ月』を原作としたストーリー。
- 修学旅行編
ボルトたちはアカデミーの修学旅行として「霧隠れの里」に訪れる。ボルトたちは枸橘やぐやの子孫・枸橘かぐらと仲良くなるが、クラスメイトの結野イワベエは、霧隠れとの因縁から彼をよく思っていない。やがて霧隠れの里のかつての因縁と、渦巻く陰謀に巻き込まれることとなる。
- 忍者学校卒業編
アカデミー卒業間近、シノの教室の生徒たちはそれぞれの進路に向かって進もうとしていた。ボルトたちと一部のクラスメイトは忍になる道を選ぶが、六代目火影・はたけカカシが卒業試験担当教官に名乗り出る。
下忍時代
- 初任務編
ボルトは猿飛木ノ葉丸を担当上忍として、うちはサラダとミツキとスリーマンセルを組むこととなる。が、チームワークがなかなか揃わず任務が上手くいかないのだった。
- 白夜団編
「世のため人のため」を謳って各地で盗みを働く忍の義賊集団「白夜団」が木ノ葉隠れの里を騒がせていた。奈良シカダイはリョウギという少年と親しくなるが、実はリョウギは「白夜団」の一員であった。
- 中忍試験編
中忍昇格試験を控えたボルトたちは、自らの実力を発揮する為に意気込む。ボルトは父・ナルトとの仲が一段と険悪になってしまう。そんな中、うちはサスケが里に帰還し、ボルトは彼に弟子入りすることとなる。一方、その影では大筒木一族の陰謀が迫りくるのだった。
劇場版『BORUTO』及び漫画版序盤を原作としたストーリーだが、オリジナルの展開も描かれている。
新章
- 超チョウチョウ蝶モード編
秋道チョウチョウの恋物語。痩せる術を開発し、テレビドラマで憧れのイケメン俳優・トマルの殺害予告で第七班と第十班とで合同護衛任務に就くこととなる。張り切るチョウチョウだったが、やがてトマルの素性や殺害予告の犯人に辿り着くこととなる。
原作者の岸本が原案を出したストーリー。
- ミツキ失踪編
ミツキは土影のオオノキと知り合い、ある日の境にボルトたちの前から失踪してしまった。ボルトとサラダは里抜けを決心してミツキを追い、ミツキの誕生の秘密を知ることとなる。オオノキは密かに計画を進めており、やがてその計画は、岩隠れの里を巻き込んだ戦いにまで発展することとなる。
- 親子の日編
木ノ葉隠れでは、親子水入らず日を過ごす「親子の日」が設立された。ナルト、秋道チョウジ、サスケはヒマワリ、チョウチョウ(カルイ)、サラダの為に、それぞれ里を駆け巡るのだった。
ノベライズ『ナルト新伝』を原作としたストーリー。
- 呪印感染編
ボルトたち第七班は、筧スミレたち第十五班と共に合同任務を行うことに。スミレは何やら悩みを抱えているようで、そこでは大蛇丸のかつての弟子・重吾が事件に関わっており、思わぬ事件へと発展することとなる。
- 湯煙忍法帖編
猿飛ミライは、はたけカカシとマイト・ガイと共に秘湯の温泉街に行くことに。温泉街の問題を解決していくうちにミライは、生まれた頃にはいなかった父親・猿飛アスマのことを気にするようになり、彼に会いたいと思うようになる。
ノベライズ『木ノ葉新伝』を原作としたストーリー。
- 中忍昇格編
火影室では、ボルトたち同期の忍の中で、誰を中忍に昇格するかで議論されていた。ナルトと奈良シカマルは、ボルトたち同期の忍たちの活躍を振り返るのだった。
- 木ノ葉丸の恋編
木ノ葉丸の恋物語。木ノ葉丸は「仕事が恋人」と自称していたが、橙村の令嬢・宵村レモンと知り合い、お互い惹かれていく。しかし、木ノ葉丸はやがてレモンの本当の使命や、彼女の許婚の明月カンキツの正体を知ることとなる。
- 一尾護衛編
サスケの元を訪ねて砂隠れに向かったボルトは、サスケと我愛羅が大筒木ウラシキと交戦している現場に遭遇する。ウラシキの狙いが一尾のシュカクだと知ったボルトは、我愛羅の義理の息子・シンキと共に、ナルトのいる木の葉の里までのシュカクの護衛任務を任される。
- タイムスリップ編
一尾護衛編に続くストーリーで、ボルトとサスケはウラシキの狙いで、サスケが復讐の為に里抜けした後の過去へタイムスリップしてしまう。そこでボルトは少年期のナルトらや生前の自来也、日向ネジと出会うこととなり、少年のナルトや自来也と協力し、ウラシキとの最終決戦に向かう。
『NARUTO漫画連載20周年記念』作品であり、原作者の岸本が立案したストーリー。
- 貉強盗団編
ボルトたち第七班は、里を騒がせている強盗団『貉』の情報を掴む為、鬼灯城へ潜伏することとなる。鬼灯城での任務が終わった後、里では木の葉の大名・まどかイッキュウがナルトの元へ訪れ、ボルトは息子のテントウと仲良くなるが、テントウが『貉』によって誘拐されてしまう。
漫画版の中忍試験後のストーリーで、前編は漫画版のストーリーを膨らませたエピソードとなっている。
主題歌
オープニング
『バトンロード』
作詞・作曲:谷口鮪
編曲:KANA-BOON
『OVER』
作詞:KOUDAI IWATSUBO
作曲:KEN for 2SOUL MUSIC Inc., Philip Woo, kyte
編曲:KEN for 2SOUL MUSIC Inc.
『It's all in the game』
歌:Qyoto
作詞:Qyoto、+d
作曲:Qyoto、風麻、+d
編曲:Qyoto、鶴澤夢人、+d /
『Lonely Go!』
作詞・作曲:森良太
編曲:Brian the Sun
『ゴールデンタイム』
歌:フジファブリック
作詞・作曲:加藤慎一
編曲:フジファブリック
『ティーンエイジドリーム』
歌:miwa
作詞・作曲:miwa&杉山勝彦
編曲:NAOKI-T
『はじまっていく たかまっていく』
歌:サンボマスター
作詞・作曲:山口隆
編曲:サンボマスター
エンディング
『ドリーミージャーニー』
作詞・作曲:北澤ゆうほ
編曲:the peggies、大久保友裕
『サヨナラムーンタウン』
歌:シナリオアート
作詞・作曲:ハヤシコウスケ
編曲:シナリオアート
『僕は走り続ける』
歌:メロフロート
作詞:MELOFLOAT
作曲:Gouyal
編曲:Youichiro Nomura
『デンシンタマシイ』
歌・作詞・編曲:ゲーム実況者わくわくバンド
作曲:せらみかる
『花鳥風月』
歌:コアラモード.
作詞・作曲:小幡康裕、あんにゃ
編曲:小幡康裕
『ライカ』
作詞・作曲:尾崎雄貴
編曲:Bird Bear Hare and Fish
『ポラリス』
歌:ヒトリエ
作詞・作曲:wowaka
編曲:ヒトリエ
『強がりLOSER』
歌:ЯeaL
作詞・作曲:Ryoko
編曲:渡辺拓也、Ryoko
『Ride or Die』
歌・作詞・作曲・編曲:スカイピース
『未完成な光たち』
歌:福原遥
作詞:H.Aoba
作曲:H.Aoba、N.Sasaki
編曲:佐々木望
『Wish on』
歌:LONGMAN
作詞・作曲:HIROYA HIRAI
編曲:LONGMAN
『Fireworks』
歌・作詞・作曲・編曲:FlowBack
『Maybe I』
歌・作詞・作曲:Seven Billion Dots
編曲:シライシ紗トリ&Seven Billion Dots
スタッフ
アニメーション監修 | 阿部記之 |
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監督 | 山下宏幸(第1話~第66話) 藤井俊郎(第67話~第104話) 甲田正行(第105話~) |
ストーリー監修 | 小太刀右京 |
シリーズ構成 | 上江洲誠(第1話~第66話) 本田雅也(第67話~) |
キャラクターデザイン | 西尾鉄也 鈴木博文 |
サブキャラクターデザイン | 藪野浩二 夘野一郎 黒津安明(第67話~) |
美術監督 | 上野秀行 |
美術設定協力 | 遠藤正明・田中比呂人(第16話~) |
色彩設計 | 今村友栄 |
編集 | 森田清次 宮崎直樹(第1話~第104話)→岡崎由美佳・及川雪江(第105話~) |
撮影監督 | 増野真衣 |
音響監督 | 名倉靖 |
音楽 | 高梨康治 刃-yaiba- |
音楽制作 | アニプレックス |
音楽プロデューサー | 谷澤嘉信(第1話~第26話) |
音響制作 | 楽音舎 |
プロデューサー | 圡方真 町山晃一 |
アニメーション制作 | studioぴえろ |
製作 | テレビ東京 ぴえろ |
登場人物
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BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS